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|出典=[[ファイナルファンタジーシリーズ]]
 
|出典=[[ファイナルファンタジーシリーズ]]
|デビュー=ファイナルファンタジーVII(1997年1月31日/PS)
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|デビュー=ファイナルファンタジーVII<br>(1997年1月31日/PS)
 
|出演for=1
 
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{{-}}
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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[[ファイル:クラウド (ディシディア ファイナルファンタジー 2015・2ndフォーム).png|200x200px|サムネイル|AC・PS4版『ディシディア ファイナルファンタジー』のクラウドの2ndフォーム(ACコスチューム)]]
 
『ファイナルファンタジーVII』の主人公。金髪のツンツン頭と、身の丈ほどの大剣・バスターソードを軽々と振るうのが印象的。<br>
 
『ファイナルファンタジーVII』の主人公。金髪のツンツン頭と、身の丈ほどの大剣・バスターソードを軽々と振るうのが印象的。<br>
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=== バスターソード ===
 
=== バスターソード ===
 
クラウドが愛用している大剣であり、彼を象徴する武器である。元々の持ち主はソルジャー・クラス1stであり親友でもあったザックス。<br />
 
クラウドが愛用している大剣であり、彼を象徴する武器である。元々の持ち主はソルジャー・クラス1stであり親友でもあったザックス。<br />
物語開始前に起きたある実験により廃人状態となったクラウドを連れ出したザックスが神羅兵に銃殺された際、その亡骸の側から持っていったもの<ref>オリジナル版での描写。『クライシスコア ファイナルファンタジーVII』では息絶える直前のザックスから託される。</ref>。この事件は物語前半におけるクラウドの人格が形成される一因となった。
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物語開始前に起きたある実験により廃人状態となったクラウドを連れ出したザックスが神羅兵に銃殺された際、その亡骸の側から持っていったもの<ref>オリジナル版での描写。『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』では息絶える直前のザックスから託される。</ref>。この事件は物語前半におけるクラウドの人格が形成される一因となった。
    
『FFVII AC』ではザックスの墓標として立てられている。
 
『FFVII AC』ではザックスの墓標として立てられている。
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== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ4・5作目の『[[スマブラfor]]』から登場。『スマブラfor』には発売後の2015年11月13日に放送された『Nintendo Direct 2015.11.13』で有料の[[追加コンテンツの一覧 (3DS/Wii U)|追加コンテンツ]][[ファイター]]としての参戦が発表され、2015年12月16日に販売が開始された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
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シリーズ4・5作目の『[[スマブラfor]]』から登場。『スマブラfor』には発売後の2015年11月13日に放送された『Nintendo Direct 2015.11.13』で[[追加コンテンツの一覧 (3DS/Wii U)|追加コンテンツ]]第5弾の[[ファイター]]として参戦が発表され、2015年12月16日に配信が開始された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
    
『ファイナルファンタジー』シリーズの参戦希望は多々あれど、断トツの人気を誇るキャラであるとして参戦が決まった<ref name="saigonotokuban">[https://www.youtube.com/watch?v=3bFyg4kaVE0 【スマブラ3DS・WiiU】 最後の特別番組]</ref><ref>週刊ファミ通 2016年2月4日号 新春クリエイター対談2016 桜井政博氏×野村哲也氏<br />“桜井 きっちりとした数ではないのですが、今回『スマブラ』に参戦を希望する『FF』シリーズのキャラクターとして、ファンに寄せられた意見の4分の1から3分の1くらいに“クラウド”の名前が挙がっていたんですよ。”</ref>。
 
『ファイナルファンタジー』シリーズの参戦希望は多々あれど、断トツの人気を誇るキャラであるとして参戦が決まった<ref name="saigonotokuban">[https://www.youtube.com/watch?v=3bFyg4kaVE0 【スマブラ3DS・WiiU】 最後の特別番組]</ref><ref>週刊ファミ通 2016年2月4日号 新春クリエイター対談2016 桜井政博氏×野村哲也氏<br />“桜井 きっちりとした数ではないのですが、今回『スマブラ』に参戦を希望する『FF』シリーズのキャラクターとして、ファンに寄せられた意見の4分の1から3分の1くらいに“クラウド”の名前が挙がっていたんですよ。”</ref>。
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出演作品を追うごとにリアルなグラフィックで描写されるクラウドであるが、『スマブラ』ではほかのファイターと並べても違和感のないようにPSP版『ディシディア ファイナルファンタジー』を参考にしたデザインで描かれている<ref>週刊ファミ通 2016年2月4日号 新春クリエイター対談2016 桜井政博氏×野村哲也氏<br />“野村 じつは、今回のクラウドの衣装は、よく見るとオリジナル版ではなく、プレイステーションポータブル版『ディシディア FF』で使われたものなんです。<br />桜井 と言っても、ひと目ではわからないと思います。たとえば、ベルトの構造が違うんですよ。自分たちも、一般に販売されているクラウドのフィギュアなどを購入して比較してみて、「あれ、オリジナル版とここのデザインが違うな」などと確認していきました。<br />野村 クラウドには微妙な変遷があるんです。”</ref>。また、色変えとして『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』のコスチュームがある。こちらは星痕を袖で隠している状態と隠していない状態の二種類がある。
 
出演作品を追うごとにリアルなグラフィックで描写されるクラウドであるが、『スマブラ』ではほかのファイターと並べても違和感のないようにPSP版『ディシディア ファイナルファンタジー』を参考にしたデザインで描かれている<ref>週刊ファミ通 2016年2月4日号 新春クリエイター対談2016 桜井政博氏×野村哲也氏<br />“野村 じつは、今回のクラウドの衣装は、よく見るとオリジナル版ではなく、プレイステーションポータブル版『ディシディア FF』で使われたものなんです。<br />桜井 と言っても、ひと目ではわからないと思います。たとえば、ベルトの構造が違うんですよ。自分たちも、一般に販売されているクラウドのフィギュアなどを購入して比較してみて、「あれ、オリジナル版とここのデザインが違うな」などと確認していきました。<br />野村 クラウドには微妙な変遷があるんです。”</ref>。また、色変えとして『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』のコスチュームがある。こちらは星痕を袖で隠している状態と隠していない状態の二種類がある。
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声は、『キングダム ハーツ』以降の作品で担当する[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%BB%E4%BA%95%E5%AD%9D%E5%AE%8F 櫻井孝宏]が務める。『スマブラSP』では『スマブラfor』で収録された流用が使用されている<ref>後に配信された[[Ver.10.1.0]]では、「超究武神覇斬ver.5」用の新たなボイスが充てられた。</ref>。なお、海外版でも日本語の同じボイスで喋る。
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声は、『キングダム ハーツ』以降の作品で担当する[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%BB%E4%BA%95%E5%AD%9D%E5%AE%8F 櫻井孝宏]が務める。『スマブラSP』では『スマブラfor』で収録された音声が流用されている<ref>後に配信された[[Ver.10.1.0]]では、「超究武神覇斬ver.5」用の新たなボイスが充てられた。</ref>。なお、海外版でも日本語の同じボイスで喋る。
    
身の丈ほどもあるバスターソードを軽々と扱いながら、『スマブラ』ならではの体術の要素を織り込んでいる<ref name="saigonotokuban">[https://www.youtube.com/watch?v=3bFyg4kaVE0 【スマブラ3DS・WiiU】 最後の特別番組]</ref>。原作の戦闘システム「リミットブレイク」は運動性能の上昇や必殺ワザの強化という形で再現され、どれも撃墜につながる強力なものになる。<br />
 
身の丈ほどもあるバスターソードを軽々と扱いながら、『スマブラ』ならではの体術の要素を織り込んでいる<ref name="saigonotokuban">[https://www.youtube.com/watch?v=3bFyg4kaVE0 【スマブラ3DS・WiiU】 最後の特別番組]</ref>。原作の戦闘システム「リミットブレイク」は運動性能の上昇や必殺ワザの強化という形で再現され、どれも撃墜につながる強力なものになる。<br />
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*[[リミットゲージ]] / リミットブレイク
 
*[[リミットゲージ]] / リミットブレイク
 
**『FFVII』を象徴する戦闘システム。リミットは攻撃を受けると溜まり、これがMAXになることでリミットブレイク状態になり、「たたかう」コマンドが「リミット」になって強力な必殺ワザが使用できるようになる。
 
**『FFVII』を象徴する戦闘システム。リミットは攻撃を受けると溜まり、これがMAXになることでリミットブレイク状態になり、「たたかう」コマンドが「リミット」になって強力な必殺ワザが使用できるようになる。
**使用するか倒されてしまうとリミットゲージは0に戻るのも原作と同じだが、『スマブラ』のようにこちらの攻撃や後述の「リミットチャージ」のように自力で溜める手段は存在しない。
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**使用するか倒されてしまうとリミットゲージは0に戻るのも原作と同じだが、『スマブラ』のようにこちらの攻撃や後述の「リミットチャージ」のように自力で溜める手段は存在しないかわり、複数のバトルをまたいで持ち越すことが出来る。
**リミットブレイク状態で移動速度が少し上がるのは、ブレイクした次のターンのATBゲージの溜まり(行動可能になるまでの待ち時間)が飛躍的に速くなる仕様を意識したもの。
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**リミットブレイク状態で移動速度が少し上がるのは、ブレイクした際にATBゲージ(行動可能になるまでの待ち時間)の溜まりが1回だけ飛躍的に速くなる仕様を意識したもの。
 
**リミットブレイク時の効果音は原作の行動可能時や、リミットブレイク発生時に鳴るものと同じ。
 
**リミットブレイク時の効果音は原作の行動可能時や、リミットブレイク発生時に鳴るものと同じ。
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*弱攻撃:キック → コンビネーションキック
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**1-2段目のキック攻撃は、『エアガイツ』に登場した時の技に似ている。
    
*横強攻撃:サイドスラッシュ
 
*横強攻撃:サイドスラッシュ
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*前空中攻撃:メテオスラッシュ
 
*前空中攻撃:メテオスラッシュ
**原作で使えるレベル3リミット技「メテオレイン」使用時においてクラウドが高く跳び上がって剣を振り下ろす動作がもとになっている。原作ではこの動作の後に名称通りに隕石の雨を降らせる。
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**原作で使えるレベル3リミット技「メテオレイン」使用時においてクラウドが高く跳び上がって剣を振り下ろす動作がもとになっている。原作ではこの動作の後に名称通りに隕石の雨を降らせ、攻撃対象がランダムで分散する6回攻撃を繰り出す。
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**『DFF』で使用する「スラッシュブロウ」の3段目の攻撃にもよく似ている。
    
*上空中攻撃:リフトアップ
 
*上空中攻撃:リフトアップ
 
**『FFVII』での「超究武神覇斬」発動時にとるポーズに似ている。『スマブラ』の最後の切りふだの発動時にも見ることができる。『DFF』では、リミットブレイク時に同様のポーズをとる。
 
**『FFVII』での「超究武神覇斬」発動時にとるポーズに似ている。『スマブラ』の最後の切りふだの発動時にも見ることができる。『DFF』では、リミットブレイク時に同様のポーズをとる。
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**『DFF』で使用する「月牙天昇」にもよく似ている。
    
*下空中攻撃:アンダースタップ
 
*下空中攻撃:アンダースタップ
 
**空中で下に剣を突き立てるという点において、[[セフィロス]]の「獄門」と共通している。
 
**空中で下に剣を突き立てるという点において、[[セフィロス]]の「獄門」と共通している。
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**クラウド自身が使用する『キングダム ハーツ』の「クライムハザード」やPSP版『DFF』の同技の締めは下突き攻撃であり、後者は急降下しない点も共通している。
    
*前投げ:ロケットキック / 上投げ:ダブルスピンキック / 下投げ:バッシュダウン
 
*前投げ:ロケットキック / 上投げ:ダブルスピンキック / 下投げ:バッシュダウン
**クラウドではなく仲間の一人の[[ティファ]]が使うリミット技に似ている。それぞれ「サマーソルト」、「水面蹴り」、「メテオストライク」。下投げはそれの簡略版といったイメージ。
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**クラウドではなく仲間の一人の[[ティファ]]が使うリミット技に似ている。それぞれ「サマーソルト」、「水面蹴り」、「メテオストライク」の簡略版といったイメージ。
    
*通常必殺ワザ:破晄撃
 
*通常必殺ワザ:破晄撃
**複数の敵を攻撃するレベル2リミット技。原作や『DFF』等では上から下への振り下ろしになっており、斬り上げる動作はオリジナルのものになっている。
+
**対象以外の他の敵にもダメージを与えることが出来るレベル2リミット技。原作や『DFF』等では上から下への振り下ろしで衝撃波を放つ技で、斬り上げる動作はオリジナルのもの。
 +
***原作では敵が複数体いた場合に、最初にヒットさせた敵のところから衝撃波が分散し、残りの敵へと攻撃することができた。
 
**衝撃波は通常時(緑)は原作、リミット時(青)は『FFVII AC』のワンシーンを意識していると思われる。
 
**衝撃波は通常時(緑)は原作、リミット時(青)は『FFVII AC』のワンシーンを意識していると思われる。
    
*横必殺ワザ:凶斬り
 
*横必殺ワザ:凶斬り
**レベル1リミット技。原作では確率でマヒ状態にすることができる単体攻撃。
+
**ゲーム途中で追加されるレベル1リミット技。原作では「ブレイバー」よりも威力が高く、確率でマヒ状態にすることができる単体攻撃。
 
***原作や『DFF』では3回、一部の作品では4回、剣を振って「凶」の字を書きあげる技になっている。『スマブラ』のように5回振って正しい書き順で「凶」の字を書き上げるのは『エアガイツ』ぐらい。
 
***原作や『DFF』では3回、一部の作品では4回、剣を振って「凶」の字を書きあげる技になっている。『スマブラ』のように5回振って正しい書き順で「凶」の字を書き上げるのは『エアガイツ』ぐらい。
***『スマブラSP』では「凶」のエフェクトが『DFF』のような斬撃らしい線の細いものになった。
+
***『スマブラSP』では「凶」のエフェクトがAC・PS4版『DFF』のものを基にした斬撃らしい線の細いものになった。
    
*上必殺ワザ:クライムハザード
 
*上必殺ワザ:クライムハザード
 
**レベル2リミット技。原作通り、最初に突きを放ってそのまま飛び上がりながら斬る。
 
**レベル2リミット技。原作通り、最初に突きを放ってそのまま飛び上がりながら斬る。
***追加入力の斬り下ろしは『スマブラ』独自のもの。もしかしたら「ブレイバー」(クラウドが最初から使えるレベル1リミット技)を意識しているのかもしれない。あちらも動作が斬り下ろしということが共通している。
+
***追加入力の斬り下ろしは『スマブラ』独自に追加されたものだが、この部分は「ブレイバー」(クラウドが最初から使えるレベル1リミット技)を意識しているのかもしれない。
 +
****「ブレイバー」とは動作がジャンプしてからの斬り下ろしという点が共通している他、斬り下ろし直前の姿勢は原作における同技の使用時のものとほぼ同じものになっている。
 
***『DFF』等では最初に突進、追加入力で斬り上げ、さらに上空へ連れた相手を斬り飛ばして下に激突させる技になっている。急降下はしない。
 
***『DFF』等では最初に突進、追加入力で斬り上げ、さらに上空へ連れた相手を斬り飛ばして下に激突させる技になっている。急降下はしない。
***『キングダム ハーツ』では下へ急降下する技になっている。こちらは突き攻撃。
+
***『キングダム ハーツ』では急降下しながら下突きを繰り出す技になっている。
    
*下必殺ワザ:リミットチャージ / 画竜点睛
 
*下必殺ワザ:リミットチャージ / 画竜点睛
**「リミットチャージ」は『スマブラ』オリジナルのコマンドであり、原作では自力でリミットゲージを溜める手段はない。ただ、PSP版『DFF』に登場するガブラスが使う特技に「EXチャージ」という物がある。ガブラスはEXモード(パワーアップ)になってから本領発揮するキャラクターで、自力でゲージを溜めると言う点で共通する物がある。
+
**「リミットチャージ」は『スマブラ』オリジナルのコマンドであり、原作では自力でリミットゲージを溜める手段はない。ただ、PSP版『DFF』においては、後述の「超究武神覇斬」 はEXバースト発動時にボタン連打でリミットゲージを溜めることで繰り出せるようになっており、こちらの仕様が基になっているのかもしれない。
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***また、同『DFF』ではガブラスが使う特技に「EXチャージ」という物がある。ガブラスはEXモード(パワーアップ)になってから本領発揮する前提の性能であるが、自力でゲージを溜めると言う点で共通する物がある。
 
***ゲージが待機時間で溜まっていくという点では「ATBゲージ」を髣髴とさせる。
 
***ゲージが待機時間で溜まっていくという点では「ATBゲージ」を髣髴とさせる。
***チャージ中の剣の構えは、『FFVII』での「クライムハザード」の開始時動作と同じ。
+
***チャージ中の剣の構えは、PSP版『DFF』で「超究武神覇斬」を使う際にリミットゲージを溜める動作が基になっており、空中での構えが特に近い。
 
***チャージ完了時の台詞「限界を超える」は、PSP版『DFF』で「超究武神覇斬」を使う際にリミットゲージがMAXになった時からの引用。
 
***チャージ完了時の台詞「限界を超える」は、PSP版『DFF』で「超究武神覇斬」を使う際にリミットゲージがMAXになった時からの引用。
**「画竜点睛」はレベル3リミット技。原作では竜巻を飛ばし、敵を戦闘から吹き飛ばす即死付与系の技。即死耐性を持っている敵はそのままダメージを与えるだけになっている。ダメージ1%でふっとばしが強いというのはこれを意識している。
+
**「画竜点睛」はレベル3リミット技で、竜巻を飛ばして敵を戦闘画面外に吹き飛ばすという形で即死を付与する。ダメージ1%でふっとばしが強いというのはこれを意識している。ただし、原作では即死付与に失敗しても「ブレイバー」と同量の大ダメージを与える効果もある。
    
*最後の切りふだ:超究武神覇斬
 
*最後の切りふだ:超究武神覇斬
**他のすべてのリミット技を修得した上で同名のアイテムを使用することで使用できるようになる、クラウドの代名詞と言えるレベル4リミット技。原作では全段強制クリティカルの15回連続攻撃になるが、敵が複数いると攻撃対象はランダムで分散する。
+
**クラウドの代名詞と言えるレベル4リミット技。原作では全段強制クリティカルの15回連続攻撃になるが、敵が複数いると攻撃対象は一定回毎にランダムで分散する。
***プレイ内容にかかわらず、ラスボス戦後のセフィロスとの一騎打ちイベントでは強制的にこのワザのみで引導を渡すことになる。
+
***通常は他のすべてのリミット技を修得した上で同名のアイテムを使用するという条件で使用できるようになるのだが、プレイ内容にかかわらず、ラスボス戦後のセフィロスとの一騎打ちイベントでは強制的にこのワザ(またはセフィロスの攻撃に対して確定発動するカウンター)で引導を渡すことになる。
 
**使用した時に技名ウィンドウが表示される演出付き。原作シリーズでは『FFIV』からの伝統。
 
**使用した時に技名ウィンドウが表示される演出付き。原作シリーズでは『FFIV』からの伝統。
 
**斬り下ろしからそのまま着地し爆発でふっとばす動作は『スマブラ』独自のもの。  
 
**斬り下ろしからそのまま着地し爆発でふっとばす動作は『スマブラ』独自のもの。  
**『DFF』や『DDFF』でもEXバースト(いわゆる超必殺技)で使用することができる。あちらではボタン連打でリミットゲージを溜めることで、ダメージを増加させられる。あちらも入力成功時は最後の斬り下ろしで爆発させるのだが、EXバースト特有の空間内なので着地せずその場で爆発させる。
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***『DFF』や『DDFF』でもEXバースト(いわゆるフィニッシュ用超必殺技)で使用することができる。あちらではボタン連打でリミットゲージを溜めることで、ダメージを増加させられる。あちらも入力成功時は最後の斬り下ろしで爆発させるのだが、EXバースト特有の空間内なので着地せずその場で爆発させる。
    
*偶数カラー時の最後の切りふだ:超究武神覇斬ver.5 {{有無|SP}}
 
*偶数カラー時の最後の切りふだ:超究武神覇斬ver.5 {{有無|SP}}
**『FFVII AC』でセフィロスを倒した技。分離した合体剣を持ち換えながら高速で斬撃し、最後は上から急降下して斬りつける。締めに最後の一撃で使わなかった剣が地面に突き立つのも原作と同様。
+
**『FFVII AC』のクライマックスシーンでセフィロスを下した技。演出は完全版である『FFVII AC コンプリート』のものを基にしている。分離した合体剣を持ち換えながら高速で斬撃し、最後は上から急降下して斬りつける。
**クラウドの身体が青い光を帯びるのはコンプリート版『FFVII AC』と同様。オリジナル版ではオレンジ色の光を帯びていた。
+
**クラウドの身体が青い光を帯びるのは『FFVII ACC』と同様。『FFVII AC』では金色の光を帯びていた。
 
**ゲームでは、PSP版『DFF』で「スラッシュブロウ」の派生技として登場した。
 
**ゲームでは、PSP版『DFF』で「スラッシュブロウ」の派生技として登場した。
**原作では空中での最後の一撃を決めると即座に剣を手放し、着地した後に落ちて来た剣をキャッチするというものになっているが、『スマブラ』では手放すことは無く、着地すると共に剣を地面に叩きつける。原作での演出はセフィロスの参戦ムービーで再現されている。<br>また、最後の一撃に使用する通称ファースト剣の刃は開閉式であり、原作では閉じているが、『スマブラ』では開いている。
+
**原作では空中での最後の一撃を決めると即座に剣を手放し、着地した後に落ちて来た剣をキャッチするというものになっているが、『スマブラ』のゲーム中では手放すことは無く、奇数カラー時の演出に合わせる形で着地すると共に剣を地面に叩きつける。
 +
***原作での演出はセフィロスの参戦ムービーで再現されている。
 +
***最後の一撃に使用するファースト剣の刃は開閉式であり、『FFVII ACC』では閉じているが、『スマブラ』では『FFVII AC』と同様に開いている。
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**使用時の背景の渦巻く雲は『FFVII AC』のセフィロス戦を再現したもの。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
*立ち絵 {{有無|SP}} / 立ち姿勢
+
*立ち絵 {{有無|SP}} / 立ち姿勢 / 勝利演出・右の締めポーズ
**剣の構え方は原作と同じだが、『スマブラ』では下手向き(プレイヤーから見て左から右を向いた位置)を重視するため、姿勢は逆向きになっている<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.609<br>“『FFVI』までは上手側にプレイヤーがいる画面レイアウトのため、それを想定した足運びで作られたのだろうと想像し、『スマブラSP』では逆にさせていただきました。そうすることで体術的にも、下手上手の概念的にも有利に制作できるので、野村哲也さんに意図を含めて説明し、OKをいただいています。”</ref>。
+
**剣の構え方は原作と同じだが、『スマブラ』では下手向き(プレイヤーから見て左から右を向いた位置)を重視するため、『スマブラSP』での勝利演出・右の締めを除き、姿勢は逆向きになっている<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.609<br>“『FFVI』までは上手側にプレイヤーがいる画面レイアウトのため、それを想定した足運びで作られたのだろうと想像し、『スマブラSP』では逆にさせていただきました。そうすることで体術的にも、下手上手の概念的にも有利に制作できるので、野村哲也さんに意図を含めて説明し、OKをいただいています。”</ref>。
 +
***『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』のザックスや、移動等の一部動作がこの作品のザックスを基にして作られた『DFF』のクラウドも『スマブラ』と同様、原作のクラウドとは姿勢が逆向きである。
    
*[[走行]]
 
*[[走行]]
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*[[ジャンプ]]
 
*[[ジャンプ]]
 
**『DFF』シリーズに似ている。
 
**『DFF』シリーズに似ている。
  −
*[[しりもち落下]]後の着地
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**『FFVII AC』でクラウドが高所から着地する際と同じく右膝を付き、左脚を立てて左拳を左膝に突き立てる姿勢をとる。
      
*斬撃ヒット音
 
*斬撃ヒット音
**原作のノイズっぽい効果音を意識したもの<ref name="saigonotokuban" />
+
**原作のノイズっぽい効果音を意識したもの<ref name="saigonotokuban" />。なお、『FFVII』の効果音やBGMはすべてPS本体の内臓音源を利用して鳴らされたものである。
    
*[[登場演出]]:上から落下して登場し、落ちてきた剣をキャッチする。
 
*[[登場演出]]:上から落下して登場し、落ちてきた剣をキャッチする。
223行目: 234行目:     
*上アピールの台詞:「興味ないね」
 
*上アピールの台詞:「興味ないね」
**原作初期でのクラウドの口癖。選択肢にも頻繁に出てくるセリフで、ほかのゲームの「いいえ」的な存在である。語尾揺れとして「興味ない」「興味ないな」も。
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**原作序盤でのクラウドの口癖。選択肢にも頻繁に出てくるセリフで、ほかのゲームの「いいえ」的な存在である。語尾揺れとして「興味ない」「興味ないな」も。
    
*[[横アピール]]:剣を背中に収め、両手を前に突き出し、緑色のオーラを発する
 
*[[横アピール]]:剣を背中に収め、両手を前に突き出し、緑色のオーラを発する
236行目: 247行目:     
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
*[http://www.square-enix.com/jp/archive/ff7/ ファイナルファンタジーVII] (1997/PS) (2019/Switch)
+
*[http://www.square-enix.com/jp/archive/ff7/ ファイナルファンタジーVII]<ref>[https://jp.finalfantasy.com/titles/finalfantasy7 FFポータルサイト作品紹介ページ]</ref> (1997/PS) (2013/PC) (2015/iOS・PS4) (2016/Android) (2019/Switch・Xbox One)
**[https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000013196 【Switch版『FFVII』商品紹介ページ】]】 , 【[https://jp.finalfantasy.com/titles/finalfantasy7 FFポータルサイト作品紹介ページ]】
   
*エアガイツ<ref>PS版で追加キャラとして登場。</ref> (1998/AC・PS)
 
*エアガイツ<ref>PS版で追加キャラとして登場。</ref> (1998/AC・PS)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/games/ps2/kingdom/ キングダム ハーツ] (2002/PS2)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/games/ps2/kingdom/ キングダム ハーツ] (2002/PS2)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/games/gba/khcom/ キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ] (2004/GBA)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/games/gba/khcom/ キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ] (2004/GBA)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/kingdom2/ キングダム ハーツII] (2005/PS2)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/kingdom2/ キングダム ハーツII] (2005/PS2)
 +
*[http://www.square-enix.co.jp/ccff7/ クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-] (2007/PSP)
 +
**[https://www.jp.square-enix.com/ccffvii_reunion/ クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン] (2022/PS5・PS4・Switch・Xbox Series X/S・Xbox One・PC)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/dissidia/ ディシディア ファイナルファンタジー] (2008/PSP)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/dissidia/ ディシディア ファイナルファンタジー] (2008/PSP)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/dissidia_012/ ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー] (2011/PSP)
 
*[http://www.square-enix.co.jp/dissidia_012/ ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー] (2011/PSP)
 
*[http://www.jp.square-enix.com/DFF/ ディシディア ファイナルファンタジー] (2015/AC)
 
*[http://www.jp.square-enix.com/DFF/ ディシディア ファイナルファンタジー] (2015/AC)
 
**[http://www.jp.square-enix.com/dffnt/ ディシディア ファイナルファンタジー NT] (2018/PS4)
 
**[http://www.jp.square-enix.com/dffnt/ ディシディア ファイナルファンタジー NT] (2018/PS4)
*[http://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/ ファイナルファンタジーVII リメイク] (2020/PS4)  
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*[http://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/ ファイナルファンタジーVII リメイク] (2020/PS4)
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**[https://www.jp.square-enix.com/ffviir_ig/ ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード] (2021/PS5・PC)
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*[https://www.jp.square-enix.com/ffvii_rebirth/ ファイナルファンタジーVII リバース] (2024/PS5)
 
他多数
 
他多数
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== 備考 ==
 
== 備考 ==
*クラウドと[[セフィロス]]、[[ジョーカー]]は、プレイステーションのコンソールでデビューした作品から参戦するファイターである。
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*クラウドと[[セフィロス]]、[[ジョーカー]]、[[カズヤ]]、[[ソラ]]は、ソニー・PlayStationシリーズのコンソールでデビューした作品から参戦するファイターである。
**クラウドの原作『ファイナルファンタジーVII』はそれまで任天堂プラットフォームで活躍していたスクウェアが本格的にプレイステーション系列機種に移行した作品であり、そして『スマブラSP』発売後の2019年まで同作は任天堂プラットフォームで発売されたことがなかった。
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**クラウドの原作『ファイナルファンタジーVII』はそれまで任天堂プラットフォームで活躍していたスクウェアが本格的にPlayStation系列機種に移行した作品であり、そして『スマブラSP』発売後の2019年まで同作は任天堂プラットフォームで発売されたことがなかった。
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**『FFVII』の前年には任天堂と旧スクウェアソフトの共同開発作品『スーパーマリオRPG』が発売されているが、その間の経緯についてこれらのソフトに直接関係があるわけではない。余談だが旧スクウェアが任天堂ハードに提供した作品は、GBA向けのソフトを除けば『トレジャーハンターG』が最後である。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

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