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|デビュー=ゼルダの伝説<ref>ガノンとしての初登場。</ref>(1986年2月21日/FCD)<br />ゼルダの伝説 時のオカリナ<ref>ガノンドロフとしての初登場。</ref>(1998年11月21日/N64)
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{{-}}
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ファイル:ガノンドロフ (ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD).png|170px|サムネイル|左|『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』のガノンドロフ]]
+
[[ファイル:ガノンドロフ (ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD).png|200x200px|サムネイル|『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』のガノンドロフ]]
『ゼルダの伝説』シリーズの多くの作品に登場する悪役キャラクターで、“(大)魔王ガノンドロフ”、“魔王(または魔獣)ガノン”などと呼ばれる。ガノンドロフとガノンは同一の存在で、大男の姿を“ガノンドロフ”、豚やイノシシに似た怪物に変貌した姿を“ガノン”としている。怪物に変貌する場合、その多くは「[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トライフォース トライフォース]」の悪用が契機となっている。<br>
+
『ゼルダの伝説』シリーズの多くの作品に登場する悪役キャラクターで、“(大)魔王ガノンドロフ”、“魔王(または魔獣)ガノン”などと呼ばれる。砂漠の民ゲルド族出身の男で、育ての親は「[[コタケ&コウメ|ツインローバ]]」。ゲルド族は砂漠に拠り所を持ち、人口のほとんどが女性の義賊民族で、百年に一度生まれる男をゲルドの王とするしきたりがあった。ガノンドロフは一族の気質に反発し、非道な盗賊となる。
本編においては、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』の3作品にガノンドロフとして登場する。ガノンドロフおよびガノンは、主人公の[[リンク]]とヒロインの[[ゼルダ]]とは違い、『4つの剣+』を除いて同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明。『ゼルダ』シリーズの多くでラストボスの立場にある。砂漠の民ゲルド族出身の大男で、育ての親は「[[コタケ&コウメ|ツインローバ]]」。ゲルド族とは人口のほとんどが女性の義賊民族で、百年に一度生まれる男をゲルドの王とするしきたりがあった。
     −
ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜いた反動で眠りについた隙に聖地へ侵入。触れた者の望みを叶えるトライフォースをものにすべく接触するが、“知恵”か“勇気”のどちらかが欠けていたためにトライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「“力”のトライフォース」だけが彼に宿った。この一連の出来事は『ゼルダ』シリーズのターニングポイントであり、ここから三つの並行世界へ分岐していくこととなる。<br>
+
ガノンドロフとガノンは同一の存在で、大男の姿を“ガノンドロフ”、豚やイノシシに似た怪物に変貌した姿を“ガノン”としている。怪物に変貌する場合、その多くは「[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トライフォース トライフォース]」の悪用が契機となっている。<br>
その後の展開としては、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸(『風のタクト』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』)」、「リンクが元の時代に戻り、事前に手を打ったため、[https://www.nintendo.co.jp/clvs/manuals/ja/pdf/CLV-P-VAAEJ.pdf 封印戦争]が起きなかった時間軸(『トワイライトプリンセス』『4つの剣+』)」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸(『神々のトライフォース』『ふしぎの木の実』『夢をみる島』『神々のトライフォース2』『(初代)ゼルダの伝説』『リンクの冒険』)」の三つの世界線が描かれている。いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収め損じた末の封印や、別の世界への追放などによって野望を阻止され、時を経ては復活し再びハイラルを支配しようとする、といったことを繰り返している。ただし、「封印戦争が起きなかった時間軸」だけは例外で、『トワイライトプリンセス』においてリンクの手により完全に死亡したのち、数百年後の『4つの剣+』において別個体のガノンドロフが誕生している。
+
本編においては、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』の3作品にガノンドロフとして登場する。ガノンドロフおよびガノンは、主人公の[[リンク]]とヒロインの[[ゼルダ]]とは違い、『4つの剣+』を除いて同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明。多くの『ゼルダ』シリーズにおいてラストボスの立場にある。
   −
現在のところ、『ゼルダ』シリーズにおいては黒幕や元凶としての登場がほとんどで、正統派のシリアスな悪役を貫いている。この点は、同じく任天堂の看板タイトルである『マリオ』シリーズの悪役[[クッパ]]が、時折味方として登場するのと対照的である。唯一『風のタクト』では、情感のある一面も見せる。
+
ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜いた反動で眠りについた隙に聖地へ侵入。触れた者の望みを叶えるトライフォースを手中に収めるべく接触するが、「知恵か勇気のいずれかが欠けている」とトライフォースにみなされたため、トライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「力のトライフォース」だけが彼に宿った。この一連の出来事は『ゼルダ』シリーズのターニングポイントであり、ここからリンクとガノンドロフの戦いの結末によって、三つの並行世界へ分岐していくこととなる。<br>
 +
その後の展開としては、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸<ref>『風のタクト』、『夢幻の砂時計』、『大地の汽笛』</ref>」、「リンクが元の時代に戻り、事前に手を打ったため、[https://www.nintendo.co.jp/clvs/manuals/ja/pdf/CLV-P-VAAEJ.pdf 封印戦争]が起きなかった時間軸<ref>『トワイライトプリンセス』、『4つの剣+』</ref>」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸<ref>『神々のトライフォース』、『ふしぎの木の実』、『夢をみる島』、『神々のトライフォース2』、初代『ゼルダの伝説』、『リンクの冒険』</ref>」の三つの世界線が描かれている。いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収め損じた末の封印や、別の世界への追放などによって野望を阻止され、時を経ては復活し、再び力のトライフォースの所有者としてハイラルの支配を試みる、といったことを繰り返している。<br>
 +
ちなみに「封印戦争が起きなかった時間軸」では、 『トワイライトプリンセス』においてリンクの手により完全に死亡したのち、数百年後の『4つの剣+』において別個体のガノンドロフが誕生しており、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸」では、『風のタクト』においてハイラルの地もろとも海底へと封印され、以降その時間軸では登場しない。
 +
 
 +
『ゼルダ』シリーズにおいては、現在のところ全ての登場作品において、黒幕や元凶といった正統派のシリアスな敵として登場している。この点は、同じく任天堂の看板タイトルである『マリオ』シリーズの悪役[[クッパ]]が時折味方として登場するのと対照的である。唯一『風のタクト』では、情感のある一面も見せる。
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== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
=== ファイター ===
+
シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』から登場。『スマブラDX』では2001年12月18日、『[[スマブラX]]』では2008年3月18日、『[[スマブラfor]]』では3DS版発売後の2014年10月15日と、いずれも発売後に公式サイトで参戦が発表されたが、『スマブラfor』では、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっていた([[#備考]]も参照)。『[[スマブラSP]]』では、2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で、当作の情報が公開されると同時に、参戦することが明らかになった。『スマブラ3DS』までの作品と『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『[[スマブラWii U]]』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』から登場。『DX』では2001年12月18日、『[[スマブラX]]』では2008年3月18日、『[[スマブラfor]]』では3DS版発売後の2014年10月15日と、いずれも発売後に公式サイトで参戦が発表されたが、『スマブラfor』では、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっていた([[#備考]]も参照)。『[[スマブラSP]]』では、2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で、当作の情報が公開されると同時に、参戦することが明らかになった。『スマブラ3DS』までの作品と『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『[[スマブラWii U]]』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
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デザインは、『スマブラDX』では『任天堂スペースワールド2000』で発表された[https://www.youtube.com/watch?v=SvE3yJv3fm0 ゲームキューブの技術デモ映像]に登場した際のものに準拠している。このデザインでは『時のオカリナ』をベースに、肩部や膝部にあったスパイクが宝飾品に変更されたり、マントの丈が長くなっているなどといったアレンジが施されている。<br>
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『スマブラX』では『トワイライトプリンセス』がベースとなっている。『スマブラfor』では新たにディテールに加えられ、マントが破れかけになり、胸部には原作において六人の「賢者」に処刑されかけた際に、剣で貫かれてできた傷が付加されている。<br>
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『スマブラSP』では再び『時のオカリナ』がベースとなり、頭部の装飾品やマントが大人時代で登場した時のものに変わっている。
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声は、『スマブラDX』では『時のオカリナ』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B6%9D%E9%AB%98%E5%A3%AB 長嶝高士]による原作で収録された音声が使用されており、本作で新たに使われた音声も含まれている<ref>なお、原作では『スマブラDX』において「魔人拳」などに使われている一部のボイスはピッチ下げされている。</ref>。<br>
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『スマブラX』と『スマブラfor』では『トワイライトプリンセス』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E7%94%B0%E6%B5%A9%E5%BE%B3 宮田浩徳]による原作で収録された音声が使用されている。<br>
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『スマブラSP』では長嶝高士が新規収録で担当している。
   −
デザインは、『スマブラDX』では『任天堂スペースワールド2000』で発表された[https://www.youtube.com/watch?v=SvE3yJv3fm0 ゲームキューブの紹介映像]に登場した『時のオカリナ』のガノンドロフ<ref name="Ganondorf_OoT_design" />を、『スマブラX』では『トワイライトプリンセス』のものをベースにしている。『スマブラfor』では、『スマブラX』と同じものをベースにしつつディテールに手が加えられ、マントが破れかけていたり、胸部に、原作において六人の「賢者」に処刑されかけた際に、剣で貫かれてできた傷が付加されていたりする。『スマブラSP』では『時のオカリナ 3D』のもの<ref name="Ganondorf_OoT_design" />をベースにしている。
     −
声は、『スマブラDX』では『時のオカリナ』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B6%9D%E9%AB%98%E5%A3%AB 長嶝高士]による原作で収録された音声を加工したものを使用している。『X』と『for』では『トワイライトプリンセス』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E7%94%B0%E6%B5%A9%E5%BE%B3 宮田浩徳]による原作で収録された音声を使用している。『スマブラSP』では長嶝高士が新規収録という形で担当している。
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『スマブラDX』では当初は登場させる予定はなかった<ref name="sokuhou_ganon">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1218/index.html 速報スマブラ拳!! : ガノンドロフ]</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return519.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>が、原作側からモデルの提供を受けていたこと、全身のバランスが[[キャプテン・ファルコン]]と似ていること、参戦要望が多かったことなどにより、ファルコンの[[モデル替えキャラ]]として参戦した。そのためか、『時のオカリナ』のような、光弾や長時間の空中浮遊といった魔力を際立たせたアクションは行わない。また、剣も『スマブラDX』では[[勝利演出]]と[[#アートワーク]]、『スマブラX』では[[アピール]]で見せるのみで、戦闘に用いることはなかった。『スマブラfor』では[[カスタマイズ必殺ワザ]]の「魔人剣」でついに剣を使い、『スマブラSP』では各スマッシュ攻撃で大剣を振るうようになった。
   −
『スマブラDX』では当初は登場させる予定はなかった<ref name="sokuhou_ganon">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1218/index.html 速報スマブラ拳!! : ガノンドロフ]</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return519.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>が、原作側からモデルの提供をされていたこと、全身のバランスが[[キャプテン・ファルコン]]と似ていること、参戦要望が多かったことなどにより、ファルコンの[[モデル替えキャラ]]として参戦した。そのためか、『時のオカリナ』のような、光弾や長時間の空中浮遊といった魔力を際立たせたアクションは行わない。また、剣も『スマブラDX』では[[勝利演出]]と[[#アートワーク]]、『スマブラX』では[[アピール]]で見せるのみで、戦闘に用いることはなかった。『スマブラfor』では[[カスタマイズ必殺ワザ]]の「魔人剣」でついに剣を使い、『スマブラSP』では各スマッシュ攻撃で大剣を振るうようになった。<br>
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「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、紫炎をまとわせた体術は弩級の破壊力を持つ。特に『スマブラX』以降においては、同じくパワーファイターである[[クッパ]]や[[ドンキーコング]]が、見た目によらず、ワザを器用に応用した戦術が可能な調整をされてきたのに対し、ガノンドロフは[[弱攻撃]]からして大技に近く、さらに比較的挙動がシンプルなワザが多いため、(プレイヤーによって開拓されたテクニックを除けば)純粋なパワーファイターとしての性質が全面に押し出されている。ちなみに、ファルコンをベースとしつつもガノンドロフに合うようモーションが洗練され、純粋なモデル替えキャラではなくなったのも『スマブラX』以降である。
「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、紫炎をまとわせた体術は弩級の破壊力を持つ。特に『X』以降においては、同じパワーファイターの[[クッパ]]や[[ドンキーコング]]が意外に器用なこともできるのに対し、ガノンドロフは[[弱攻撃]]からして大技のとても純粋なパワーファイターとなっている。『スマブラX』以降は、ファルコンをベースとしつつもガノンドロフに合うようモーションが洗練されており、純粋なモデル替えキャラではなくなっている。
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これらのことから『スマブラ』のガノンドロフは、「キャプテン・ファルコンからスピードの能力値を抜き取り、全てパワーに割り振ったファイター」といえる。
+
これらのことから『スマブラ』のガノンドロフは、「キャプテン・ファルコンからスピードの能力値の大半を抜き取り、パワーに割り振り直したファイター」といえる。
    
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
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=== [[亜空の使者]]における役割 ===
 
=== [[亜空の使者]]における役割 ===
"[[マスターハンド]]"の側近たる司令官として、実動部隊のクッパ軍団に逐次指示を出していた。また、[[亜空軍|エインシャント卿]][[亜空軍|ロボット軍団]]を、ファイター達もろとも大量の[[亜空軍#亜空軍の兵器|亜空間爆弾]]で自爆させようと手元のスイッチで強制的に従わせたり、[[亜空軍#亜空軍の兵器|亜空砲戦艦]]を動員し砲撃を命じたり、クッパと共にマスターハンドに謁見する際、クッパを不意打ちでフィギュアにしたりと、悪役ぶりも遺憾なく発揮している。黒幕たる"[[タブー]]"の存在を知らないまま、操られたマスターハンドに従い行動していた<ref name="x_akuu">[https://www.smashbros.com/wii/jp/gamemode/modea/modea17.html “亜空の使者”の謎]</ref>彼は、やがてマスターハンドが操られていたと知るなり、機先を制さんとタブーに先制攻撃を仕掛けるも、あっけなく返り討ちにされてしまう。その後、リンクとゼルダの手によって復活し、共にタブー打倒に向かった。なお、これはフィギュアの世界の出来事、つまり原作とは直接関係ないストーリーとはいえ、『ゼルダ』シリーズにおける主格の三人が公式作品で共闘する初めてのシーンとなった。
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[[マスターハンド]]の側近たる司令官として、実動部隊の[[クッパ]]軍団に逐次指示を出していた。また、[[エインシャント卿]]のロボット軍団を、ファイター達もろとも大量の[[亜空軍#亜空軍の兵器|亜空間爆弾]]で自爆させようと手元のスイッチで強制的に従わせたり、亜空砲戦艦を動員し砲撃を命じたり、クッパと共にマスターハンドに謁見する際、クッパを不意打ちでフィギュアにしたりと、悪役ぶりも遺憾なく発揮している。黒幕たる[[タブー]]の存在を知らないまま、操られたマスターハンドに従い行動していた<ref name="x_akuu">[https://www.smashbros.com/wii/jp/gamemode/modea/modea17.html スマブラ拳!! (X):“亜空の使者”の謎]</ref>彼は、やがてマスターハンドが操られていたと知るなり、機先を制さんとタブーに先制攻撃を仕掛けるも、あっけなく返り討ちにされてしまう。その後、[[リンク]]と[[ゼルダ]]の手によって復活し、共にタブー打倒に向かった。なお、これはフィギュアの世界の出来事、つまり原作とは直接関係ないストーリーとはいえ、『ゼルダ』シリーズにおける主格の三人が公式作品で共闘する初めてのシーンとなった。
    
実はマスターハンドに忠誠を誓っていたわけではなく、一旦は従属しているふりをしておき、好機が来れば叛旗を翻し、自らがのし上がろうと企んでいた<ref name="x_akuu"/>。実際に作中ムービーでも、マスターハンドに敬礼しつつ邪悪な笑みを浮かべる描写がある。また、クッパとは、マスターハンドへの忠誠心以外にも馬が合わなかったらしい。
 
実はマスターハンドに忠誠を誓っていたわけではなく、一旦は従属しているふりをしておき、好機が来れば叛旗を翻し、自らがのし上がろうと企んでいた<ref name="x_akuu"/>。実際に作中ムービーでも、マスターハンドに敬礼しつつ邪悪な笑みを浮かべる描写がある。また、クッパとは、マスターハンドへの忠誠心以外にも馬が合わなかったらしい。
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|! colspan="3"| 連繋蹴 || 連携突
 
|! colspan="3"| 連繋蹴 || 連携突
 
|-
 
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| ニュートラル空中攻撃
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| 通常空中攻撃
 
|! colspan="4"| 旋風陣
 
|! colspan="4"| 旋風陣
 
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*横強攻撃:突破蹴 {{有無|X}}以降
 
*横強攻撃:突破蹴 {{有無|X}}以降
 
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で、リンクが盾を構えていると使用することがある。喰らうと盾防御が崩される。
 
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で、リンクが盾を構えていると使用することがある。喰らうと盾防御が崩される。
**[https://m.youtube.com/watch?v=RIa79bTDuV4 『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像]にも、リンクに左脚で蹴りを仕掛けるシーンがある。
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**[https://youtu.be/eEF9Utdu-L0 『任天堂スペースワールド2000』の技術デモ映像]にも、リンクに左脚で蹴りを仕掛けるシーンがある。
 
*横スマッシュ攻撃:紫炎肘 {{有無|DX}}{{有無|X}}{{有無|for}}
 
*横スマッシュ攻撃:紫炎肘 {{有無|DX}}{{有無|X}}{{有無|for}}
 
**元は、『スマブラDX』において[[キャプテン・ファルコン]]の「[[キャプテン・ファルコン_(3DS/Wii_U)#横スマッシュ攻撃|オーバーヒートエルボー]]」の動作を流用したワザだが、のちに『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
 
**元は、『スマブラDX』において[[キャプテン・ファルコン]]の「[[キャプテン・ファルコン_(3DS/Wii_U)#横スマッシュ攻撃|オーバーヒートエルボー]]」の動作を流用したワザだが、のちに『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
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}}
 
}}
 
*横スマッシュ攻撃:斬岩 {{有無|SP}}
 
*横スマッシュ攻撃:斬岩 {{有無|SP}}
**『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像に同じ大剣を縦に振り下ろすシーンがあり、動作が多少似ている。
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**一見[[アイク]]の「{{SPワザ|アイク|横スマッシュ攻撃|叩き割り}}」に近い動作だが、『任天堂スペースワールド2000』の技術デモ映像で見せる、大剣を縦に振り下ろす動作にも多少似ている。
 
***ただし、映像では片手で振り下ろしている。
 
***ただし、映像では片手で振り下ろしている。
**剣の振り方が、『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる縦斬りに多少似ているが、剣を構えながらの助走の有無など相違点もある。
+
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる縦斬りにも多少似ている。ただし、剣を構えながらの助走の有無など相違点もある。
 
***同作品に登場する敵、「[[タートナック]]」の[https://m.youtube.com/watch?v=kcSnDaD7r1U 縦斬りの動作]にも多少似ている。
 
***同作品に登場する敵、「[[タートナック]]」の[https://m.youtube.com/watch?v=kcSnDaD7r1U 縦斬りの動作]にも多少似ている。
 
****ただし、タートナックは左手が盾で塞がっているため、剣は片手で振る。
 
****ただし、タートナックは左手が盾で塞がっているため、剣は片手で振る。
235行目: 245行目:  
**直接的な元ネタではないが、『風のタクト』の最終戦前のムービーにおいて、このワザにやや似たフォームの拳撃をリンクに右拳、左拳の順で一発ずつ浴びせるシーンがある。
 
**直接的な元ネタではないが、『風のタクト』の最終戦前のムービーにおいて、このワザにやや似たフォームの拳撃をリンクに右拳、左拳の順で一発ずつ浴びせるシーンがある。
 
*横必殺ワザ:炎獄握 {{有無|X}}以降
 
*横必殺ワザ:炎獄握 {{有無|X}}以降
**『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作が、「炎獄握」の掴みかかる時の動作に近い。
+
**『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作がこれに近い。
 
**『風のタクト』において、「テトラ」の首根っこを左手で掴んで持ち上げた時の姿勢が、「炎獄握」で相手を持ち上げた時の姿勢に近い。
 
**『風のタクト』において、「テトラ」の首根っこを左手で掴んで持ち上げた時の姿勢が、「炎獄握」で相手を持ち上げた時の姿勢に近い。
 +
*横必殺ワザ3:炎獄連撃 {{有無|for}}
 +
**描写的には炎獄握よりこちらの方が、『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作に近い。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ガノンドロフ_横B1.png]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ガノンドロフ_横B1.png]]
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**初代から登場するもう一つの姿。デザインは“魔獣”が『トワイライトプリンセス』、“魔王”が『時のオカリナ』のものとなっている。
 
**初代から登場するもう一つの姿。デザインは“魔獣”が『トワイライトプリンセス』、“魔王”が『時のオカリナ』のものとなっている。
 
**{{有無|SP}} 『時のオカリナ』同様、変身時に全身から青白い閃光を放つ。
 
**{{有無|SP}} 『時のオカリナ』同様、変身時に全身から青白い閃光を放つ。
*[[ガケのぼり#のぼり攻撃|ガケのぼり攻撃]]:左手を右から左に向かって払い、手の甲を前方の相手に当てるように攻撃。
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*[[ガケのぼり#のぼり攻撃|ガケのぼり攻撃]]:左手を右から左に向かって払い、手の甲を前方の相手に当てるように攻撃。{{有無|X}}以降
 
**『風のタクト』の最終戦において、ガノンドロフがゼルダを気絶させる時の動作に似ている。ただし、原作では右手で行う。
 
**『風のタクト』の最終戦において、ガノンドロフがゼルダを気絶させる時の動作に似ている。ただし、原作では右手で行う。
 
***同作のムービーにおいて、「魔獣島」の頂上まで辿り着いたリンクに攻撃する際は左手で行う。
 
***同作のムービーにおいて、「魔獣島」の頂上まで辿り着いたリンクに攻撃する際は左手で行う。
261行目: 273行目:  
*[[属性#属性の一覧|暗黒属性]]のワザ各種
 
*[[属性#属性の一覧|暗黒属性]]のワザ各種
 
**直接的な元ネタではないが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦前のムービーで、ガノンドロフがリンクを呑まんばかりの闇の波動を発生させていることから、原作でも暗黒属性の力を有すると解釈できる。
 
**直接的な元ネタではないが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦前のムービーで、ガノンドロフがリンクを呑まんばかりの闇の波動を発生させていることから、原作でも暗黒属性の力を有すると解釈できる。
 +
***『ゼルダ無双』におけるガノンドロフが使用する大剣も闇属性で、一部の技では闇の力を使った攻撃を使用する。
   −
==== その他 ====
+
=== その他 ===
 
*(上)アピール:浮遊しながら一回転し、体を仰け反らせる。
 
*(上)アピール:浮遊しながら一回転し、体を仰け反らせる。
**体を仰け反らせた時のポーズが、『時のオカリナ』において、魔王ガノンに変身する時のものに似ている。
+
**体を仰け反らせた時のポーズが、『時のオカリナ』において、リンクに跳ね返された光弾の電撃によるしびれを振り払う時や魔王ガノンに変身する時のものに似ている。
 
*[[待機モーション]]:腕組み {{有無|X}}以降 / 勝利演出:高笑い
 
*[[待機モーション]]:腕組み {{有無|X}}以降 / 勝利演出:高笑い
 
**『時のオカリナ』において、聖地へ侵入できるようになったことを喜ぶ際、腕を組み高笑いする。
 
**『時のオカリナ』において、聖地へ侵入できるようになったことを喜ぶ際、腕を組み高笑いする。
297行目: 310行目:  
**『時のオカリナ』のガノンドロフ戦で、光弾を放つ時の声とほぼ同じ。
 
**『時のオカリナ』のガノンドロフ戦で、光弾を放つ時の声とほぼ同じ。
 
*ガノンドロフの剣 {{有無|DX}}{{有無|SP}} / {{有無|X}}{{有無|for}}
 
*ガノンドロフの剣 {{有無|DX}}{{有無|SP}} / {{有無|X}}{{有無|for}}
**『DX』『SP』の剣は、『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像で、リンクと一騎打ちする際に使用した大剣。
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**{{有無|DX}}{{有無|SP}}『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像で、リンクと一騎打ちする際に使用した大剣。
 
***のちに『トワイライトプリンセス』の「タートナック」が、非常に近いデザインの大剣を使用している。
 
***のちに『トワイライトプリンセス』の「タートナック」が、非常に近いデザインの大剣を使用している。
**『X』『for』の剣は、『トワイライトプリンセス』で、六人の「賢者」がガノンドロフを処刑する際に用いた光の剣。
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**{{有無|X}}{{有無|for}}『トワイライトプリンセス』で、六人の「賢者」がガノンドロフを処刑する際に用いた光の剣。
    
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
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<ref name="Ganondorf_OoT_design">『時のオカリナ』のガノンドロフは時代によって姿が異なり、リンクの子供時代では髪が短く、マントを着用していない。大人時代では少し髪が長くなり、マントを着用している。『任天堂スペースワールド2000』のゲームキューブの紹介映像や『スマブラDX』『スマブラSP』では、両方を複合した「短い髪型で、マントを着用した」デザインとなっている。</ref>
   
<ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref>
 
<ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref>
 
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