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|紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6_(%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC) リュウ (ストリートファイター) - Wikipedia]<br />[https://kakuge.com/wiki/pages/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6 リュウ - 格ゲー.com 格ゲー用語事典]<br />[https://streetfighter.fandom.com/wiki/Ryu Ryu - Street Fighter Wiki]
 
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'''リュウ'''(Ryu)は、カプコン<ref>『ストリートファイター』シリーズの版権はカプコンU.S.Aが所有する。</ref>の『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。
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'''リュウ'''(Ryu)は、カプコンの『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。
 
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服装としては、登場する多くの作品において白い道着と赤(初代『ストリートファイター』と『ストリートファイターZERO』シリーズでは白)のハチマキ、籠手を付けている。髮の色は基本的に黒か茶色だが、若い頃(『ストI』と『ストZERO』シリーズ)は赤色であった。
 
服装としては、登場する多くの作品において白い道着と赤(初代『ストリートファイター』と『ストリートファイターZERO』シリーズでは白)のハチマキ、籠手を付けている。髮の色は基本的に黒か茶色だが、若い頃(『ストI』と『ストZERO』シリーズ)は赤色であった。
      
格闘ゲームの顔とも言えるキャラクターで、本格的に有名になったのは1991年の『ストリートファイターII』から。『ストII』は対戦格闘ゲームのブームを引き起こす程の大ヒットを誇った作品で、現在の格闘ゲームのほぼ全てはこのシリーズを基準/参考に作られている程である。
 
格闘ゲームの顔とも言えるキャラクターで、本格的に有名になったのは1991年の『ストリートファイターII』から。『ストII』は対戦格闘ゲームのブームを引き起こす程の大ヒットを誇った作品で、現在の格闘ゲームのほぼ全てはこのシリーズを基準/参考に作られている程である。
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== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ4・5作目の『[[スマブラfor]]』から登場。『スマブラfor』には発売後の2015年6月14日に放送された『【スマブラ3DS・WiiU】 2015年6月 新要素のお知らせ』で有料の[[追加コンテンツの一覧 (3DS/Wii U)|追加コンテンツ]]第2弾のファイターとしての参戦が発表され、翌日15日から販売が開始された。 『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
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シリーズ4・5作目の『[[スマブラfor]]』から登場。『スマブラfor』には発売後の2015年6月14日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=oJ4QX-UIO-s 【スマブラ3DS・WiiU】 2015年6月 新要素のお知らせ]』で[[追加コンテンツの一覧 (3DS/Wii U)|追加コンテンツ]]第2弾の[[ファイター]]として参戦が発表され、翌15日から配信が開始された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
   −
[[ロックマン]]に続くカプコンからのゲスト参戦で、追加コンテンツでは初の新規参戦ファイター。そして、リュウが任天堂のキャラクターと共演するのも『スマブラfor』が初めてとなった<ref>映画『シュガーラッシュ』では直接の共演ではないがカメオ出演として登場し、スマブラのファイターの中では他に[[クッパ]]と[[ソニック]]と[[パックマン]]が登場した。</ref>。
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[[ロックマン]]に続くカプコンからのゲスト参戦で、追加コンテンツでは初の新規参戦ファイター。そして、リュウが任天堂のキャラクターと共演するのも『スマブラfor』が初めてとなった<ref>映画『シュガーラッシュ』では直接の共演ではないがカメオ出演として登場し、『スマブラ』のファイターの中では他に[[クッパ]]と[[ソニック]]と[[パックマン]]が登場した。</ref>。
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デザインは、『ストリートファイターIV』以降の物に準拠している。『スマブラSP』では若干『ストリートファイターV』に近いデザインになった。
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デザインは、『ストリートファイターIV』以降の物に準拠している。『スマブラSP』では髪や筋肉などの質感が『ストリートファイターV』と同じ物になった。
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日本版での声は、『ストリートファイターIV』以降の作品で担当する[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%BA%83%E6%A8%B9 高橋広樹]が務める。『スマブラSP』では『スマブラfor』で収録された音声が使用されている。
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日本版での声は、『ストリートファイターIV』以降の作品で担当する[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%BA%83%E6%A8%B9 高橋広樹]が務める。『スマブラSP』では『スマブラfor』で収録された音声が流用されている。
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多数存在する原作シリーズの中でも、スマブラでは『ストリートファイターII』に近いテイストで、ヒットストップの長さや効果音などさまざまなこだわりをもって制作されている<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=xvSiyZsiV8U 【スマブラ3DS・WiiU】 2015年6月 新要素のお知らせ - YouTube] 11分40秒からのリュウの紹介、14分50秒付近</ref>。下必殺ワザ「セービングキャンセル」を除く3種の必殺ワザは原作と同じコマンド入力で出せる格闘ゲームのシステムをはじめ、スマブラにとって特殊な仕様をいくつか持っている。原作では6ボタンだが、攻撃を1~2ボタンに収める都合上、半数の地上通常攻撃と必殺ワザはボタンを押す長さでワザが変化し、原作の多様なワザ数を活かしている。また、スマブラ初の2つの最後の切りふだを持ち、距離によって異なるものに変化する。
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多数存在する原作シリーズの中でも、『スマブラ』では『ストリートファイターII』に近いテイストで、ヒットストップの長さや効果音などさまざまなこだわりをもって制作されている<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=xvSiyZsiV8U 【スマブラ3DS・WiiU】 2015年6月 新要素のお知らせ - YouTube] 11分40秒からのリュウの紹介、14分50秒付近</ref>。下必殺ワザ「セービングキャンセル」を除く3種の必殺ワザは原作と同じコマンド入力で出せる格闘ゲームのシステムをはじめ、『スマブラ』にとって特殊な仕様をいくつか持っている。原作では6ボタンだが、攻撃を1~2ボタンに収める都合上、半数の地上通常攻撃と必殺ワザはボタンを押す長さでワザが変化し、原作の多様なワザ数を活かしている。また、『スマブラ』初の2つの最後の切りふだを持ち、距離によって異なるものに変化する。
   −
スマブラでは、原作さながらのコンビネーションによる攻撃で高いダメージを与えられる反面、コマンド入力の暴発で動きの制御が難しく扱いにくい。また、1対1で戦う格闘ゲームとは違い、地形が変化するステージやギミック、複数人・アイテムが入り乱れる大乱闘では、攻撃範囲の広いワザを持たず、復帰性能も平均以下のリュウにとっては逆風を受けやすく、総じて玄人向けの性能となっている。
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原作さながらのコンビネーションによる攻撃で高いダメージを与えられる反面、コマンド入力の暴発で動きの制御が難しく扱いにくい。また、1対1で戦う格闘ゲームとは違い、地形が変化するステージやギミック、複数人・アイテムが入り乱れる大乱闘では、攻撃範囲の広いワザを持たず、復帰性能も平均以下のリュウにとっては逆風を受けやすく、総じて玄人向けの性能となっている。
    
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
 
<gallery>
 
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ファイル:公式絵 4 リュウ.png|『スマブラfor』
 
ファイル:公式絵 4 リュウ.png|『スマブラfor』
公式参戦イラスト リュウ.jpg|『スマブラfor』の[[参戦イラスト]]。『ストリートファイターII』でキャラクターデザインを担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%94%B0%E6%9C%97 あきまん]が手掛けた。『ストII』のパッケージイラストをスマブラのファイターで再現している。
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公式参戦イラスト リュウ.jpg|『スマブラfor』の[[参戦イラスト]]。『ストリートファイターII』でキャラクターデザインを担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%94%B0%E6%9C%97 あきまん]が手掛けた。『ストII』のパッケージイラストを『スマブラ』のファイターで再現している。
 
ファイル:公式絵 SP リュウ.png|『スマブラSP』
 
ファイル:公式絵 SP リュウ.png|『スマブラSP』
 
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:リュウと相手の距離が離れている時に使うと、地形を貫通して直進し周囲の相手を巻き込む「真空波動拳」になる。しかし相手に詰め寄って近距離で発動することで「真・昇龍拳」が出る。大きく振りかぶった強烈なアッパーが相手にヒットすると、さらに逆の拳でアッパーを繰り出しジャンプしながら拳を突き上げ上にふっとばす。
 
:リュウと相手の距離が離れている時に使うと、地形を貫通して直進し周囲の相手を巻き込む「真空波動拳」になる。しかし相手に詰め寄って近距離で発動することで「真・昇龍拳」が出る。大きく振りかぶった強烈なアッパーが相手にヒットすると、さらに逆の拳でアッパーを繰り出しジャンプしながら拳を突き上げ上にふっとばす。
   −
=== 使用ワザの名称一覧 ===
+
== 使用ワザの名称一覧 ==
<!-- 『スマブラfor』の名称は公式発表以外の物を入れないでください*『スマブラSP』の通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。 -->
+
*『スマブラSP』の通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
*通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
   
*つかみのワザ名は全ファイター「つかみ」で統一。
 
*つかみのワザ名は全ファイター「つかみ」で統一。
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
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| 下スマッシュ攻撃 || (未公表) || 回転足払い
 
| 下スマッシュ攻撃 || (未公表) || 回転足払い
 
|-
 
|-
| ニュートラル空中攻撃 || (未公表) || ひざ蹴り
+
| 通常空中攻撃 || (未公表) || ひざ蹴り
 
|-
 
|-
 
| 前空中攻撃 || (未公表) || 飛び蹴り
 
| 前空中攻撃 || (未公表) || 飛び蹴り
129行目: 127行目:  
|-
 
|-
 
| 下必殺ワザ
 
| 下必殺ワザ
|colspan="2"| 昇龍拳
+
|colspan="2"| セービングアタック
 
|-
 
|-
 
| 最後の切りふだ  
 
| 最後の切りふだ  
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|}
 
|}
   −
=== 動作などの元ネタ ===
+
== 動作などの元ネタ ==
==== ワザ ====
+
=== ワザ ===
括弧内に斜体字で表記するのは原作でのコマンド入力。スマブラでの通常・上・横必殺ワザのみ、原作同様のコマンド+攻撃ボタンでも出す事が出来る。<br>
+
括弧内に斜体字で表記するのは原作でのコマンド入力。『スマブラ』での通常・上・横必殺ワザのみ、原作同様のコマンド+攻撃ボタンでも出す事が出来る。<br>
 
特に出典が明記されていないワザは、『ストリートファイターII』が出典となっている。
 
特に出典が明記されていないワザは、『ストリートファイターII』が出典となっている。
 
*ボタンを押す長さでワザが変わる仕様
 
*ボタンを押す長さでワザが変わる仕様
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**『ZERO』シリーズの斜めジャンプ中/強キック。
 
**『ZERO』シリーズの斜めジャンプ中/強キック。
 
*横強攻撃(弱):遠距離立ち中キック(『ストIII』)
 
*横強攻撃(弱):遠距離立ち中キック(『ストIII』)
*横強攻撃(弱)(近距離):近距離立ち中パンチ
+
*横強攻撃(弱)(近距離):近距離立ち中パンチ {{有無|SP}}
**SPより追加。
   
*横強攻撃(強):鎖骨割り''(→+中パンチ)''
 
*横強攻撃(強):鎖骨割り''(→+中パンチ)''
 
**原作ではしゃがみガードが不可能な「中段技」。
 
**原作ではしゃがみガードが不可能な「中段技」。
165行目: 162行目:  
*上スマッシュ攻撃:しゃがみ強パンチ
 
*上スマッシュ攻撃:しゃがみ強パンチ
 
*下スマッシュ攻撃:しゃがみ強キック
 
*下スマッシュ攻撃:しゃがみ強キック
*ニュートラル空中攻撃:斜めジャンプ弱キック
+
*通常空中攻撃:斜めジャンプ弱キック
 
*前空中攻撃:斜めジャンプ中/強キック
 
*前空中攻撃:斜めジャンプ中/強キック
**伸ばしている足だけでなく折り曲げている足にも攻撃判定があるのも原作通り。折り曲げている足のシールド削り値が高いのは、原作シリーズでは相手を飛び越えながらこの部分を当てようとすると[[めくり]]になるためガードに強く、それをスマブラ流に再現しているのだと思われる。
+
**伸ばしている足だけでなく折り曲げている足にも攻撃判定があるのも原作通り。折り曲げている足の部分だけシールド削り値が高いのは、原作シリーズでは相手を飛び越えながらこの部分を当てようとすると[[めくり]]になるためガード操作(スティックを後ろに倒し続ける)を困難にしやすく、それを『スマブラ』流に再現しているのだと思われる。
 
*後空中攻撃:垂直ジャンプ強キック
 
*後空中攻撃:垂直ジャンプ強キック
 
*上空中攻撃:斜めジャンプ中パンチ(『スーパーストIIX』以降)
 
*上空中攻撃:斜めジャンプ中パンチ(『スーパーストIIX』以降)
180行目: 177行目:  
**『ストI』からあるリュウの代表的な技のひとつ。また、特に発射・投擲を行う技を指す、[[飛び道具]]という名称が使われた端緒の一つとして『ストII』でのこの技が挙げられる。
 
**『ストI』からあるリュウの代表的な技のひとつ。また、特に発射・投擲を行う技を指す、[[飛び道具]]という名称が使われた端緒の一つとして『ストII』でのこの技が挙げられる。
 
*:*灼熱波動拳''(←↙↓↘→+各種パンチ)''
 
*:*灼熱波動拳''(←↙↓↘→+各種パンチ)''
*:**『スーパーストリートファイターII』以降で使う技。原作でもスマブラと同じく波動拳の上位版として実装されているが、作品によって性能が異なる。
+
*:**『スーパーストリートファイターII』以降で使う技。原作でも『スマブラ』と同じく波動拳の上位版として実装されているが、作品によって性能が異なる。
 
*:**元は『ストII』シリーズ初期において稀に(1/256の確率で)色違いの赤い波動拳が出ることがあるという現象だった(性能に差はない)が、後に別々の必殺技(またはパワーゲージ消費で繰り出せる強化版)として実装されている。
 
*:**元は『ストII』シリーズ初期において稀に(1/256の確率で)色違いの赤い波動拳が出ることがあるという現象だった(性能に差はない)が、後に別々の必殺技(またはパワーゲージ消費で繰り出せる強化版)として実装されている。
 
*:*空振り時:波動の構え''(↓↘→+挑発)''
 
*:*空振り時:波動の構え''(↓↘→+挑発)''
 
*:**『ストZERO』シリーズのみ存在したコマンド技で、「波動拳」の動作だけを行うフェイント。
 
*:**『ストZERO』シリーズのみ存在したコマンド技で、「波動拳」の動作だけを行うフェイント。
 
*横必殺ワザ:竜巻旋風脚''(↓↙←+各種キック)''
 
*横必殺ワザ:竜巻旋風脚''(↓↙←+各種キック)''
**『ストI』からある特殊な必殺技。スマブラでの性能は『ストII』以降の一般的な性能を踏襲しているが、一部作での強化版および『ストI』では全く移動しないが複数回ヒットする、『ストIV』ではセービングアタックで防げないアーマーブレイク能力を持つなど、一風変わった性能を持つ場合が多い。また、原作では殆どの作品において波動拳や昇龍拳が空中で出せないのに対し、竜巻旋風脚は『ストII'ターボ』以降のほぼ全ての作品でスマブラ同様空中で出すことができる。
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**『ストI』からある特殊な必殺技。『スマブラ』での性能は『ストII』以降の一般的な性能を踏襲しているが、一部作での強化版および『ストI』では全く移動しないが複数回ヒットする、『ストIV』ではセービングアタックで防げないアーマーブレイク能力を持つなど、一風変わった性能を持つ場合が多い。また、原作では殆どの作品において波動拳や昇龍拳が空中で出せないのに対し、竜巻旋風脚は『ストII'ターボ』以降のほぼ全ての作品で『スマブラ』同様空中で出すことができる。
 
*上必殺ワザ:昇龍拳''(→↓↘+各種パンチ)''
 
*上必殺ワザ:昇龍拳''(→↓↘+各種パンチ)''
 
**『ストI』から存在する必殺技。攻撃発生が速めで、さらに発動した瞬間から上昇中までに僅かな無敵時間を持っている事が多く、相手の攻撃への割り込みや優秀な対空技として機能する。ゆえに対戦格闘ゲームの草分けである『ストII』でのこの技は“対空技”という名称が使われる端緒の一つとなった。「波動拳」同様、レバー入力の方法は「昇龍拳コマンド」と呼ばれており、現在も多くの格闘ゲームに採用されている。
 
**『ストI』から存在する必殺技。攻撃発生が速めで、さらに発動した瞬間から上昇中までに僅かな無敵時間を持っている事が多く、相手の攻撃への割り込みや優秀な対空技として機能する。ゆえに対戦格闘ゲームの草分けである『ストII』でのこの技は“対空技”という名称が使われる端緒の一つとなった。「波動拳」同様、レバー入力の方法は「昇龍拳コマンド」と呼ばれており、現在も多くの格闘ゲームに採用されている。
 
**当初は「昇'''竜'''拳」と表記されており、『ストII』以降から現在の表記となる。しかし、それでも未だに表記ゆれがよく見られる。
 
**当初は「昇'''竜'''拳」と表記されており、『ストII』以降から現在の表記となる。しかし、それでも未だに表記ゆれがよく見られる。
 
*下必殺ワザ:セービングアタック''(中パンチ+中キック同時押し)''
 
*下必殺ワザ:セービングアタック''(中パンチ+中キック同時押し)''
**厳密にはキャラ固有の必殺技ではなく『ストリートファイターIV』シリーズで全キャラクターが使える特殊アクション。基本的な性能は『ストIV』のものを踏襲しているが、スマブラでは空中でも発動可、発動までにスティックを逆方向に倒すことで振り向きながら攻撃が可能、耐えたダメージは自然回復しないといった違いがある。
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**厳密にはキャラ固有の必殺技ではなく『ストリートファイターIV』シリーズで全キャラクターが使える特殊アクション。基本的な性能は『ストIV』のものを踏襲しているが、『スマブラ』では空中でも発動可、発動までにスティックを逆方向に倒すことで振り向きながら攻撃が可能、耐えたダメージは自然回復しないといった違いがある。
**モーションの元を辿れば、そのモチーフは『ストⅢ3rd』コミカライズ版「RYU FINAL」に登場した「風の拳」と言われている。
+
**モーションの元を辿れば、そのモチーフは『ストIII3rd』コミカライズ版「RYU FINAL」に登場した「風の拳」と言われている。
 
*最後の切りふだ:真・昇龍拳 / 真空波動拳
 
*最後の切りふだ:真・昇龍拳 / 真空波動拳
 
**2種類の超必殺技が使い分けられるのは『ウルトラストIV』における選択式のシステム「ウルトラコンボダブル」と共通している。
 
**2種類の超必殺技が使い分けられるのは『ウルトラストIV』における選択式のシステム「ウルトラコンボダブル」と共通している。
*:*真・昇龍拳''(『ストⅢ』シリーズでは↓↘→↓↘→+各種パンチ)''
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*:*真・昇龍拳''(『ストIII』シリーズでは↓↘→↓↘→+各種パンチ)''
*:**『ストⅢ』以降でスーパーアーツなどとして使う。リュウの超必殺技の中で最高の威力を誇り、彼を象徴する大技の一つとなっているため、作品によっては「パワーゲージを最大まで溜め、全て消費しないと使用できない」などの制限が設けられている場合もある。最初のアッパーがカス当たりだと(=根本から直撃させないと)単に多段ヒットする「昇龍拳」となり、威力が大幅に低下するのも原作と同じ。
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*:**『ストIII』以降でスーパーアーツなどとして使う。リュウの超必殺技の中で最高の威力を誇り、彼を象徴する大技の一つとなっているため、作品によっては「パワーゲージを最大まで溜め、全て消費しないと使用できない」などの制限が設けられている場合もある。最初のアッパーがカス当たりだと(=根本から直撃させないと)単に多段ヒットする「昇龍拳」となり、威力が大幅に低下するのも原作と同じ。
 
*:**ヒット時のエフェクトやダメージの高い相手に対して決めたときの背景は『ストIV』に準拠し、後者はスーパー/ウルトラコンボで倒したときの演出と同じ。ただし、『ストIV』ではこの技は剛拳のウルトラコンボとして登場する。
 
*:**ヒット時のエフェクトやダメージの高い相手に対して決めたときの背景は『ストIV』に準拠し、後者はスーパー/ウルトラコンボで倒したときの演出と同じ。ただし、『ストIV』ではこの技は剛拳のウルトラコンボとして登場する。
 
*:*真空波動拳''(↓↘→↓↘→+各種パンチ)''
 
*:*真空波動拳''(↓↘→↓↘→+各種パンチ)''
 
*:**『スーパーストIIX』以降でスーパーコンボなどとして使う。本編シリーズでは基本的に5つの「波動拳」を1つに重ね、やや拡大された波動拳を放つ技とされている。
 
*:**『スーパーストIIX』以降でスーパーコンボなどとして使う。本編シリーズでは基本的に5つの「波動拳」を1つに重ね、やや拡大された波動拳を放つ技とされている。
*:**クロスオーバー作品では太いビーム状の波動拳を発射するなど派手な技になっていることが多いが、スマブラでは原作に近く、気流をまとった多重の波動拳になっている。
+
*:**クロスオーバー作品では太いビーム状の波動拳を発射するなど派手な技になっていることが多いが、『スマブラ』では原作に近く、気流をまとった多重の波動拳になっている。
*ガケのぼり攻撃:しゃがみ強キック(『ストⅢ』)
+
*ガケのぼり攻撃:しゃがみ強キック(『ストIII』)
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==== その他 ====
+
=== その他 ===
 +
*[[空中横移動速度|空中横移動]]の遅さ / 空中慣性維持
 +
**原作シリーズの操作性を体現している。格闘ゲームにおけるジャンプは『スマブラ』や2Dプラットフォーム系アクションゲームにおけるものとはかなり性質が異なり、基本的に垂直・前方・後方ジャンプの3種類で、途中で軌道を変えることはできない。空中ジャンプも採用例は少なく、クロスオーバー作品に集中している。
 
*[[アピール|上・横アピール]]
 
*[[アピール|上・横アピール]]
**『ストIV』シリーズで使用できるリュウのアピール。原作から台詞が互いに入れ替わっている。
+
**『ストIV』シリーズで選択できるリュウのアピール。原作から台詞が互いに入れ替わっている。
 
*[[下アピール]]
 
*[[下アピール]]
 
**『ストIII』のリュウのパーソナルアクション(特殊効果を持つアピール)で似た構えをするが、それよりは豪鬼のものに少し近い。
 
**『ストIII』のリュウのパーソナルアクション(特殊効果を持つアピール)で似た構えをするが、それよりは豪鬼のものに少し近い。
*攻撃ヒット・通常シールド音
+
*攻撃ヒット音
**スーパーファミコン版『ストII』から。アーケード版などとは異なるサウンド。
+
**スーパーファミコン版『ストII』から。アーケード版などとはサウンドセットが異なっており、通常シールド音はアーケード版から取っている。
*ジャストシールド時のモーションとSE
+
*[[ジャストガード]]時のSEと構え
**『ストIII』でブロッキングに成功したときの物。成功するとダメージを完全に無効化すると同時に、相手に一定の追加硬直時間を与え、通常のガードよりもかなり素早く反撃することができる。
+
**『ストIII』の共通アクションであるブロッキングを成功させたときの物。ダメージを完全に無効化・パワーゲージの増加の他、相手の打撃ワザに一定の追加硬直時間を与え、通常のガードよりもかなり素早く反撃することができる。
**操作は「攻撃を受ける寸前にタイミングよくレバー前方向」で、通常ガードと両立することが出来ない。入力がずれても通常ガードの可能性が残る『スマブラ』(『for』まで)の[[ジャストシールド]]よりも、基本的にハイリスクハイリターンなシステムである。
+
**操作は「攻撃を受ける寸前にタイミングよくレバー前(下段攻撃にはレバー下)」で、通常ガードとは完全に両立することが出来ないうえ、ガード中はタイミング判定が厳しくなる。入力がずれても通常ガードの可能性が残る『スマブラfor』までの[[ジャストシールド]]よりも、基本的にハイリスクハイリターンなシステムである。
 +
**『スマブラSP』ではジャストシールドのシステム・演出がブロッキングによく似たものに一新され、かなり原作に近い再現ができるようになっている。
 
*[[勝利演出]]・左
 
*[[勝利演出]]・左
 
**『ストリートファイターIV』の試合勝利ポーズ。
 
**『ストリートファイターIV』の試合勝利ポーズ。
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== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
ここでは、任天堂ハードで発売されている作品を記述する。
+
=== メインシリーズ ===
*ファイティング・ストリート (1998/PCエンジン) [http://www.capcom.co.jp/product/detail.php?id=54 Wii バーチャルコンソール]】
+
各作品のオリジナル版(最初期バージョン)のみを記載。その他の移植作品についてはWikipediaの記事等を参照。
 +
*ストリートファイター (1987/AC)
 +
*ストリートファイターII -The World Warrior- (1991/AC)
 +
*ストリートファイターZERO (1995/AC)
 +
*ストリートファイターEX (1996/AC)
 +
*ストリートファイターIII -NEW GENERATION- (1997/AC)
 +
*ストリートファイターIV (2008/AC)
 +
*[https://www.streetfighter.com/5/ja-jp/ ストリートファイターV] (2016/PS4・PC)
 +
*[https://www.streetfighter.com/6/ja-jp ストリートファイター6] (2023/PS5・PS4・Xbox Series X/S・PC)
 +
 
 +
=== 任天堂ハードへの移植作 ===
 
*ストリートファイターIIシリーズ
 
*ストリートファイターIIシリーズ
**ストリートファイターII (1992/SFC)
   
**ストリートファイターIIターボ (1993/SFC)
 
**ストリートファイターIIターボ (1993/SFC)
 
**スーパーストリートファイターII (1994/SFC)
 
**スーパーストリートファイターII (1994/SFC)
233行目: 242行目:  
*ストリートファイターZEROシリーズ
 
*ストリートファイターZEROシリーズ
 
**ストリートファイターZERO2 (1996/SFC)
 
**ストリートファイターZERO2 (1996/SFC)
 +
**ストリートファイターALPHA (2001/GBC)
 +
**ストリートファイターZERO3↑ (2002/GBA)
 
*ストリートファイターIVシリーズ
 
*ストリートファイターIVシリーズ
 
**スーパーストリートファイターIV 3Dエディション (2011/3DS)
 
**スーパーストリートファイターIV 3Dエディション (2011/3DS)
*ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル(2018/PS4・Switch・XBOne・PC)
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*[https://www.capcom.co.jp/sf30ac/ ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル]<ref>アーケード版『ストI』『ストII』『ストZERO』『ストIII』の各バージョンを収録。</ref>(2018/PS4・Switch・Xbox One・PC)
他多数
      
== 備考 ==
 
== 備考 ==
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<ref name="waza">『スマブラfor』での初出は『【スマブラ3DS・WiiU】 2015年6月 新要素のお知らせ』より。ゲーム内では「[[スマちしき]]」に記載あり。</ref>
 
<ref name="waza">『スマブラfor』での初出は『【スマブラ3DS・WiiU】 2015年6月 新要素のお知らせ』より。ゲーム内では「[[スマちしき]]」に記載あり。</ref>
 
</references>
 
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== 関連項目 ==
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*[[スマブラforの参戦ムービー・プロット集]] - {{PAGENAME}}の[[参戦ムービー]]のプロット書き起こしや元ネタなどを解説。
      
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==

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