37行目: |
37行目: |
| シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』から登場。『スマブラDX』には発売後の2001年12月4日に、『[[スマブラX]]』には発売後の2008年2月7日に、『[[スマブラfor]]』では初めて発売前の2013年11月7日に、公式サイトで参戦することが発表された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラX』までと『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『スマブラfor』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。 | | シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』から登場。『スマブラDX』には発売後の2001年12月4日に、『[[スマブラX]]』には発売後の2008年2月7日に、『[[スマブラfor]]』では初めて発売前の2013年11月7日に、公式サイトで参戦することが発表された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラX』までと『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『スマブラfor』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。 |
| | | |
| + | デザインは、『スマブラX』までは『紋章の謎』を、『スマブラfor』からは『新・紋章の謎』をベースにしている。『スマブラSP』でも『新・紋章の謎』ベースであるが、肩当てや腕周りなど細部のデザインが変更され[https://fireemblemwiki.org/wiki/File:FEH_Marth_01.png 『ヒーローズ』]に近いライティングで描写されるようになった。なお、神剣ファルシオンのデザインは一貫して『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』のものがベースとなっている。 |
| | | |
− | デザインは、『スマブラX』までは『紋章の謎』のものをベースにリメイクされている。『[[スマブラfor]]』からは『新・暗黒竜と光の剣』以降のデザインの要素を加えながら全面リニューアルされた姿となっている<ref>[[ディレクターズルームの投稿の一覧/2013年|ディレクターズルームの投稿]] 2013/11/8</ref>。
| + | 声は、OVA版『紋章の謎』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E5%B7%9D%E5%85%89 緑川光]が務める。声優の選考に関しては、[[桜井政博]]が「ファイアーエムブレムのドラマCDの存在を知らなかった」こと<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return581.html 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳]</ref>と、「『OVA』で声を担当していた経歴で即採用した」こと<ref> [http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return510.html 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳]</ref>に起因する。<br>『スマブラDX』で収録した音声は『スマブラfor』まで使われ続けていたが、こうした理由は、「『スマブラDX』で収録された声が完璧だったから、撮り直す必要が無かったため」と[[桜井政博]]は述べている<ref>ニンテンドードリーム 2008年9月号 スマブラX アンケート集計拳!! 後編</ref>。『スマブラSP』では『スマブラDX』以来となる新たなボイスが充てられるようになった。<br> |
− | | |
− | 声は、OVA版『紋章の謎』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E5%B7%9D%E5%85%89 緑川光]が務める。<br> | |
− | 声優の選考に関しては、[[桜井政博]]が「ファイアーエムブレムのドラマCDの存在を知らなかった」こと<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return581.html 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳]</ref>と、「『OVA』で声を担当していた経歴で即採用した」こと<ref> [http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return510.html 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳]</ref>に起因する。
| |
− | 『スマブラDX』で収録した音声は『スマブラfor』まで使われ続けていたが、こうした理由は、「『スマブラDX』で収録された声が完璧だったから、撮り直す必要が無かったため」と[[桜井政博]]は述べている<ref>ニンテンドードリーム 2008年9月号 スマブラX アンケート集計拳!! 後編</ref>。『スマブラSP』では『スマブラDX』以来となる新たなボイスが充てられるようになった。<br> | |
| なお、『スマブラfor』までは海外版でも日本語の同じボイスが使用されている([[#備考]])。 | | なお、『スマブラfor』までは海外版でも日本語の同じボイスが使用されている([[#備考]])。 |
− |
| |
| | | |
| 『スマブラ』では原作終盤の専用武器・神剣ファルシオンを使用して戦う。「流麗な剣術」<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1204/index.html 速報スマブラ拳!!]、[http://www.smashbros.com/wii/jp/characters/hidden02.html スマブラ拳!! (X)]など。速報スマブラ拳!!では「流麗な剣'''質'''」だが、『スマブラX』からは「流麗な剣'''術'''」となっている。</ref>とされ、数いる剣を持ったファイターの中でも、特にスピードに重きが置かれている。速い移動速度と出が早くリーチの長い剣技、そして剣は先端ほどダメージが高いという特徴を持つ。<br>[[飛び道具]]を持たない接近戦専門ファイターでありながらも、むやみな密着はせず、つかずはなれずで相手の手の届かないところから斬りつける華麗な立ち回りを得意とする。『スマブラfor』以降は剣技の風切りエフェクトは先端が強調され、視覚的にどこが強力な部分なのかわかりやすくなった。<br/>このように近~中距離での打撃性能に重きをおいたファイターだが、それ故、手の届かない遠距離での飛び道具重視ファイターや、攻撃威力が下がりがちな密接状態は苦手とする。また[[投げ]]が貧弱であまりあてにできないという欠点があり、[[シールド]]を固める相手には[[通常必殺ワザ]]で対策ができるものの、ワザの[[連係]]がしづらく、安定した攻勢を維持しにくい側面がある。 | | 『スマブラ』では原作終盤の専用武器・神剣ファルシオンを使用して戦う。「流麗な剣術」<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1204/index.html 速報スマブラ拳!!]、[http://www.smashbros.com/wii/jp/characters/hidden02.html スマブラ拳!! (X)]など。速報スマブラ拳!!では「流麗な剣'''質'''」だが、『スマブラX』からは「流麗な剣'''術'''」となっている。</ref>とされ、数いる剣を持ったファイターの中でも、特にスピードに重きが置かれている。速い移動速度と出が早くリーチの長い剣技、そして剣は先端ほどダメージが高いという特徴を持つ。<br>[[飛び道具]]を持たない接近戦専門ファイターでありながらも、むやみな密着はせず、つかずはなれずで相手の手の届かないところから斬りつける華麗な立ち回りを得意とする。『スマブラfor』以降は剣技の風切りエフェクトは先端が強調され、視覚的にどこが強力な部分なのかわかりやすくなった。<br/>このように近~中距離での打撃性能に重きをおいたファイターだが、それ故、手の届かない遠距離での飛び道具重視ファイターや、攻撃威力が下がりがちな密接状態は苦手とする。また[[投げ]]が貧弱であまりあてにできないという欠点があり、[[シールド]]を固める相手には[[通常必殺ワザ]]で対策ができるものの、ワザの[[連係]]がしづらく、安定した攻勢を維持しにくい側面がある。 |
213行目: |
209行目: |
| *弱攻撃:スラッシュ / 横強攻撃:ハードエッジ | | *弱攻撃:スラッシュ / 横強攻撃:ハードエッジ |
| **登場は『スマブラ』の方が先だが、『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』においての連続攻撃時のモーションにやや似ている。どちらかと言えば「ハードエッジ」の方が原作に近い動き。 | | **登場は『スマブラ』の方が先だが、『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』においての連続攻撃時のモーションにやや似ている。どちらかと言えば「ハードエッジ」の方が原作に近い動き。 |
− | **後者は『エンゲージ』において、紋章士マルスの攻撃モーションの一つとして『スマブラ』で脚色されたものが逆輸入されている。 | + | **後者は『エンゲージ』において、紋章士マルスの攻撃モーションの一つとして逆輸入されている。 |
| *横スマッシュ攻撃:ドラゴンキラー | | *横スマッシュ攻撃:ドラゴンキラー |
| **『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』での剣装備時の通常攻撃・必殺の一撃のモーションに似ている。 | | **『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』での剣装備時の通常攻撃・必殺の一撃のモーションに似ている。 |
236行目: |
232行目: |
| ***武器「勇者」シリーズ(マルスは「勇者の剣」を装備できる)は、威力がそのままで一度に2回攻撃することができ、追撃も合わせると最大4回の攻撃が可能。ただし、こちらは武器に紐づく効果であり、ファルシオンを装備したまま使うことはできない。 | | ***武器「勇者」シリーズ(マルスは「勇者の剣」を装備できる)は、威力がそのままで一度に2回攻撃することができ、追撃も合わせると最大4回の攻撃が可能。ただし、こちらは武器に紐づく効果であり、ファルシオンを装備したまま使うことはできない。 |
| **4段目(横)は『紋章の謎』での剣装備時の通常攻撃・必殺の一撃の斬りつけたときのポーズに近い。 | | **4段目(横)は『紋章の謎』での剣装備時の通常攻撃・必殺の一撃の斬りつけたときのポーズに近い。 |
− | **4段目(下)のモーションは後に『if』のマルスに逆輸入されている。『スマブラfor』またまでの一連のモーション(横)は、『無双』でのマルスとセリカの強攻撃4として逆輸入された。 | + | **4段目(下)のモーションは後に『if』や『Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』のマルスに逆輸入されている。また『スマブラfor』までの一連のモーション(横)は、『無双』でのマルスとセリカの強攻撃4として逆輸入された。 |
| **『エンゲージ』ではユニットが紋章士マルスとエンゲージした際に放てるエンゲージ技「スターラッシュ」が登場しており、高速で連撃を仕掛ける点が「マーベラスコンビネーション」を彷彿とさせる。 | | **『エンゲージ』ではユニットが紋章士マルスとエンゲージした際に放てるエンゲージ技「スターラッシュ」が登場しており、高速で連撃を仕掛ける点が「マーベラスコンビネーション」を彷彿とさせる。 |
| *上必殺ワザ:ドルフィンスラッシュ | | *上必殺ワザ:ドルフィンスラッシュ |
320行目: |
316行目: |
| | | |
| == 主な登場作品 == | | == 主な登場作品 == |
− | *ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 (1990/FC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000010966 3DS] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000005085 Wii U]】 | + | *ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 (1990/FC<ref name="VC3+NSO1" />) |
− | *[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/em/index.html ファイアーエムブレム 紋章の謎] (1994/SFC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000000683 Wii U] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000040636 New3DS]】 | + | *[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/em/index.html ファイアーエムブレム 紋章の謎] (1994/SFC<ref name="VC6+NSO1" />) |
− | *[http://www.nintendo.co.jp/ds/yfej/index.html ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣] (2008/DS) | + | *[http://www.nintendo.co.jp/ds/yfej/index.html ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣] (2008/DS<ref name="VC4" />) |
| *[http://www.nintendo.co.jp/ds/vi2j/ ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~] (2010/DS) | | *[http://www.nintendo.co.jp/ds/vi2j/ ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~] (2010/DS) |
| *[http://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/ ファイアーエムブレム 覚醒] (2012/3DS) | | *[http://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/ ファイアーエムブレム 覚醒] (2012/3DS) |
− | *[https://www.nintendo.co.jp/3ds/ay6a/ Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン] (2015/3DS) ※amiibo使用で登場 | + | *[https://www.nintendo.co.jp/3ds/ay6a/ Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン]<ref name="amiibo" /> (2015/3DS) |
− | *[https://www.nintendo.co.jp/3ds/bfwj/ ファイアーエムブレム if] (2015/3DS) ※amiibo使用で登場 | + | *[https://www.nintendo.co.jp/3ds/bfwj/ ファイアーエムブレム if]<ref name="amiibo" /> (2015/3DS) |
| *[https://fire-emblem-heroes.com/ja/ ファイアーエムブレム ヒーローズ] (2017/iOS・Android) | | *[https://fire-emblem-heroes.com/ja/ ファイアーエムブレム ヒーローズ] (2017/iOS・Android) |
− | *[https://www.nintendo.co.jp/3ds/ajjj/ ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王] (2017/3DS) ※amiibo使用で幻影兵として登場 | + | *[https://www.nintendo.co.jp/3ds/ajjj/ ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王]<ref name="amiibo" /> (2017/3DS) |
| *[https://www.gamecity.ne.jp/fe/index.html ファイアーエムブレム無双] (2017/Switch・New3DS) | | *[https://www.gamecity.ne.jp/fe/index.html ファイアーエムブレム無双] (2017/Switch・New3DS) |
− | *[https://www.nintendo.co.jp/switch/ayfna/ ファイアーエムブレム エンゲージ] (2023/Switch) | + | *[https://www.nintendo.co.jp/switch/ayfna/ ファイアーエムブレム エンゲージ] (2023/Switch) |
| など | | など |
| | | |
339行目: |
335行目: |
| *『スマブラX』では、隠しキャラクターでありながらオープニングムービーに登場している。 | | *『スマブラX』では、隠しキャラクターでありながらオープニングムービーに登場している。 |
| | | |
− | ==脚注== | + | == 脚注 == |
| <references> | | <references> |
| <ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref> | | <ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref> |
| + | <ref name="VC3+NSO1">Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref> |
| + | <ref name="VC4">Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。</ref> |
| + | <ref name="VC6+NSO1">Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref> |
| + | <ref name="amiibo">amiibo使用で登場。</ref> |
| </references> | | </references> |
| | | |