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|出典=[[ゼルダの伝説シリーズ]]
 
|出典=[[ゼルダの伝説シリーズ]]
|デビュー=ゼルダの伝説 風のタクト<br />(2002年12月13日/GC)
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|デビュー=ゼルダの伝説 風のタクト<br>(2002年12月13日/GC)
 
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{{-}}
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
{{節スタブ}}
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{{main2|「[[リンク]]」も}}
   
いくつもの『ゼルダの伝説』シリーズに登場するデフォルメ風の少年リンク。豊かな表情がチャーミング。<br />
 
いくつもの『ゼルダの伝説』シリーズに登場するデフォルメ風の少年リンク。豊かな表情がチャーミング。<br />
『ゼルダの伝説 風のタクト』で初登場して以来、『神々のトライフォース&4つの剣』の『4つの剣』及び『4つの剣+』『ふしぎのぼうし』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』『トライフォース3銃士』と数多くの作品においてこのリンクが登場した。
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『ゼルダの伝説 風のタクト』で初登場して以来、『神々のトライフォース&4つの剣』の『4つの剣』および『4つの剣+』『ふしぎのぼうし』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』『トライフォース3銃士』と数多くの作品においてこのリンクが登場した。ちなみに、日本国外では『風のタクト』より先に『神々のトライフォース&4つの剣』が発売されている。
    
リンクというと、『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』の青年姿を思い浮かべる人も多いだろうが、制作者の本来のイメージは、このトゥーンリンクのような少年で、シリーズ全体で見ると、青年のリンクはむしろ少数。
 
リンクというと、『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』の青年姿を思い浮かべる人も多いだろうが、制作者の本来のイメージは、このトゥーンリンクのような少年で、シリーズ全体で見ると、青年のリンクはむしろ少数。
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"'''トゥーンリンク'''"という名称は『風のタクト』などにおいて、グラフィックに“トゥーンレンダリング”という技術(陰影を漫画=カートゥーンのように描く方法)が使われていたことから。スマブラでは“カートゥーン”の方を指している。<br />
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"'''トゥーンリンク'''"という名称は『風のタクト』などにおいて、グラフィックに“トゥーンレンダリング”という技術(陰影を漫画=カートゥーンのように描く方法)が使われていたことから。『スマブラ』では“カートゥーン”の方を指している。<br />
 
『[[スマブラX]]』にこのキャラを参戦させるにあたって、[[桜井政博]]が提案し、『風のタクト』のディレクター及び『ゼルダの伝説』シリーズ総合プロデューサーの青沼英二との相談を交えて決められたものである。それまでは、公式名称ではないが“猫目リンク”と呼ばれるのが一般的であった。<ref name="nindori11" />
 
『[[スマブラX]]』にこのキャラを参戦させるにあたって、[[桜井政博]]が提案し、『風のタクト』のディレクター及び『ゼルダの伝説』シリーズ総合プロデューサーの青沼英二との相談を交えて決められたものである。それまでは、公式名称ではないが“猫目リンク”と呼ばれるのが一般的であった。<ref name="nindori11" />
    
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ3作目の『[[スマブラX]]』から登場。『スマブラX』では発売後の2008年3月28日に、『[[スマブラfor]]』には2013年9月26日に公式サイトで参戦が明らかにされた。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.nintendo.co.jp/e3/index.html Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラX』では[[隠しキャラクター]]として、『スマブラfor』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
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シリーズ3作目の『[[スマブラX]]』から登場。『スマブラX』では発売後の2008年3月28日に、『[[スマブラfor]]』には2013年9月26日に公式サイトで参戦が明らかにされた。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラX』『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『スマブラfor』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
    
デザインは、『スマブラX』では他ファイターと同等にある程度リアルな質感で描かれていた。『スマブラfor』からは原作のグラフィックに寄せた見た目となり、特に髪の描かれ方は『スマブラX』と比較して大きな違いが出るようになった。リンクと同じく、マスターソードと勇者の盾を装備している。
 
デザインは、『スマブラX』では他ファイターと同等にある程度リアルな質感で描かれていた。『スマブラfor』からは原作のグラフィックに寄せた見た目となり、特に髪の描かれ方は『スマブラX』と比較して大きな違いが出るようになった。リンクと同じく、マスターソードと勇者の盾を装備している。
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声は、『風のタクト』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E3%81%95%E3%81%A1 松本さち]による原作で収録された音声が使用されている。
 
声は、『風のタクト』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E3%81%95%E3%81%A1 松本さち]による原作で収録された音声が使用されている。
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原作ではトゥーンレンダリングの技術によって描画されているトゥーンリンクだが、スマブラでは「アニメと実写が戦っているように見えると困る」という理由から、トゥーンレンダリングの技術は使われておらず<ref name="nindori11">Nintendo DREAM 2013年11月号</ref>、トゥーンレンダリング風でかつスマブラに溶け込むグラフィックで描かれている。また、顔が大きく線がはっきいりしていて表情がよく見えるために表情のグラフィックには最も手間がかかっていることや、バクダンのエフェクトなどには専用のエフェクトを用意したため、制作のための作業量は多かったと[[桜井政博]]は述べている<ref name="nindori11" />。
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原作ではトゥーンレンダリングの技術によって描画されているトゥーンリンクだが、『スマブラ』では「アニメと実写が戦っているように見えると困る」という理由から、トゥーンレンダリングの技術は使われておらず<ref name="nindori11">Nintendo DREAM 2013年11月号</ref>、トゥーンレンダリング風でかつ『スマブラ』に溶け込むグラフィックで描かれている。また、顔が大きく線がはっきいりしていて表情がよく見えるために表情のグラフィックには最も手間がかかっていることや、バクダンのエフェクトなどには専用のエフェクトを用意したため、制作のための作業量は多かったと[[桜井政博]]は述べている<ref name="nindori11" />。
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重装備の重たい[[リンク]]に対する身軽なリンク、という[[こどもリンク]]から引き継がれた特徴で、使用するワザはリンクと似た動作のものが多い。しかし性能は対照的になっており、リーチや威力に優れるが運動性能が劣るリンクに対し、トゥーンリンクはリーチや威力は低いが運動能力が優れるファイターになっている。
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重装備の重たい[[リンク]]に対する身軽なリンク、という『[[スマブラDX]]』の[[こどもリンク]]から引き継がれた特徴で、使用するワザはリンクと似た動作のものが多い。しかし性能は対照的になっており、リーチや威力に優れるが運動性能が劣るリンクに対し、トゥーンリンクはリーチや威力は低いが運動能力が優れるファイターになっている。
    
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
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*自由できびしい海や空を往くことに比べて、決まったレールの人生なんて、とお嘆きの方。機関士となったリンクの波瀾万丈を知ったら、そんな思いは、汽車の煙のように消えるはず。見習い機関士だったモヨリ村のリンク少年は敷かれたレールだけでなく、知恵と勇気で、消えた路線を復活させつつ冒険を進めるのだ。
 
*自由できびしい海や空を往くことに比べて、決まったレールの人生なんて、とお嘆きの方。機関士となったリンクの波瀾万丈を知ったら、そんな思いは、汽車の煙のように消えるはず。見習い機関士だったモヨリ村のリンク少年は敷かれたレールだけでなく、知恵と勇気で、消えた路線を復活させつつ冒険を進めるのだ。
   −
=== 使用ワザの名称一覧 ===
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== 使用ワザの名称一覧 ==
{{節スタブ}}
   
*通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
 
*通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
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|colspan="3"| 前後足もと斬り  
 
|colspan="3"| 前後足もと斬り  
 
|-
 
|-
| ニュートラル空中攻撃
+
| 通常空中攻撃
 
|colspan="3"| 二段斬り  
 
|colspan="3"| 二段斬り  
 
|-
 
|-
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|}
 
|}
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=== 動作などの元ネタ ===
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== 動作などの元ネタ ==
[[リンク]]、[[こどもリンク]]と特徴が共通するものは紹介を省く。
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[[リンク]]、[[こどもリンク]]と特徴が共通するものは割愛。
==== ワザ ====
+
=== ワザ ===
 
*横スマッシュ攻撃:スマッシュアッパー {{有無|SP}}
 
*横スマッシュ攻撃:スマッシュアッパー {{有無|SP}}
 
**『風のタクト』にやや似た動作の剣のアクションがある。原作では専ら剣による連続斬撃の〆に行う。
 
**『風のタクト』にやや似た動作の剣のアクションがある。原作では専ら剣による連続斬撃の〆に行う。
 +
*前空中攻撃:斬り上げ / 後空中攻撃:後方斬り上げ
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**『風のタクト』では剣による連続攻撃のアクションの一つや特殊攻撃の一つとして、ジャンプして身体を捻りながら斬り上げるものがあり、それを彷彿とさせる。
 
*下空中攻撃:下突き急降下
 
*下空中攻撃:下突き急降下
**急降下するのは『ふしぎの帽子』の下突きからか。
+
**『風のタクト』では[[ガノンドロフ]]にとどめを刺す際の特殊攻撃の〆に行う。
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**急降下するのは『ふしぎのぼうし』の下突きからか。
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* 通常必殺ワザ2 :炎の弓矢 {{有無|for}}
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**こどもリンクの通常必殺ワザを意識したものと思われるが、『風のタクト』にも登場する。
 
*横必殺ワザ:ブーメラン  
 
*横必殺ワザ:ブーメラン  
**初代『ゼルダの伝説』から登場するアイテムで、『風のタクト』などトゥーン系列にも登場。『夢幻の砂時計』、『大地の汽笛』ではタッチペンで描いた線の通りに飛んでいくので、他の作品のブーメランよりも自由な軌道で飛ばせることができる。
+
**初代『ゼルダの伝説』から登場するアイテムで、『風のタクト』などトゥーン系列にも登場。『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』ではタッチペンで描いた線の通りに飛んでいくので、他の作品のブーメランよりも自由な軌道で飛ばせることができる。
 
*上必殺ワザ:回転斬り  
 
*上必殺ワザ:回転斬り  
**回転数とエフェクトは、『風のタクト』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』の「大回転斬り」に似ている。「大回転切り」は動きながら繰り出し、その点は『スマブラfor』の上必殺ワザ2「前進回転切り」に取り入れられている。
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**回転数と『スマブラfor』での緑色のエフェクトは、『風のタクト』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』の「大回転斬り」に似ている。
**剣の軌跡を表すエフェクトが、『風のタクト』でリンクが、マスターソードの力を取り戻した後のエフェクトの色と同じ、青色のものになっている。
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**『スマブラSP』では、剣の軌跡を表すエフェクトが、『風のタクト』でリンクが、マスターソードの力を取り戻した後のエフェクトの色と同じ、青色のものになっている。
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*上必殺ワザ2:前進回転斬り  {{有無|for}}
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**回転しながら前進する様は『風のタクト』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』の「大回転斬り」を基にしている。
 
*下必殺ワザ:バクダン / [[登場演出]]
 
*下必殺ワザ:バクダン / [[登場演出]]
 
**エフェクトは『風のタクト』などトゥーン系列の爆風と同じ。
 
**エフェクトは『風のタクト』などトゥーン系列の爆風と同じ。
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**相手を捕らえる大きいトライフォースがトゥーン調になっている。
 
**相手を捕らえる大きいトライフォースがトゥーン調になっている。
 
***トゥーン調の大きなトライフォースは、『風のタクト』の"ガノンドロフ"戦前のムービーで確認できる。
 
***トゥーン調の大きなトライフォースは、『風のタクト』の"ガノンドロフ"戦前のムービーで確認できる。
*上[[アピール]]
  −
**『風のタクト』でメロディーのひとつ「風の唄」を振ったときの動きと同じ。効果音も再現されている。
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*下アピール
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**初出は『スマブラX』だが、のちに発売した『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』にて、ウィークポイントスマッシュを繰り出す際に同じ動きをする。
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==== その他 ====
+
=== その他 ===
*[[勝利演出]]:風のタクトを振る
  −
**最後のポーズは『風のタクト』のパッケージのものに同じ。
  −
*勝利演出:逃げる子豚を追いかけ回し、捕まえて頭の上に掲げる
  −
**子豚は『風のタクト』にて、各地の人里にうろついているペット兼家畜。序盤に島の住人の依頼で捕獲した子豚は、後にかなり巨大に成長する。
  −
**子豚の掲げ方は、『トライフォース3銃士』でトゥーンリンクがツボを持ち上げた時や、「トーテム」と呼ばれる、他プレイヤーが操作するリンクを持ち上げるアクションを行った時のポーズにも似ている。
   
*[[盾 (ファイター固有)|盾で防御]]:勇者の盾
 
*[[盾 (ファイター固有)|盾で防御]]:勇者の盾
 
**『風のタクト』では「ミラーシールド」を入手すると「勇者の盾」は装備できなくなる。
 
**『風のタクト』では「ミラーシールド」を入手すると「勇者の盾」は装備できなくなる。
 
**『スマブラ』のトゥーンリンクの「マスターソード」は退魔の力が完全に復活した姿だが、原作では退魔の力が完全に復活する前に「ミラーシールド」を入手するため、「勇者の盾」と両立させることは不可能となっている。
 
**『スマブラ』のトゥーンリンクの「マスターソード」は退魔の力が完全に復活した姿だが、原作では退魔の力が完全に復活する前に「ミラーシールド」を入手するため、「勇者の盾」と両立させることは不可能となっている。
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*[[上アピール]]
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**『風のタクト』でメロディーのひとつ「風の唄」を振ったときの動きを再現したもの。効果音も再現されている。
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*** 最後のポーズのみ原作とは異なり、『風のタクト』のパッケージを再現したものとなっている。
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*[[横アピール]]
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** 『スマブラfor』までのモーションは、『風のタクト』で「風の唄」を振った後に見られる、風向きが変わったことを示す演出が基になっている。
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**『スマブラfor』以降で登場する妖精のデザインは、『風のタクト』『4つの剣+』『ふしぎのぼうし』のもの。原作では『スマブラ』の[[妖精のビン]]と同じく、使用するとハートが回復する。リンクのハートが0になった際も、自動で回復してくれる。
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**同じトゥーン系列でも、『4つの剣』『大地の汽笛』の妖精や、『夢幻の砂時計』の「シエラ」、「リーフ」、「ネーリ」は、『時のオカリナ』などに近いデザインとなっている。『トライフォース3銃士』の妖精のみ、『神々のトライフォース2』のデザインに近い。また、『4つの剣』のチュートリアルには、『ムジュラの仮面』のはぐれ妖精と同じデザインの妖精が登場する。
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*[[下アピール]]
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**初出は『スマブラX』だが、のちに発売した『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』にて、ウィークポイントスマッシュを繰り出す際に同じ動きをする。
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*[[勝利演出]]:風のタクトを振る
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**『スマブラX』、『スマブラSP』における最後のポーズは『風のタクト』のパッケージのものに同じ。
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*勝利演出:逃げる野ブタを追いかけ回し、捕まえて頭の上に掲げる
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**野ブタは『風のタクト』にて、各地の人里にうろついているペット兼家畜。序盤に島の住人の依頼で捕獲した野ブタは、後にかなり巨大に成長する。
 +
**野ブタは『風のタクト』同様、腹を上に向けて掲げるが、『スマブラ』とは異なり、野ブタの顔はリンクの背中側に来る。
    
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==

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