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大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii Uのファイターとしてのリュウについては、「リュウ (3DS/Wii U)」を参照
リュウ | |
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デビュー | ストリートファイター (1987年8月30日/AC) |
リュウ(Ryu)は、カプコン[1]のストリートファイターシリーズに登場するキャラクター。
概要
『ストリートファイター』シリーズの主人公。
「真の格闘家」を目指し、修行の旅を続けている。
性格はとてもストイックで自分に厳しく、修行や鍛錬を決して怠らない。また、対戦した相手を褒め称えるなど、礼儀正しい性格でもある。
格闘スタイルは、師匠である剛拳から教わった、空手を基本としてそこに様々な格闘術を取り入れた独自のもの。
シリーズを追うにつれ、その格闘スタイルが暗殺拳をルーツとしたものである等の設定が追加されている。
服装としては、登場する多くの作品において白い道着と赤(初代『ストリートファイター』と『ストリートファイターZERO』シリーズでは白)のハチマキ、籠手を付けている。髮の色は基本的に黒か茶色だが、若い頃(『ストI』と『ストZERO』シリーズ)は赤色であった。
格闘ゲームの顔とも言える存在で、本格的に有名になったのは1991年の『ストリートファイターII』から。
『ストII』は対戦格闘ゲームブームを引き起こす程の大ヒットを誇った作品で、現在の格闘ゲームの殆どがこの作品を基準に作られている程である。
原作におけるキャラ性能は、全キャラの中で最もスタンダードなものに調整される事が多く、初心者から上級者まで幅広く使えるキャラとなっている。
リュウを代名詞する「波動拳」「昇竜拳」「竜巻旋風脚」の3つの技は牽制・飛び道具、対空技、突進技を持ち合わせており、バランス良く戦える。一方、「リーチが短い」「攻撃力が少なめ」などの欠点もある。これらは、後発の格闘ゲームにおいて多く模倣・踏襲がなされており大きな影響をもたらしている。
また、カプコンの代表キャラとして数多のクロスオーバー作品に登場していることもリュウの特徴に挙げられる。
特に、スマブラで他社枠で参戦しているロックマン、パックマン、ソニックとはそれぞれ他のゲームで共演している他、『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』では、任天堂キャラのファイターの中では『スマブラfor』に続きルキナと共演している。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『スマブラfor』で初参戦。発売後の2015年6月14日に有料の追加コンテンツ第2弾のファイターとしての参戦が発表され、翌日15日から販売が開始された。
ロックマンに続くカプコンからのゲスト参戦[2]で、追加コンテンツでは初の新規参戦ファイター。また、リュウが任天堂のキャラクターと共演するのは『スマブラfor』が初めてである[3]。
デザインは『ストリートファイターV』に基づいたものとなっている。
日本版での声は『ストリートファイターIV』以降の作品で担当する高橋広樹が務める。
原作シリーズの中では『ストリートファイターII』に近いテイストで、ヒットストップの長さや効果音などさまざまなこだわりをもって制作されている[4]。下必殺ワザ「セービングキャンセル」を除く3種の必殺ワザは原作と同じコマンド入力で出せる格闘ゲームのシステムをはじめ、特殊な仕様をいくつか持っている。原作では6ボタンだが、弱攻撃1段目や強攻撃などのワザはボタンを押す長さでワザが変化し、原作に劣らないバリエーションを持つ。また、スマブラ初の2つの最後の切りふだを持ち、距離によって異なるものに変化する。
スマブラでは、原作さながらのコンビネーションによる攻撃で高いダメージを与えられる反面、コマンド入力の暴発で動きの制御が難しく扱いにくい。また、1対1で戦う格闘ゲームとは違い、地形が変化するステージやギミック、複数人・アイテムが入り乱れる大乱闘では、攻撃範囲の広いワザを持たず、復帰性能も平均以下のリュウにとっては逆風を受けやすく、総じて玄人向けの性能となっている。
公式イラスト
ゲーム中の解説
- [for フィギュア名鑑] リュウ
- [for フィギュア名鑑] リュウ
動作などの元ネタ
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ワザ
括弧内に斜体字で表記するのは原作でのコマンド入力。必殺ワザは原作同様のコマンド+攻撃ボタンでも出す事が出来る。
- 弱攻撃(弱)1段目:遠距離立ち弱パンチ
- 弱攻撃(弱)2段目:近距離立ち中パンチ
- 弱攻撃(弱)3段目:遠距離立ち強パンチ
- 弱攻撃(強):遠距離立ち強キック
- ダッシュ攻撃:ヴァリアブルアタック
- 『VS』シリーズより。
- ポーズの初出は『ZERO』シリーズの斜めジャンプ中/強キック。
- 横強攻撃(弱):遠距離立ち中キック
- 『ストリートファイターⅢ』シリーズで使う。
- 横強攻撃(強):鎖骨割り(→+中パンチ)
- 上強攻撃(弱):近距離立ち弱パンチ
- 上強攻撃(強):近距離立ち強パンチ
- 下強攻撃(弱):しゃがみ弱キック
- 下強攻撃(強):しゃがみ中キック
- 横スマッシュ:上段足刀蹴り(←↙↓↘→+各種キック)
- 『ストリートファイターIII』シリーズ、『ストリートファイター X 鉄拳』で使う。
- 上スマッシュ:しゃがみ強パンチ
- 下スマッシュ:しゃがみ強キック
- ニュートラル空中攻撃:斜めジャンプ弱キック
- 前空中攻撃:斜めジャンプ中/強キック
- 『ストリートファイターII』シリーズで使う。
- 後空中攻撃:垂直ジャンプ強キック
- 上空中攻撃:斜めジャンプ中パンチ
- 『スーパーストリートファイターIIX』シリーズ以降の作品で使う。
- 下空中攻撃:斜めジャンプ強パンチ
- つかみ攻撃:掴み膝蹴り(『ストリートファイターII』シリーズでは←or→+中キック)
- 元はケンが使う技。
- 前投げ:背負い投げ(『ストリートファイターII』シリーズでは←or→+中/強パンチ)
- 後投げ:巴投げ(『ストリートファイターII』シリーズでは←or→+中/強キック)
- 上投げ:近距離立ち強キック
- 下投げ
- 初代『ストI』のボーナスステージの瓦割りから。
- 通常必殺ワザ:波動拳(↓↘→+各種パンチ)
- 『ストI』からあるリュウの代表的な技のひとつ。また、特に発射・投擲を行う技を指す、飛び道具という名称が使われた端緒の一つとして『ストII』でのこの技がある。
- 灼熱波動拳(←↙↓↘→+各種パンチ)
- 『スーパーストリートファイターII』以降で使う技。原作でもスマブラと同じく波動拳の上位版として実装されているが、作品によって性能が異なる。この技が考案された元は『ストII』シリーズ初期において稀に(1/256の確率で)色違いの赤い波動拳が出ることがあり(性能に差はない)、それがゲーム上の実際の技とされた。
- 空振り時:波動の構え(↓↘→+挑発)
- 『ストリートファイターZERO』シリーズのみの技で、「波動拳」の動作だけを行うフェイント。
- 灼熱波動拳(←↙↓↘→+各種パンチ)
- 横必殺ワザ:竜巻旋風脚(↓↙←+各種キック)
- 『ストI』からある突進技。スマブラでの性能は原作シリーズの一般的な性能を踏襲しているが、原作の中には複数回ヒットするもの、アーマーブレイク能力(敵のスーパーアーマー状態を無視して攻撃する能力)を備えているものもある。また、原作では殆どの作品において波動拳や昇龍拳が空中で出せないのに対し、竜巻旋風脚は『ストII'ターボ』以降のほぼ全ての作品でスマブラ同様空中で出すことができる。
- 上必殺ワザ:昇龍拳(→↓↘+各種パンチ)
- 『ストI』から。発動した瞬間や上昇中に無敵時間があることが多く、相手の攻撃への割り込みや優秀な対空技として機能する。ゆえに対戦格闘ゲームの草分けである『ストII』でのこの技は、“対空技”という名称が使われる端緒の一つとなった。「波動拳」同様、レバー入力の方法は「昇龍拳コマンド」と呼ばれており、現在も多くの格闘ゲームに採用されている。
- 下必殺ワザ:セービングアタック(中パンチ+中キック同時押し)
- 厳密には技ではなく『ストリートファイターIV』シリーズで全キャラクターが使えるシステム。基本的な性能は『ストIV』のものを踏襲しているが、スマブラでは空中でも発動可、発動までにスティックを逆方向に倒すことで振り向きながら攻撃が可能、耐えたダメージは自然回復しないといった違いがある。
- 最後の切りふだ:真空波動拳 / 真・昇龍拳
- 真空波動拳(↓↘→↓↘→+各種パンチ)
- 『スーパーストリートファイターIIX』以降でスーパーコンボなどとして使う。5つの「波動拳」を1つに合わせて発射するものが主だが、スマブラでは気流をまとった巨大な「波動拳」を放つスマブラオリジナルの物になっている。
- 真・昇龍拳(↓↘→↓↘→+各種パンチ)
- 『ストリートファイターIII』以降でスーパーアーツなどとして使う。ゲーム内においてリュウの技の中で最も高威力に設定されていることが多く、作品によっては「ゲージが最大まで溜まっていないと使用できない」などの制限が設けられている場合もある。最初のアッパーがカス当たりだと(原作ではヒットさせないと)、単に多段ヒットする「昇龍拳」となり、威力が大幅に低下するのも原作と同じ。
ダメージの高い相手に対して決めたときの背景は『ストリートファイターIV』においてスーパー/ウルトラコンボで倒したときの演出と同じ。
- 『ストリートファイターIII』以降でスーパーアーツなどとして使う。ゲーム内においてリュウの技の中で最も高威力に設定されていることが多く、作品によっては「ゲージが最大まで溜まっていないと使用できない」などの制限が設けられている場合もある。最初のアッパーがカス当たりだと(原作ではヒットさせないと)、単に多段ヒットする「昇龍拳」となり、威力が大幅に低下するのも原作と同じ。
- 真空波動拳(↓↘→↓↘→+各種パンチ)
- 上・横アピール
- 『ストリートファイターIV』シリーズのリュウの挑発。原作とは違い台詞が入れ替わっている。
- 下アピール
- 元は豪鬼が行う挑発。
その他
- ボタンを押す長さでワザが変わる仕様
- 初代『ストリートファイター』のPCエンジン移植作『ファイティングストリート』に近い。『ストI』アーケード版はアップライト筐体(1本のレバーと大きな2つのボタン)とテーブル筐体(1本のレバーと弱・中・強のパンチとキックの6ボタン)の2種類が発売され、『ファイティングストリート』の仕様はアップライト筐体の圧力センサーの操作形態を再現していた。
- 通常・横・上必殺ワザのコマンド入力 / 離し入力
- 原作シリーズと同じコマンド。離し入力も原作で出来るシステム・テクニック。
- 必殺ワザを出す時のワザ名の言い方は、通常入力時は『ストリートファイターIV』のものに、コマンド入力時は『ストリートファイターII』のものに近い。
- 攻撃ヒット・シールド音
- スーパーファミコン版『ストリートファイターII』から。
- ジャストシールドのSE
- 『ストリートファイターIII』でブロッキングしたときの物。成功するとダメージを完全に無効化すると同時に、相手に一定の追加硬直時間を与え、通常のガードよりも早く動くことができるという、スマブラのジャストシールドに近いシステムである。
- 勝利演出・左
- 『ストリートファイターIV』勝利時の動作と同じ。
- 演出時の台詞「必殺のタイミングを計れ!」は、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のリュウの勝利セリフのうちの1つ。
- 勝利演出・上
- 演出で出てくるボンサックは、『ストリートファイターIII』のリュウの登場演出や、『ストリートファイターZERO3』のリュウのエンディングなどでも登場している。
- 演出時の台詞「旅はまだ……始まったばかりだ」は、『ストリートファイターZERO3』のリュウの勝利セリフのうちの1つ。
- 勝利演出・右
- 『ストリートファイター』シリーズ全般で行う勝利ポーズ。
- 演出時の台詞「その間合いじゃ 拳半分届かない!」は、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のリュウの勝利セリフのうちの1つ。
主な登場作品
ここでは、任天堂ハードで発売されている作品を記述する。
- ファイティングストリート【Wii バーチャルコンソール】(1998/PCエンジン)
- ストリートファイターIIシリーズ
- ストリートファイターII (1992/SFC)
- ストリートファイターIIターボ (1993/SFC)
- スーパーストリートファイターII (1994/SFC)
- ストリートファイターZEROシリーズ
- ストリートファイターZERO2 (1996/SFC)
- ストリートファイターIVシリーズ
- スーパーストリートファイターIV 3Dエディション (2011/3DS)
他多数
備考
- 参戦ムービー冒頭の演出は『スーパーストリートファイターII』のイントロダクションのオマージュで、「俺より強いやつに会いに行く」は『ストリートファイター』シリーズのキャッチコピーである。
- 同じく参戦ムービーで言う「昇竜拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない」は、『ストリートファイターII』でリュウが勝利した時の台詞である。
脚注
外部リンク
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