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| |シンボル=[[ファイル:シンボル MOTHER.png|50px|link=MOTHERシリーズ]] | | |シンボル=[[ファイル:シンボル MOTHER.png|50px|link=MOTHERシリーズ]] |
| |出典=[[MOTHERシリーズ]] | | |出典=[[MOTHERシリーズ]] |
− | |デビュー=MOTHER2 ギーグの逆襲(1994年8月27日/SFC) | + | |デビュー=MOTHER2 ギーグの逆襲<br>(1994年8月27日/SFC) |
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| + | |紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B9_(MOTHER2) ネス (MOTHER2) - Wikipedia]<br />[https://wikibound.info/wiki/Ness Ness - WikiBound] |
| }} | | }} |
| '''ネス'''(Ness)は、『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するキャラクター。 | | '''ネス'''(Ness)は、『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するキャラクター。 |
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| + | {{-}} |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 初代『MOTHER』の次回作として1994年に発売された『MOTHER2 ギーグの逆襲』で主役としてデビュー。「ネス」という名は、ゲームスタート時のこのキャラクターの名前を設定する際に「おまかせでいい」を選ぶと最初に出てくる名前であり、デフォルトネームではない。マニュアルなど公式のものではこのキャラクターは専ら「ぼく」として紹介され、隣に「(ネス)」と補足のような形で付け加えられる。
| + | 『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公。「ネス」という名前はゲーム開始時にパーティキャラなどに名前を付ける画面で「おまかせでいい」を選ぶと最初に出てくる名前候補の1つであり、デフォルトネームではない<ref>ネス以外の名前候補は、「ぼうし」「たくや」「ジョン」「さるまる」「[[マリオ]]」「ちんちん」の6つが用意されている。</ref>。マニュアルなど公式のものではこのキャラクターは専ら「ぼく」として紹介され、隣に「(ネス)」と補足のような形で付け加えられる。なお、『MOTHER1』の主人公「ニンテン」に酷似した姿をしているが、同一人物ではなく関係も無い。これは『2』が『1』のリメイク的側面を持つことに起因する。 |
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− | イーグルランドという国の穏やかな地方都市[[オネット]]に住んでいる12歳<ref>「Mother 1+2 パーフェクトフガイドブック」など各種攻略本より。<br />なお、海外のファンサイトではどこでも13歳として紹介されているため、日本と海外では設定が異なる可能性がある。<br />また、スマブラ制作中にMOTHER2のスタッフから設定を聞いたという[[桜井政博]]曰くは、「ティーンエイジャー」、つまり13~19歳。([http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn040.html アンケート集計拳!!])</ref>の少年。一見ごく普通の少年だが、生まれながらに超能力であるココロのチカラ「PSI(サイ)」を使うことができる(PSIについての詳細は後述)。『MOTHER』の主人公とよく似た姿をしているが、全く関係は無い。容姿が似てる理由は、『2』が『1』のリメイク的側面を持つためであることに起因する。 | + | イーグルランドという国の穏やかな地方都市[[オネット]]に住んでいる12歳<ref>「MOTHER 1+2 パーフェクトフガイドブック」など各種攻略本より。<br />なお、海外のファンサイトではどこでも13歳として紹介されているため、日本と海外では設定が異なる可能性がある。海外のみで使われたクレイモデルは、日本国内で主に使われたモデルよりも、やや大人びた印象を受けるものになっている。<br />また、『スマブラ64』制作中に『MOTHER2』のスタッフから設定を聞いたという[[桜井政博]]曰く、ネスはティーンエイジャー(13~19歳)とのこと([http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn040.html スマブラ拳!! (64):アンケート集計拳!!])。</ref>の少年。一見ごく普通の少年だが、生まれながらに超能力であるココロのチカラ「PSI(サイ)」を使うことができる。 |
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− | ゲーム中にしゃべる描写は無いが、ルミネホールのパワースポットでは彼の心の声が画面上に表示される他(このシーンは"[[マジカント]]"でときどき背景として現れる)、ネスの心が生み出した国マジカントで出会うNPCのネスとは会話することができる。それらでのネスの一人称は「ぼく」。
| + | ゲーム中で喋る描写は無いが、本編で巡るパワースポットのひとつ「ルミネホール」では、心の声を垣間見ることができる他<ref>このシーンは、[[マジカント]]ステージの背景演出にも採用されている。</ref>、ネスの心が生み出した国[[マジカント]]に存在するNPCのネスは普通に喋る。それらで確認できるネスの一人称は「ぼく」である。 |
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| 専用武器にバットがあること、「ミスターベースボールの帽子」を欲しがっていた<ref>オネットの「かくれが」にいるNPCのセリフ。“まえからネスが ほしがってた ミスターベースボールの ぼうし おまえに やるよ。”</ref>ことから、野球好きであると思われる。好物とカッコイイと思うものは、プレイヤーがゲーム開始時に名前と一緒に決めることになる。「ネス」同様、それらで「おまかせでいい」を選んだ場合に最初に出てくるものは、それぞれ「ハンバーグ」と「キアイ」になっている。 | | 専用武器にバットがあること、「ミスターベースボールの帽子」を欲しがっていた<ref>オネットの「かくれが」にいるNPCのセリフ。“まえからネスが ほしがってた ミスターベースボールの ぼうし おまえに やるよ。”</ref>ことから、野球好きであると思われる。好物とカッコイイと思うものは、プレイヤーがゲーム開始時に名前と一緒に決めることになる。「ネス」同様、それらで「おまかせでいい」を選んだ場合に最初に出てくるものは、それぞれ「ハンバーグ」と「キアイ」になっている。 |
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− | 家族は両親と妹のトレーシー、犬がいる。
| + | 普段はユーモアに溢れ楽天家だか優しい母、しっかり者で未成年ながら「エスカルゴうんそう」のアルバイトもこなす妹のトレーシー、やや哲学的な犬のチビ<ref>犬の名前もプレイヤー自身が付けることが可能。「チビ」は「おまかせでいい」を選んで最初に出てくる名前。</ref>と暮らしている。父は単身赴任中で本編では家に不在だが、冒険に出たネスの口座に定期的に資金を振り込んでくれる。一方であまり裕福ではないらしく、隣人のミンチ家には「なんびゃくまんおくドル…に、ちょっとかけるくらい」の借金をしているらしい。 |
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− | ゲーム中の時間で、199X年某日の夜、自宅の裏山に落ちた隕石を見に行く。そこで未来からやって来たというカブトムシのような姿をした生物ブンブーンから、ギーグによって未来が危機的な状況になること、そして、3人の少年と1人の少女がギーグを倒すことができ、その内の1人がネスだということを知らされ、旅に出る。
| + | 199X年某日の夜、自宅の裏山に落ちた隕石から姿を現した未来人「ブンブーン」に、ギーグによって未来は惨憺たる有様になっていることを伝えられる。そして未来の言い伝えにある、ギーグを倒すことが出来る「3人の少年と1人の少女」にネスが含まれると説かれ、ギーグの野望を阻止するための旅に出る。 |
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− | ●能力<br />
| + | === 能力 === |
| 「PSI(サイ)」と呼ばれる超能力を使うことができる。ゲーム開始時点では戦闘中に使えるものは習得していないが、動物の心を読む能力<ref>ゲーム開始時から、動物のNPCに話しかけると、人間のNPCと同じように、人語のセリフを聞くことができる。思念による会話であることを示すためか、人語部分には全て括弧がつけられている。</ref>と、触れずに物を動かすことができる能力<ref>「おとのいし」のメロディーが揃った後の回想シーン。<br />“あら このこがゆびさしたほにゅうびん ちょっとうごいたみたいよ。 …ふしぎだわ。”</ref>は持っていたようである。冒険を進めるうちに能力が開花していき、回復や攻撃、移動に使える超能力を多数習得していく。 | | 「PSI(サイ)」と呼ばれる超能力を使うことができる。ゲーム開始時点では戦闘中に使えるものは習得していないが、動物の心を読む能力<ref>ゲーム開始時から、動物のNPCに話しかけると、人間のNPCと同じように、人語のセリフを聞くことができる。思念による会話であることを示すためか、人語部分には全て括弧がつけられている。</ref>と、触れずに物を動かすことができる能力<ref>「おとのいし」のメロディーが揃った後の回想シーン。<br />“あら このこがゆびさしたほにゅうびん ちょっとうごいたみたいよ。 …ふしぎだわ。”</ref>は持っていたようである。冒険を進めるうちに能力が開花していき、回復や攻撃、移動に使える超能力を多数習得していく。 |
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− | ステータスは、スピード(素早さ)とPP(サイコポイント。他のRPGにおけるMPなどに相当)以外の能力値が高い万能型で、PSIも攻撃系、回復系、補助系をまんべんなく習得する。<br>
| + | ステータスは、スピード(素早さ)とPP(サイコポイント。他のRPGにおけるMPなどに相当)以外の能力値が高い万能型で、PSIも攻撃系、回復系、補助系をまんべんなく習得する。中でもオフェンス(攻撃力)とHP、ガッツ(クリティカルヒットや致命傷をHP1で防ぐ確率)がパーティメンバーの中で最も高く、普段は他のRPGにおける戦士系の役割、物理アタッカー兼盾役を担当することになる。 |
− | オフェンス(攻撃力)とHPがパーティメンバーの中で最も高く、普段は他のRPGにおける戦士系の役割、物理アタッカー兼盾役を担当することになる。<br>
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− | ガッツという、クリティカルヒットや、HPが0になる致命傷を受けてもHP1で踏み止まる可能性に影響する能力値もメンバー中最高なのも特徴。<br>
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− | いざというときの彼の一撃は、非常に強力で頼りになる。<br>
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− | また、回復系のPSIを習得するため回復役としても重要な存在で、序盤から終盤までパーティを支える重要な存在。<br>
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− | 回復系のPSIが使えるメンバーは彼を含め2人いるものの、もう1人は加入が最も遅い4人目であるうえ、味方全体を回復するPSIは習得できないのである。<br>
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− | さらに、パーティーメンバー中最も遅いスピードは、彼にとってメリットでしかない。<br>
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− | 足が遅いおかげで、HPが0になる寸前の味方を回復系PSIで救う<ref>『MOTHER2』はHPがドラムロール式のため、一撃で戦闘不能になるほどのダメージを受けてもすぐには倒れず、徐々にHPが減っていく。その間、HPが0に到達するまでは通常通り戦闘を続ける事ができる。<BR>また、HPが0に達する前に回復してやれば、その時点でHPの減少は止まる。</ref>事が出来るのである。<BR>
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− | 装備品は、武器としてスマブラでもおなじみのバットやヨーヨーを用いるほか、防具には腕輪、お守り、帽子、ヘルメット、コイン
| + | 加えて回復系のPSIを習得するため、序盤から終盤までパーティを支える重要な存在。回復系のPSIが使えるメンバーは彼を含め2人いるものの、もう1人は加入が最も遅い4人目であるうえ、味方全体を回復するPSIは習得できないのである。<br/> |
− | <ref>ゲーム中でも「おかねではないらしい」としか説明されない、謎の装備品。</ref>などを利用する。<br> | + | パーティーメンバー中最も遅いスピードは一見デメリットのようだが、『MOTHER2』の仕様上メリットに転じている。致命傷を受けた直後、HPが0になる寸前の味方を回復PSI「ライフアップ」で救う<ref>『MOTHER2』と『MOTHER3』はHPがドラムロール式のため、ダメージは時間をかけて徐々に反映される。それ故致命的なダメージを受けてもHPメーターが0に到達するまでは通常通り戦闘を続けられるだけでなく、その間に回復した時点で、HPの減少を食い止めて戦闘不能を防ぐことができる。</ref>ことができるのである。<BR> |
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| + | 装備品は、武器として『スマブラ』でもおなじみのバットやヨーヨーを用いるほか、防具には腕輪、お守り、帽子、ヘルメット、コイン<ref>ゲーム中でも「おかねではないらしい」としか説明されない、謎の装備品。</ref>などを利用する。<br> |
| 彼特有の状態異常として「ホームシック」があり、しばらく母親と会話していなかったりすると突発的に発症し、戦闘中に家が恋しくなったり、戦うのがむなしくなるなどして、コマンド通りの行動をしなくなる。 | | 彼特有の状態異常として「ホームシック」があり、しばらく母親と会話していなかったりすると突発的に発症し、戦闘中に家が恋しくなったり、戦うのがむなしくなるなどして、コマンド通りの行動をしなくなる。 |
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| == 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ == | | == 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ == |
− | シリーズ1作目の『[[スマブラ64]]』から登場。『[[スマブラDX]]』には発売前の2001年7月17日、『[[スマブラX]]』には発売後の2008年2月1日、『[[スマブラfor]]』には『[[スマブラ3DS]]』版の発売後の2014年10月3日に、いずれも公式サイトで参戦が発表された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.nintendo.co.jp/e3/index.html Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラ64』『スマブラX』『スマブラ3DS』では[[隠しキャラクター]]として、『スマブラDX』『[[スマブラWii U]]』では、最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。 | + | シリーズ1作目の『[[スマブラ64]]』から登場。『[[スマブラDX]]』には発売前の2001年7月17日、『[[スマブラX]]』には発売後の2008年2月1日、『[[スマブラfor]]』には3DS版発売後の2014年10月3日に、いずれも公式サイトで参戦が発表された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラ64』、『スマブラX』、『スマブラ3DS』、『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『スマブラDX』、『[[スマブラWii U]]』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。 |
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− | 『スマブラDX』では当初、『MOTHER』シリーズからの参戦はネスに代わって『MOTHER3』<ref>当時はN64用ソフトとして開発しておりタイトルは『MOTHER3 豚王の最期』だった。</ref>の主人公の[[リュカ]]になる予定だったが、『MOTHER3』が一度開発中止になったため、ネスが継続して参戦することになった<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0717/index.html 速報スマブラ拳!! : ネス]</ref><ref>Nintendo DREAM スマブラ談DX<br />“―あと、ネスの代わりに、本当は『MOTHER3』の主人公のリュカを登場させる予定だったとか?<br />桜井 そうです。本当はリュカを出す予定だったんですけど、なしになってしまったんです。<br />―実際にリュカを作っていたんですか?<br />桜井 企画は進めていましたし、このキャラの状況がわからないから、どうなのかなあと心配していたんですけど、いちばん残念な方向に転がってしまったんですね。</ref>。<br /> | + | 『スマブラDX』では当初、『MOTHER』シリーズからの参戦はネスに代わって『MOTHER3』<ref>当時はN64用ソフトとして開発しておりタイトルは『MOTHER3 豚王の最期』だった。</ref>の主人公の[[リュカ]]になる予定だったが、『MOTHER3』が一度開発中止になったため、ネスが継続して参戦することになった<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0717/index.html 速報スマブラ拳!!:ネス]</ref><ref>Nintendo DREAM スマブラ談DX<br />“―あと、ネスの代わりに、本当は『MOTHER3』の主人公のリュカを登場させる予定だったとか?<br />桜井 そうです。本当はリュカを出す予定だったんですけど、なしになってしまったんです。<br />―実際にリュカを作っていたんですか?<br />桜井 企画は進めていましたし、このキャラの状況がわからないから、どうなのかなあと心配していたんですけど、いちばん残念な方向に転がってしまったんですね。</ref>。『スマブラX』では『スマブラDX』同様にリュカのみ参戦の案もあったが、『MOTHER3』が海外で発売される予定が無く、再び登場することになった<ref>ニンテンドードリーム2008年4月号「スマブラ談X」</ref>。 |
− | 『スマブラX』では『スマブラDX』同様にリュカのみ参戦の案もあったが、『MOTHER3』が海外で発売される予定が無く、再び登場することになった<ref>ニンテンドードリーム2008年4月号「スマブラ談X」</ref>。
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− | デザインは、体型や服装は原作をほぼ再現しつつ、『[[スマブラDX]]』以降は描き込みが深められ、単純なデザインながらも他のキャラクターと並んでも違和感のない見栄えになっている。『[[スマブラfor]]』では唇に赤みがかかり、目のハイライトが無くなって黒一色になった。
| + | デザインは体型や服装は原作をほぼ再現しつつ、『スマブラDX』以降は描き込みが深められ、単純なデザインながらも他のキャラクターと並んでも違和感のない見栄えにブラッシュアップされている。『スマブラfor』以降は唇に赤みがかかり、目のハイライトが削除され黒一色に変更された。唇の赤みは、『MOTHER2』の発売に際して制作されたプロモーション用のクレイ人形をモデルに、プライズ限定でリリースされたフィギュアにのみ見られる特徴である。 |
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− | 声の担当は、[[カービィ]]と同じく[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E7%9C%9E%E5%9F%BA%E5%AD%90 大本眞基子]が務める。原作のアメリカンテイストな世界観に合わせて、掛け声が英語になっている。なお、『スマブラX』での「PKスターストーム」のボイスは、『スマブラ64』で収録されたものであることが明かされている<ref>『スマブラ64』の没データとして収録されている[https://tcrf.net/Super_Smash_Bros.#Unused_Audio ボイス]とは別物。詳細は[[最後の切りふだ]]にて。</ref>。
| + | 声は『スマブラ64』から一貫して[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E7%9C%9E%E5%9F%BA%E5%AD%90 大本眞基子]が[[カービィ]]などを含めた兼役で務めている。原作のアメリカンテイストな世界観に合わせ、台詞は英語となっている。 |
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− | ファイターとしての個性付けは、サイキッカーとしての側面が強調されている。全ての必殺ワザ、幾つかの通常攻撃にPSIを使っており、ジャンプするにも超能力を使う。スマッシュ攻撃には原作において彼が装備できる武器のバットとヨーヨーを使う。独特な軌道を描く空中ジャンプや、「PKサンダー」を使った他に類を見ない復帰法など、変則的で個性あふれるキャラクターになっており、扱いは難しいが、全体的にダメージやふっとばしに長けたワザを持ち、コンボに長けるため、使いこなせば相当に強くなるとされている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/ChrNes.html スマブラ拳! ネス]</ref>。
| + | ファイターとしての個性付けは、サイキッカーとしての側面が強調されている。全ての必殺ワザ、幾つかの通常攻撃にPSIを使っており、ジャンプするにも超能力を使う。スマッシュ攻撃には原作において彼が装備できる武器のバットとヨーヨーを使う。独特な軌道を描く空中ジャンプや、「PKサンダー」を使ったユニークな復帰法など、変則的で個性あふれるキャラクターになっており、扱いは難しい反面、全体的にダメージやふっとばしに長けたワザを持ち、コンボに長けるため、使いこなせば相当に強くなるとされている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/ChrNes.html スマブラ拳!! (64):ネス]</ref>。 |
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− | 使用する原作由来のPSIは「PKフラッシュ」「PKファイヤー」「PKサンダー」「サイマグネット」「PKスターストーム」の5つ。この内、「PKフラッシュ」以外は原作ではネスは使用できないPSIだが(「PKファイヤー」「PKサンダー」「サイマグネット」はポーラが、「PKスターストーム」はプーが習得する)、MOTHER2の世界観を体現するためにこのようなフィクションが織り交ぜられた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn148.html アンケート集計拳!!]<br />“ネスは本来使わないワザ(PKファイヤーなど)を使いますが、世界観の体現としてこういうフィクションを織り交ぜるのはありでしょうか?なしでしょうか? ”</ref><ref>ゲームについて思うことDX p136『MOTHER3の業は深い』を振り返って思うこと<br />桜井 本来、仲間のポーラやクマトラが使う攻撃魔法でしたよね。が、『スマブラ』ではあえてネスやリュカに使わせています。そういった、原作では使わないものを使わせるということは、『MOTHER』の世界観を考えたうえでのフィクションなんです。<br />―最後の切りふだは“PKスターストーム”ですが、原作では、自分でカッコいいものの名前を付けますよね。<br />桜井 ああ、それも一瞬迷ったんですよ・・・。<br />―もしかして、制作途中では必殺ワザの名前をプレイヤーがつけられたんですか?<br />桜井 そうじゃないですけども。でも、すべて原作の設定をコピーしてしまっても、ゲームが必ずも面白くはならないんですよね。<br />―そういうものなんですか。<br />桜井 『MOTHER3』にも通ずる話なのかもしれません。ゲームはゲームとしてふさわしい折合をとれたから、完成できたのでしょう。</ref>。『スマブラDX』のポーラのフィギュア、『スマブラX』、『スマブラfor』の「PKスターストーム」のフィギュアの説明では、ポーラとプーからそれらのPSIを教わったという旨の解説がされている<ref>
| + | 使用する原作由来のPSIは「PKフラッシュ」「PKファイヤー」「PKサンダー」「サイマグネット」「PKスターストーム」の5つ。この内、「PKフラッシュ」以外は原作ではネスは使用できないPSI<ref>「PKファイヤー」「PKサンダー」「サイマグネット」は[[ポーラ]]が、「PKスターストーム」は[[プー]]が習得する。</ref>だが、『MOTHER2』の世界観を体現するためにこのようなフィクションが織り交ぜられた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn148.html アンケート集計拳!!]<br />“ネスは本来使わないワザ(PKファイヤーなど)を使いますが、世界観の体現としてこういうフィクションを織り交ぜるのはありでしょうか?なしでしょうか? ”</ref><ref>ゲームについて思うことDX p136『MOTHER3の業は深い』を振り返って思うこと<br />桜井 本来、仲間のポーラやクマトラが使う攻撃魔法でしたよね。が、『スマブラ』ではあえてネスやリュカに使わせています。そういった、原作では使わないものを使わせるということは、『MOTHER』の世界観を考えたうえでのフィクションなんです。<br />―最後の切りふだは“PKスターストーム”ですが、原作では、自分でカッコいいものの名前を付けますよね。<br />桜井 ああ、それも一瞬迷ったんですよ・・・。<br />―もしかして、制作途中では必殺ワザの名前をプレイヤーがつけられたんですか?<br />桜井 そうじゃないですけども。でも、すべて原作の設定をコピーしてしまっても、ゲームが必ずも面白くはならないんですよね。<br />―そういうものなんですか。<br />桜井 『MOTHER3』にも通ずる話なのかもしれません。ゲームはゲームとしてふさわしい折合をとれたから、完成できたのでしょう。</ref>。『スマブラDX』の[[ポーラ]]のフィギュア、『スマブラX』、『スマブラfor』の「PKスターストーム」のフィギュアの説明では、ポーラと[[プー]]からそれらのPSIを教わったという旨の解説がされている。 |
− | *ポーラ(DX)<br />“本来ネスは、PKサンダーやPKファイヤーは使えない。たぶん、のちに彼女に教わったのだろう。”
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− | *PKスターストーム(X)<br />“『スマブラX』に参戦するにあたって、ネスがプーから授かったのかもしれない。”
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− | *PKスターストーム(for)<br />“ランマ国の王子・プーが使える、強力なPSI。『スマブラ』に参戦するにあたり習得したようだ。“</ref>。
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| + | 『スマブラ64』では[[マリオ]]([[ルイージ]])と骨格を共有した[[モデル替えキャラ]]となっており、弱攻撃の1・2段目、横強攻撃、[[おきあがり攻撃]]、[[受け身]]のモーションを共有している。『スマブラDX』以降はマリオとの共有は無いが、ワザ自体は最新作にも受け継がれている。各種スマッシュ攻撃や「PKサンダー体当たり」のような強力なふっとばし力のワザを豊富に持っていたことに加え、CPに反応されにくいワザを持っていた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/Lv13.html スマブラ拳!! (64):秘伝!スマブラ拳七十七技:其の六十二 CPが察知しにくいワザ]</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn160.html スマブラ拳!! (64):アンケート集計拳!!]<br />“(投稿)さっき久々に七十七技見て気づいたんですけど夏の大会でカービィやネスが多かったのはCPがストーンやPKサンダー体当たりに弱いからじゃないですか?いつもコンピューターと戦っているとやっぱり「カービィとネス強すぎ」となってしまうのも当然です。 <br />(桜井)なるほど。そういう考え方はあるのかも。うーむ。”</ref>ためか、「操作に慣れたら強い」というコンセプトでありながら、発売から間もない時期から使用するプレイヤーが多く、スペースワールド'99で開催された『スマブラ』初の公式大会では、カービィと並んで最もよく使用されたキャラクターだった<ref>[https://web.archive.org/web/20150905231331/http://www.nintendo.co.jp/event/spacew99/smabra/index.html 出張スマブラ拳!!スペースワールド'99スマブラ大会レポート] - 27~29日のレポートどれでもカービィとネスが多いとの記述がある。</ref>。<br /> |
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− | 『スマブラ64』の頃は[[マリオ]]([[ルイージ]])と骨格を共有しており、また、弱攻撃の1・2段目、横強攻撃、起き上がり攻撃のモーションを共有していた。『スマブラDX』以降はマリオとの共有は無いが、それらの技は最新作にも受け継がれている。<br />
| + | 『スマブラDX』からは、通常必殺ワザとして新たに「PKフラッシュ」が採用され、前作で通常必殺ワザだった「PKファイヤー」は横必殺ワザに変更された。「PKサンダー体当たり」のふっとばし力や突進距離は大幅に減少したが、ヨーヨーを使ったスマッシュ攻撃は、[[スマッシュ攻撃#スマッシュホールド|スマッシュホールド]]をしている間もヨーヨーに攻撃判定が発生し続けるという独自の仕様が搭載され、よりトリッキーな性能になった。前空中攻撃、後空中攻撃はモーションはほぼ同じであるものの、PSIを伴った攻撃に変更され、よりサイキッカーとしての面が強調された。 |
− | 各種スマッシュ攻撃や「PKサンダー体当たり」のような強力なふっとばし力のワザを豊富に持っていたことに加え、CPに反応されにくいワザを持っていた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/Lv13.html スマブラ拳!! 其の六十一~六十五]</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn160.html アンケート集計拳!!]<br />“(投稿)さっき久々に七十七技見て気づいたんですけど夏の大会でカービィやネスが多かったのはCPがストーンやPKサンダー体当たりに弱いからじゃないですか?いつもコンピューターと戦っているとやっぱり「カービィとネス強すぎ」となってしまうのも当然です。 <br />(桜井)なるほど。そういう考え方はあるのかも。うーむ。”</ref>ためか、「操作に慣れたら強い」というコンセプトでありながら、発売から間もない時期から使用するプレイヤーが多く、スペースワールド'99で開催されたスマブラ初の公式大会では、カービィと並んで最もよく使用されたキャラクターだった<ref>[http://www.nintendo.co.jp/event/spacew99/smabra/index.html 出張スマブラ拳!!スペースワールド'99スマブラ大会レポート] - 27~29日のレポートどれでもカービィとネスが多いとの記述がある。</ref>。<br />
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− | 『スマブラDX』では通常必殺ワザが新しい必殺ワザの「PKフラッシュ」になり、前作の通常必殺ワザの「PKファイヤー」は横必殺ワザになった。「PKサンダー体当たり」のふっとばし力や突進距離は大幅減少したが、ヨーヨーを使ったスマッシュ攻撃は、[[スマッシュ攻撃#スマッシュホールド|スマッシュホールド]]をしている間もヨーヨーに攻撃判定が発生し続けるという独自の仕様が搭載され、よりトリッキーな性能になった。前空中攻撃、後空中攻撃はモーションはほぼ同じであるものの、PSIを伴った攻撃に変更され、よりサイキッカーとしての面が強調された。
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| === アートワーク === | | === アートワーク === |
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| === [[亜空の使者]]における役割 === | | === [[亜空の使者]]における役割 === |
− | 臆病な性格のリュカとは対照的に、勇敢な性格のキャラクターとして登場する。
| + | 臆病な性格の[[リュカ]]と対比して勇敢な性格のキャラクターとして登場する。 |
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− | 荒廃した動物園で、キングの像に襲われピンチになっているリュカを救う。像を破壊し中から現れたかつての悪友[[ポーキー]]を、共に倒した。
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− | しかし、直後に現れた[[ワリオ]]がリュカをフィギュアに戻そうとする。ネスは、間一髪のところでリュカの身代わりとなり、フィギュアにされワリオの手中に納められることとなってしまう。
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− | その後ワリオの手により運ばれたものの、強奪によって最終的には[[デデデ]]の手に渡る。そしてあらかじめ黒幕の計画を読んでいたデデデの策により、一定時間経つと動けるようになるブローチを装着され保管される。
| + | 荒廃した動物園で、[[キングのぞう]]に襲われピンチになっているリュカを救う。PKフラッシュで像を破壊し、中から現れたかつての悪友[[ポーキー]]をリュカと共に倒した。<br> |
| + | しかしその直後、ファイターをフィギュアへと戻すダークキャノンを携えた[[ワリオ]]が現れる。キャノンの連射は回避したものの、油断していたリュカの身代わりとなってフィギュアに戻され、ワリオの手中に納められることとなってしまう。 |
| | | |
− | やがてマリオをはじめとした多くのファイター達は大合流を果たし黒幕に挑んだものの、「OFF波動」により全滅するという大敗を喫してしまう。
| + | その後、ワリオにより運ばれているところを強奪した[[デデデ]]の手に渡る。そして、あらかじめ黒幕の計画を読んでいたデデデの策により、一定時間経つと動けるようになるブローチを装着され、[[ルイージ]]と共に保管される。 |
| | | |
− | その後、ネスに付けられていたブローチが輝いて復活を果たすと、同時に活動を再開した[[ルイージ]]と共に、倒れていたデデデを再起動させ、黒幕の待ち受ける[[大迷宮]]へと出発した。
| + | やがてマリオをはじめとした多くのファイター達は大合流を果たし黒幕に挑んだものの、「OFF波動」により全滅してしまう。 |
| + | その頃、デデデにより付けられていたブローチによりルイージとともに復活を果たしたネスは、近くで倒れていたデデデも復帰させ、黒幕の待ち受ける[[大迷宮]]へと出発した。 |
| | | |
| === ゲーム中の解説 === | | === ゲーム中の解説 === |
134行目: |
122行目: |
| :『MOTHER2 ギーグの逆襲』で共に冒険する、ランマ国の王子・プーが使える、強力なPSI。『スマブラ』に参戦するあたり習得したようだ。発動すると、天空から無数の流れ星が落下し、星に当たったライバルはダメージを受ける。方向を左右に入力すれば、角度を操作できる。発動中はネスの体が輝き、無敵状態になる。 | | :『MOTHER2 ギーグの逆襲』で共に冒険する、ランマ国の王子・プーが使える、強力なPSI。『スマブラ』に参戦するあたり習得したようだ。発動すると、天空から無数の流れ星が落下し、星に当たったライバルはダメージを受ける。方向を左右に入力すれば、角度を操作できる。発動中はネスの体が輝き、無敵状態になる。 |
| | | |
− | === 使用ワザの名称一覧 ===
| + | == 使用ワザの名称一覧 == |
| *通常攻撃のワザ名は[[スマブラ拳!!|スマブラ拳!! (64)]]および公式攻略本より引用。 | | *通常攻撃のワザ名は[[スマブラ拳!!|スマブラ拳!! (64)]]および公式攻略本より引用。 |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
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154行目: |
| |colspan="5"| ヨーヨーショット | | |colspan="5"| ヨーヨーショット |
| |- | | |- |
− | | ニュートラル空中攻撃 || ネスキック | + | | 通常空中攻撃 || ネスキック |
| |colspan="4"| ネススピン | | |colspan="4"| ネススピン |
| |- | | |- |
185行目: |
173行目: |
| | つかみ攻撃 | | | つかみ攻撃 |
| |style="background-color:#bababa;" | | | |style="background-color:#bababa;" | |
− | |! colspan="4"| つかみヘッドバット | + | |! colspan="4"| つかみヘッドバット<ref>『スマブラSP』で攻撃方法が変わったが、公式攻略本では『スマブラfor』以前と同じ表記。恐らく[[リュカ]]と同じ「つかみPKショック」の誤植と思われる。</ref> |
| |- | | |- |
| | 前投げ | | | 前投げ |
253行目: |
241行目: |
| |} | | |} |
| | | |
− | === 動作などの元ネタ ===
| + | == 動作などの元ネタ == |
− | ==== ワザ ====
| + | === ワザ === |
| 上記の[[#大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]の節で述べたように、『MOTHER2』の世界観を体現するために、本来ネスには使えないPSIが多く織り込まれている。 | | 上記の[[#大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]の節で述べたように、『MOTHER2』の世界観を体現するために、本来ネスには使えないPSIが多く織り込まれている。 |
− | *上記の[[#使用ワザの名称一覧]]で、「PK」の名称が含まれた通常攻撃と投げ / 下アピール {{有無|X}}{{有無|for|1/1}} | + | *「PK」の名称が含まれた各種通常攻撃と各種投げ / 下アピール {{有無|X}}以降 |
− | **サイ(PSI)を使う攻撃。『スマブラfor』からはエフェクトが原作に近いものとなった。 | + | **PSI(サイ)を使った攻撃。『スマブラfor』からはエフェクトが独自のものとなった。 |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PSI.jpg|450px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PSI.jpg|450px]] |
− | |文=左からスマブラにおけるネスのサイ、原作におけるPKキアイΩ<ref name="PK KIAI">名前はプレイヤーが入力した『カッコイイとおもうもの』になる。例えばカッコイイと思うものが『ひっさつ』なら、『PKひっさつΩ』のようになる。</ref>、ギーグの使う正体不明の攻撃。 | + | |文=左から『スマブラfor』におけるネスのPSI、原作における「PKキアイΩ」<ref name="PK KIAI">名前はプレイヤーが入力した“カッコイイとおもうもの”になる。例えばカッコイイと思うものが「ひっさつ』なら、「PKひっさつΩ」のようになる。</ref>、ギーグの使う正体不明の攻撃。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| *横スマッシュ攻撃:バットスイング | | *横スマッシュ攻撃:バットスイング |
| **バットは『MOTHER』シリーズで主人公しか装備できない武器。『MOTHER2』においても同様で、ネスのみが装備可能。 | | **バットは『MOTHER』シリーズで主人公しか装備できない武器。『MOTHER2』においても同様で、ネスのみが装備可能。 |
− | **バットには「ONETT SPORTS」(オネット)と書いてある。製品名か、メーカー名だと思われる。ちなみに、オネットには「ふつうのバット」しか売っていない。 | + | ***デザインはMOTHER2の説明書に記載されている「グッズカタログ」の「ふつうのバット」とほぼ同じ。 |
| + | ***バットには「ONETT SPORTS」([[オネット]]スポーツ)と書いてある。製品名か、メーカー名だと思われる。 |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_バット.png|300px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_バット.png|300px]] |
− | |文=左がスマブラのバット。右はMOTHER3に登場するバット2種。 | + | |文=左が『スマブラ』のバット。右上は『MOTHER2』右下は『MOTHER1+2』における「ふつうのバット」の公式イラスト。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| *上スマッシュ攻撃:シャトルループ / 下スマッシュ攻撃:ヨーヨーショット | | *上スマッシュ攻撃:シャトルループ / 下スマッシュ攻撃:ヨーヨーショット |
| **ヨーヨーは『MOTHER2』で装備できる武器。パーティ全員が装備できるが、空振りしやすい。 | | **ヨーヨーは『MOTHER2』で装備できる武器。パーティ全員が装備できるが、空振りしやすい。 |
− | **使うヨーヨーは毎作異なり(スマブラforではスマブラXの色違いで、スマブラSPは年式が違うのみでデザインはスマブラforと同じ)、『スマブラDX』からは「DOLPHIN LOOP<ref>「DOLPHIN」は『スマブラDX』の対応ハードであるゲームキューブの開発コードネーム。</ref> 」「HALLAB<ref>『MOTHER』シリーズの開発会社のHAL研究所。</ref> NINTENDO 2001」、『スマブラX』は「MOTHER」「SUPER FAMICOM 2008<ref>『MOTHER2』の対応ハード</ref>」、『スマブラfor』「MOTHER」「SUPER NINTENDO<ref>スーパーファミコンの英名。</ref> 2014(スマブラSPでは2018)」と書かれているのが見える。年は全てそれぞれのスマブラが発売された年である。<br /> | + | **{{有無|DX}}以降 ヨーヨーには毎作、各『スマブラ』の発売年や文字が刻まれていることが確認できる。 |
− | **デザインは、実在するハイパーヨーヨーの「ステルスレイダー」が元になっている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn105.html アンケート集計拳!!]<br />“(投稿)ネスの愛用?ヨーヨー(シャトルループ)が、ハイパーヨーヨーのステルスレイダーに見えるのですが・・・ <br />(桜井)あれ、デザイナーの趣味みたいです。”。</ref>。 | + | ***{{有無|DX}} 「HALLAB」は『MOTHER2』と『スマブラDX』の開発元であるハル研究所。「DOLPHIN」は『スマブラDX』の対応ハードであるゲームキューブの開発コードネーム。 |
| + | ***{{有無|X}}以降 「SUPER NINTENDO」は、『MOTHER2』の対応ハードであるスーパーファミコンの海外版。 |
| {{SG | | {{SG |
− | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_ステルスレイダー.png|100px]] | + | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_ステルスレイダー.png|600px]] |
− | |文=左がスマブラのヨーヨー。右がステルスレイダー。 | + | |文=歴代『スマブラ』で使用したヨーヨー。左は1991年に米ヨメガ社より発売されたヨーヨー「レイダー」で、『スマブラDX』までのモデルになっている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn105.html アンケート集計拳!!]<br />“(投稿)ネスの愛用?ヨーヨー(シャトルループ)が、ハイパーヨーヨーのステルスレイダーに見えるのですが・・・ <br />(桜井)あれ、デザイナーの趣味みたいです。”</ref><ref>日本ではバンダイの『ハイパーヨーヨー』の1種として輸入され、1998年にハイパーレイダーとステルスレイダーとして発売されていた。</ref>。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_ヨーヨー.png|300px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_ヨーヨー.png|300px]] |
− | |文=MOTHER3に登場した『ともだちのヨーヨー』。ともだちのヨーヨーはキングPがネスから譲り受けたと思しきもの。 | + | |文=『MOTHER3』に登場した「ともだちのヨーヨー」。「ともだちのヨーヨー」は「キングP」がネスから譲り受けたと思しきもの。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| *通常必殺ワザ:PKフラッシュ {{有無|DX}}以降 | | *通常必殺ワザ:PKフラッシュ {{有無|DX}}以降 |
− | **『MOTHER』2と3で、主人公が覚えるPSI。原作ではダメージを与える技ではなく、敵に状態異常を引き起こさせる補助技で、まれに一撃で戦闘不能にすることもある。 | + | **『MOTHER2』『3』で、主人公が覚えるPSI。原作ではダメージを与える技ではなく、敵に状態異常を引き起こさせる補助技で、まれに一撃で戦闘不能にすることもある。『スマブラ』における最大まで溜めたときの絶大なダメージも、この一撃で戦闘不能にする効果を取り入れたものかも知れない。 |
− | ***一撃で戦闘不能にする効果の再現か、『スマブラX』の「亜空の使者」ではキングの像を「PKフラッシュ」一撃で破壊した。ちなみに、『MOTHER3』でもキングの像をリュカの「PKフラッシュ」で一撃で倒すことが出来た。 | + | ***{{有無|X}} 一撃で戦闘不能にする効果の再現か、「[[亜空の使者]]」では[[キングのぞう]]を「PKフラッシュ」一撃で破壊した。ちなみに『MOTHER3』でも、キングのぞうをリュカの「PKフラッシュ」で一撃で倒すことができる。 |
− | ***スマブラにおける最大まで溜めたときの絶大なダメージも、この一撃で戦闘不能にする効果を取り入れたものかもしれない。 | + | **{{有無|SP}} 爆発時の光に複数の大小様々な円形のエフェクトが点滅するように発生する演出が追加されており、『2』の「PKフラッシュγ」のものに似ている。 |
| {{SG | | {{SG |
− | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKフラシュ.png|450px]] | + | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKフラッシュ.png|450px]] |
− | |文=左はスマブラ版PKフラッシュ。真ん中は原作におけるPKフラッシュγ。原作のサイケデリックなエフェクトは再現しづらいのだろう。右は『おまえのばしょ』に立ちはだかるボスだが、PKフラッシュに若干似ている。 | + | |文=左は『スマブラfor』版「PKフラッシュ」。真ん中は原作における「PKフラッシュγ」。原作のサイケデリックなエフェクトは再現し辛かったのだろう。右は"おまえのばしょ"に立ちはだかるボスだが、「PKフラッシュ」に若干似ている。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
− | **『スマブラSP』では、爆発時の光に複数の大小様々な円形のエフェクトが点滅するように発生する演出が追加されており、上記の『2』のPKフラッシュγのものに似ている。 | + | *通常必殺ワザ3:PKフリーズ {{有無|for}} |
− | *通常必殺ワザ {{有無|64}} / 横必殺ワザ {{有無|DX}}以降 : PKファイヤー | + | **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2』ではポーラとプーが覚える。 |
| + | *通常必殺ワザ {{有無|64}} / 横必殺ワザ {{有無|DX}}以降:PKファイヤー |
| **『MOTHER』シリーズで、仲間の女の子が覚えるPSI。『MOTHER2』ではポーラが覚える。原作では、直線上の敵全員にダメージを与える技。 | | **『MOTHER』シリーズで、仲間の女の子が覚えるPSI。『MOTHER2』ではポーラが覚える。原作では、直線上の敵全員にダメージを与える技。 |
− | **任天堂は炎(Fire)を「ファイア」で統一しているが、原作の表記が「ファイヤー」だったので、そのまま使用している。なお、『MOTHER3』では「PKファイアー」。 | + | **任天堂は炎(Fire)を“ファイアー”で統一しており、原作においても「PKファイアー」だが、このワザに限っては表記が“ファイヤー”となっている。 |
− | **『スマブラSP』では、燃え上がった炎に複数のひし形のエフェクトが付与されており、『2』のPKファイアーγのエフェクトに似ている。 | + | **{{有無|SP}} 燃え上がった炎に複数のひし形のエフェクトが付与されており、『2』の「PKファイアーγ」のエフェクトに似ている。 |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKファイヤー.jpg|300px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKファイヤー.jpg|300px]] |
− | |文=左はスマブラ版PKファイヤー。右は原作におけるPKファイヤーΩ。Hit後に炎が立ち昇る演出はΩのもの。MOTHER3ではαとβのみ炎が立ち昇る演出があり、γとΩは爆発する演出となっている。 | + | |文=左は『スマブラfor』版「PKファイヤー」。右は原作における「PKファイアーΩ」。ヒット後に炎が立ち昇る演出は「Ω」のもの。MOTHER3では「α」と「β」のみ炎が立ち昇る演出があり、「γ」と「Ω」は爆発する演出となっている。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKビーム.jpg|300px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKビーム.jpg|300px]] |
− | |文=ちなみにネスが飛ばす光弾はフィールドスマッシュやアシストフィギュアで登場するスターマンの攻撃であるPKビーム<ref>狙い撃ちしてくる攻撃が『PKビームγ』、無差別に撃ちまくるのが『PKビームΩ』である。γが単体攻撃、Ωが全体攻撃なので、その再現と思われる。</ref>に似ている。もしかしたらPKビーム→PKファイヤーの派生攻撃なのかもしれない。 | + | |文=ちなみにネスが飛ばす光弾は[[スターマン]]の攻撃である「PKビーム」<ref>狙い撃ちしてくる攻撃が「PKビームγ」、無差別に撃ちまくるのが「PKビームΩ」である。「γ」が単体攻撃、「Ω」が全体攻撃なので、その再現と思われる。</ref>に似ている。もしかしたら「PKビーム→PKファイヤー」の派生攻撃なのかもしれない。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| *上必殺ワザ:PKサンダー | | *上必殺ワザ:PKサンダー |
− | **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2』ではポーラとプーが覚える。『MOTHER2』では、敵の誰かに数回雷を落としてダメージを与える技で、対象は指定できない。当たり外れが激しいが、敵のシールド・PSIシールドを無効化する効果がある。 | + | **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2』では[[ポーラ]]と[[プー]]が覚える。『MOTHER2』では、敵の誰かに数回雷を落としてダメージを与える技で、対象は指定できない。当たり外れが激しいが、敵のシールド・PSIシールドを無効化する効果がある。 |
− | ***また、『MOTHER2』には自らでんげきを纏い、PKサンダーやPKフラッシュを放ってくる「エレショッカ」「エレキスピリット」などのモンスターが登場する。 | + | ***また、『MOTHER2』には全身に電撃を纏い、「PKサンダー」や「PKフラッシュ」を放ってくる「エレショッカ」、「エレキスピリット」などの敵キャラが登場する。 |
− | **『スマブラSP』では、サンダーの尾の部分に、複数の大小様々な六角形のエフェクトが、点滅するように発生する演出が追加されており、『3』でクマトラが使えるPKサンダーγ、Ωのものと共通する点がある。 | + | **{{有無|SP}} サンダーの尾の部分に、複数の大小様々な六角形のエフェクトが、点滅するように現れるようになり、そのエフェクトが、『3』でクマトラが使える「PKサンダーγ」「Ω」のものに似ている。 |
− | **「PKサンダー体当たり」はスマブラオリジナル。「高速で直進する」という点は『MOTHER2』でネスが覚えるPSIの「テレポートα」に似ている。<br />原作の「テレポートα」の「テレポートするために長い距離を高速で走る必要がある」という仕様は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンのタイムトラベルを思わせる。そして、それとスマブラの「PKサンダー体当たり」には次のような似た点がある。よって、「PKサンダー体当たり」は「テレポートα」のパロディ元であるデロリアンのタイムトラベルが元ネタなのかもしれない。 | + | **「PKサンダー体当たり」自体は『スマブラ』オリジナルだが、“高速で直進する”点は、『MOTHER2』でネスが覚えるPSIの「テレポートα」に似ている。 |
− | ***デロリアンがタイムスリップするシーンと、『スマブラDX』のオープニングムービーでネスがテレポートらしきことをしているシーンがよく似ている<ref>[https://youtu.be/Psxktpxkc6o?t=230 Back To The Future [1985] - The DeLorean - YouTube] 3分50秒付近から。</ref><ref>[https://youtu.be/Eajoen8TeT8?t=63 Super Smash Bros. Melee - Intro Opening (HD) - YouTube]</ref>。そして、「PKサンダー体当たり」もそれらによく似ている。 | + | ***「PKサンダー」の弾の操作性も、「テレポートα」の操作性にやや似た所がある。 |
− | ***劇中ではデロリアンはタイムスリップのために必要な大量の電力を落雷によって得た。「PKサンダー体当たり」も、「PKサンダー」を自分に直撃させることで発動する。<br />
| + | ****「テレポートα」の「テレポートするために長い距離を高速で走る必要がある」という仕様は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の「デロリアン」のタイムトラベルを思わせる。そして、それと『スマブラ』の「PKサンダー体当たり」には下記の類似点がある。故に「PKサンダー体当たり」は「テレポートα」のパロディ元である、「デロリアン」のタイムトラベルが元ネタである可能性がある。 |
| + | ****:1.劇中にて、「デロリアン」はタイムスリップのために必要な大量の電力を落雷によって得た。「PKサンダー体当たり」も、「PKサンダー」を自分に直撃させることで発動する。 |
| + | ****:2.「デロリアン」がタイムスリップするシーンと、『スマブラDX』のオープニングムービーにて、ネスがテレポートらしきことを行なっているシーンが類似しており<ref>[https://youtu.be/Psxktpxkc6o?t=230 Back To The Future [1985] - The DeLorean - YouTube] 3分50秒付近から。</ref><ref>[https://youtu.be/Eajoen8TeT8?t=63 Super Smash Bros. Melee - Intro Opening (HD) - YouTube]</ref>、「PKサンダー体当たり」もまた、それらに類似した演出が含まれる。 |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKサンダー.jpg|250px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKサンダー.jpg|250px]] |
− | |文=左はスマブラ版PKサンダー。右は原作におけるPKサンダーΩ。敵単体を4回ランダムで攻撃するが、当たらない時もある。 | + | |文=左は『スマブラfor』版「PKサンダー」。右は原作における「PKサンダーΩ」。敵単体を4回ランダムで攻撃するが、当たらない時もある。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKサンダー2.jpg|150px]][[ファイル:元ネタ_ネス_PKサンダー3.jpg|150px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKサンダー2.jpg|150px]][[ファイル:元ネタ_ネス_PKサンダー3.jpg|150px]] |
− | |文=雷を纏い、PKフラッシュやPKサンダーを放ってくる厄介な敵。その奇怪な姿は、「PKサンダー体当たり」を彷彿とさせる。 | + | |文=雷を纏い、「PKフラッシュ」や「PKサンダー」を放ってくる厄介な敵。その奇怪な姿は、「PKサンダー体当たり」を彷彿とさせる。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
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322行目: |
| **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2』ではポーラとプーが覚える。原作では敵のPPをわずかに直接奪う技。 | | **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2』ではポーラとプーが覚える。原作では敵のPPをわずかに直接奪う技。 |
| **原作のネスはPSI「ライフアップ」で体力を回復できる。 | | **原作のネスはPSI「ライフアップ」で体力を回復できる。 |
− | **『スマブラSP』では、バリア部分に螺旋状のエフェクトが発生するようになっており、色合いと形状が『2』のサイマグネット(形状は一部)によく似ている。 | + | **{{有無|SP}} バリア部分に螺旋状のエフェクトが発生するようになり、形状の一部と色合いが『2』の「サイマグネット」によく似ている。 |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_サイマグネット.jpg|250px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_サイマグネット.jpg|250px]] |
− | |文=左はスマブラ版サイマグネット。右は原作におけるサイマグネットα。 | + | |文=左は『スマブラfor』の「サイマグネット」。右は原作における「サイマグネットα」。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
− | *下必殺ワザ2:吸引サイアタック {{有無|for|1/1}} | + | *下必殺ワザ2:吸引サイアタック {{有無|for}} |
− | **ネス唯一の攻撃用PSIであるPKキアイ<ref name="PK KIAI" />は精神集中による念動波での全体攻撃とされるが、吸引サイアタックはそれを体現したかのような挙動をするワザ。 | + | **敵を吸い寄せPSIによる全方位攻撃を行う点が、精神集中でもって念動波を起こし全体攻撃を行う、原作に於いてはネス唯一の攻撃用PSIである「PKキアイ」<ref name="PK KIAI" />に通じる。 |
− | **敵を吸い寄せ、サイによる全方位攻撃を行う。 | + | ***挙動も、原作の「PKキアイ」を彷彿とさせ得る。 |
| *最後の切りふだ:PKスターストーム {{有無|X}}以降 | | *最後の切りふだ:PKスターストーム {{有無|X}}以降 |
− | **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2」ではプーが修行により覚える、「ほしを おとす ほうほう」。原作では必中大ダメージの大技。 | + | **『MOTHER』シリーズで、仲間が覚えるPSI。『MOTHER2」ではプーが修行により覚える、「ほしを おとす ほうほう」。原作では必中大ダメージの大技。 |
− | **『スマブラfor』ではSEが『MOTHER2』の「PKスターストーム」と同じSEに変更された。 | + | **{{有無|for}}以降 SEが『MOTHER2』の「PKスターストーム」と同じものに変更された。 |
− | **『スマブラSP』では、『2』でネスの仲間になるポーラとプーが現れ、応援してくれるようになった。 | + | **{{有無|SP}} 『2』でネスの仲間になる、ポーラとプーが応援してくれるようになった。 |
− | ***PKスターストームは本来プーのみが使える技なので、そういう意味では、厳密な原作再現も兼ねるか。 | + | ***ポーラの祈るようなポーズは、原作のポーラを特に象徴する特殊コマンド、「いのる」が元ネタ。 |
− | ***ポーラの祈るようなポーズは、原作のポーラを特に象徴する肝要なコマンド、「いのる」が元ネタ。 | + | **{{有無|SP}} 降り注ぐ流星の周りに、『2』の「PKスターストームα」「Ω」のものにとてもよく似た数パターンのエフェクトが複数発生し、流星と同じ軌道で点滅しながら降り注ぐようになった。 |
− | **同じく『スマブラSP』にて、降り注ぐ流星のまわりに、『2』のPKスターストームα、Ωのものにとてもよく似た数パターンのエフェクトが複数発生し、流星と同じ軌道で点滅しながら降り注ぐようになった。 | + | **{{有無|SP}} 発動中の背景が、『2』にて、「おとのいし」の使用中に背景に映る、ひし形のエフェクトに非常に近いものになった。 |
− | ***加えて、発動中の背景が、『2』のキーアイテムである「おとのいし」を使用した際に、背景に映るひし形のエフェクトにとてもよく似たものになった。
| |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKスターストーム.jpg|450px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_PKスターストーム.jpg|450px]] |
− | |文=左はスマブラ版PKスターストーム。右は原作におけるPKスターストームΩ。 | + | |文=左は『スマブラfor』版「PKスターストーム」。右は原作における「PKスターストームΩ」。 |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
− | *上アピール:手前を向き、「OK!」 | + | |
| + | === その他 === |
| + | *(上)[[アピール]]:手前を向き、「OK!」 |
| **『MOTHER2』の名前設定で「おわり」を選ぶと「OKですか?」という糸井重里の声<ref>[https://www.1101.com/MOTHER_music/08.html ほぼ日刊イトイ新聞 - あの人の、『MOTHER』の気持ち。]</ref>が流れる。 | | **『MOTHER2』の名前設定で「おわり」を選ぶと「OKですか?」という糸井重里の声<ref>[https://www.1101.com/MOTHER_music/08.html ほぼ日刊イトイ新聞 - あの人の、『MOTHER』の気持ち。]</ref>が流れる。 |
− |
| |
− | ==== その他 ====
| |
| *[[登場演出]] {{有無|64}},{{有無|X}}以降 | | *[[登場演出]] {{有無|64}},{{有無|X}}以降 |
| **『MOTHER2』でネスが覚えるPSI、「テレポート」。 | | **『MOTHER2』でネスが覚えるPSI、「テレポート」。 |
− | **助走をつけないとテレポート出来なくて、障害物にぶつかって失敗すると黒焦げになる。スマブラでは成功しているはずなのになぜか黒焦げ。 | + | **助走をつけないとテレポートできなくて、障害物にぶつかって失敗すると黒焦げになる。『スマブラ』では、成功しているはずなのになぜか黒焦げ。 |
| {{SG | | {{SG |
| |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_テレポーテーション.jpg|450px]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_ネス_テレポーテーション.jpg|450px]] |
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355行目: |
| |色=008000 | | |色=008000 |
| }} | | }} |
| + | *[[勝利演出]]:両手を腰に当て正面を向く |
| + | **『MOTHER2』のアートワークに同じポーズのものがある。 |
| + | *オープニングムービーのカットイン・キャラクターセレクト画面のアイコン {{有無|64}} |
| + | **プロモーション用のクレイ人形とポーズが同じ。 |
| | | |
| == 主な登場作品 == | | == 主な登場作品 == |
− | *[https://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/mb/index.html MOTHER2 ギーグの逆襲] (1994/SFC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000000904 Wii U] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000039698 New3DS]】 | + | *[https://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/mb/index.html MOTHER2 ギーグの逆襲] (1994/SFC<ref name="VC6+NSO1" />) |
| + | *[https://www.nintendo.co.jp/n08/a2uj/index.html MOTHER1+2] (2003/GBA) |
| | | |
| == 備考 == | | == 備考 == |
− | *スマブラで「PKサンダー」を自分に当てて突進する攻撃の正式名称は「PKサンダー体当たり」。ゲーム中にはこの名前は出てこないが、公式サイトで明らかにされた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn093.html アンケート集計拳!!]<br />“いちおう正式名称は、『PKサンダー体当たり』と言います。”</ref>。 | + | *『スマブラ』で「PKサンダー」を自分に当てて突進する攻撃の正式名称は「PKサンダー体当たり」。ゲーム中にはこの名前は出てこないが、公式サイトで明らかにされた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn093.html アンケート集計拳!!]<br />“いちおう正式名称は、『PKサンダー体当たり』と言います。”</ref>。 |
| *『スマブラ64』の発売初期の頃は多くのプレイヤーの間ではネスが強いキャラクターとして認知されていたようであり、[[桜井政博]]は「キャラ勝ちと思われるのがイヤ」という理由で4人対戦ではネスの使用を控えていた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn040.html アンケート集計拳!!]<br />“ネスはキャラ勝ちと思われるのがイヤなので4人対戦時には遠慮します。”</ref>。 | | *『スマブラ64』の発売初期の頃は多くのプレイヤーの間ではネスが強いキャラクターとして認知されていたようであり、[[桜井政博]]は「キャラ勝ちと思われるのがイヤ」という理由で4人対戦ではネスの使用を控えていた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn040.html アンケート集計拳!!]<br />“ネスはキャラ勝ちと思われるのがイヤなので4人対戦時には遠慮します。”</ref>。 |
| *『スマブラX』では、隠しキャラクターであるにもかかわらず、オープニングムービーで登場している。 | | *『スマブラX』では、隠しキャラクターであるにもかかわらず、オープニングムービーで登場している。 |
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| <references> | | <references> |
| <ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref> | | <ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref> |
| + | <ref name="VC6+NSO1">Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref> |
| </references> | | </references> |
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| [[カテゴリ:ファイター]] | | [[カテゴリ:ファイター]] |
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