スーパーファミコンが発売されて3年が経っている中でファミコンでカービィの新作を制作することを指示された桜井は、ハードの終焉期におけるユーザーの大半は既にゲームに慣れていると考え、前作同様にゲーム初心者に優しい作りでありながら上級者でも楽しめるようにすべく、"初心者と上級者の同居"をテーマとし、カービィにコピー能力を導入した<ref name="topics_sdx" /><ref name="NOM_miryoku_03" />。これにより、初心者は前作同様に「すいこみ」と「はきだし」の基本動作だけでも遊べつつ、上級者は多彩なコピー能力を自由に選んで幅広い遊び方ができるようになった。この"初心者と上級者の同居"というテーマは、後の彼が手掛けるゲームにも受け継がれている。また、一般的なゲームコントローラーのボタンの多さが初心者にとっつきにくくさせている要因と考えた桜井は、初めてゲームをする人のためにボタン1つで遊べるゲームモードを導入した<ref name="C_VOL15" />。このようなゲームモードは、以降の彼が関与したカービィ全てに導入されている。 | スーパーファミコンが発売されて3年が経っている中でファミコンでカービィの新作を制作することを指示された桜井は、ハードの終焉期におけるユーザーの大半は既にゲームに慣れていると考え、前作同様にゲーム初心者に優しい作りでありながら上級者でも楽しめるようにすべく、"初心者と上級者の同居"をテーマとし、カービィにコピー能力を導入した<ref name="topics_sdx" /><ref name="NOM_miryoku_03" />。これにより、初心者は前作同様に「すいこみ」と「はきだし」の基本動作だけでも遊べつつ、上級者は多彩なコピー能力を自由に選んで幅広い遊び方ができるようになった。この"初心者と上級者の同居"というテーマは、後の彼が手掛けるゲームにも受け継がれている。また、一般的なゲームコントローラーのボタンの多さが初心者にとっつきにくくさせている要因と考えた桜井は、初めてゲームをする人のためにボタン1つで遊べるゲームモードを導入した<ref name="C_VOL15" />。このようなゲームモードは、以降の彼が関与したカービィ全てに導入されている。 |