勇者
勇者 | |
---|---|
初代『ドラゴンクエスト』から『ドラゴンクエストXI』までの勇者たち |
|
出典 | ドラゴンクエストシリーズ |
デビュー | ドラゴンクエスト (1986年5月27日/FC) |
スマブラ への出演 | スマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | 【主人公】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki* 【勇者】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki* Hero - Dragon Quest Wiki |
勇者(Hero)は、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト』シリーズを象徴する存在。ここでは主に、『ドラクエ』の主人公について解説する。
概要
この節の加筆が望まれています。 |
『ドラゴンクエスト』シリーズにおいて、プレイヤーの分身となる存在。『ドラゴンクエスト』の物語はプレイヤー自身が名前を決めるところから始まる。主人公は基本的には男性であり、『DQ3』『DQ4』では性別、『DQ9』と『DQ10』では外見を変えることができる。
プレイヤーの分身であるため、喋ることはほとんどなく、名前もゲーム側で決められていないが、宣伝用の画像などでデフォルトネームを確認することができ、外伝作品にはその名で登場することがある。
『DQ4』までの主人公は、世界を救うと予言された救世主として"勇者"となる。『DQ5』からはその意味で主人公=勇者でない者もおり、単に勇気ある者を指した称号や職業という位置付けとなっている。『DQ11』では勇者となる主人公が再び登場した。
戦闘ではシリーズを通して共通して、HPと物理攻撃に優れ、攻撃と回復を中心とした呪文が使えるため性能バランスが良く、パーティの中心を担える。多くの武器・防具が装備可能なのも特色の一つである。
ドラゴンクエスト
詳細は「【主人公(DQ1)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
ドラゴンクエストII 悪霊の神々
詳細は「【ローレシアの王子】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
詳細は「【主人公(DQ3)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
ロトシリーズの始まりの勇者であり、ロトシリーズを締めくくる“伝説の勇者”。デフォルトネームは、スーパーファミコン版で用いられたアルスが有名。ちなみに、アルスは他の主人公の名前にも使われている。
『ドラクエ』シリーズでは初となる性別が選べる。ロトシリーズの『DQ1』と『DQ2』に登場する“勇者ロト”とは基本的に『DQ3』の勇者を指す。
アルスは父はオルテガという、アリアハンが誇る勇者がおり、アルスはオルテガがバラモス討伐の旅に出る直前に生まれた。
オルテガはネクロゴンド火山の火山口でガーゴイル型の魔物と死闘を繰り広げた際、共に火山口に落ちて消息を絶つ。アリアハンの軍はオルテガの助太刀に間に合わず、意気消沈してしまったが、勇者の母が最期の希望としてアルスに希望を託す。そして時は流れ、アルスが16歳の誕生日を迎えた時、アルスは母親が旅立ちの時だといい、アルスをバラモス討伐の旅に出発する事となった。
旅路で各国のお願いを聞いたり、悪事を働くカンダタを成敗したり、ラーミアを復活させるためにオーブを集めたり等を経てついにバラモスの討伐に成功する。しかし、アリアハンに戻り、王様に称えられた直後、大魔王ゾーマの幻影が現れ、実はバラモスはゾーマの部下の一人にすぎなかったことが明かされた。
アルスは真の魔王、ゾーマを倒すために下の世界へ行き、精霊ルビスの協力を得て、ゾーマを倒すがその直後、上の世界と繋がる穴が閉じてしまい、アルスは故郷へ帰れなくなった。アルスは下の世界で生きていくことを決め、ラダトーム城で王と民達に称えられた後、忽然と姿を消す。アルスが使った装備は"ロトのつるぎ"、"ロトのたて"、"ロトのよろい"、"ロトのかぶと"、"せいなるまもり"は"ロトのしるし"として、後の世に伝えられることになる。
時系列的に後の話になる『DQ1』『DQ2』では「勇者ロトが世界を救った」と語られる物語だが、それ以外に語られる事はほとんどない。『DQ3』ではキャラクターの設定は固定されておらず、主人公を含むパーティキャラを自由に決められるシステムである。そのため、勇者がどのような活躍をしたかなどは定まっておらず、プレイヤー次第で考えられるようになっている。
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
詳細は「【主人公(DQ4)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
ストーリー中では、第五章「導かれし者たち」から登場する“天空の勇者”。前作に続き、性別を選ぶことができる。リメイク版でのデフォルトネームは、男性がソロ、女性がソフィア。
『DQ1~3』までのロトシリーズとは異なる世界を描く、『DQ6』まで続く天空シリーズ第一作目の勇者。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
詳細は「【主人公(DQ5)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
リメイク版のデフォルトネームはアベル。小説などのメディアミックスではリュカという名が使われている。
ドラゴンクエストVI 幻の大地
詳細は「【主人公(DQ6)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
デフォルトネームはレック。各種メディアミックスごとに名前が異なるが、デフォルトネーム以外だと漫画版「ドラゴンクエスト 幻の大地」の設定のボッツが比較的有名。
『DQ4』から続いた天空シリーズの最終作を飾る主人公である。
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
詳細は「【主人公(DQ7)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
デフォルトネームはアルス。各種メディアミックスでも名称は一貫しておりⅢの主人公と同名だが、特に設定上のつながりはない。
本作は今までのロトシリーズ、天空シリーズとはまた別の世界の話であり、時間的空間的な関連は作中一切語られておらず、独立した舞台であるのが特徴。
漁村フィッシュベルに住む凄腕の漁師ボルカノの息子で、出自に関してはほぼ一般人。出生の経緯においてある程度血統の含みはあるものの、少なくとも勇者の血は引いていない。
物語の始まりの地は世界の中央に『ただ一つ』存在するエスタード島。アルスは仲の良い網元の娘マリベル、エスタードの王子であるキーファとともに島の遺跡に遊びに向かうが、そこで手に入れた石版を揃えたことで見知らぬ場所へと飛ばされてしまう。そこは過去の世界であり、存在しないはずの「エスタード島以外の人の住まう土地」であった。アルスたちは過去の世界を巡る中で『なぜこの世界にはエスタード島以外存在しないのか?』という謎に徐々に触れていき、物語の核心たる神と魔王の戦いと其の結末を知ることになる。太古の戦いにおいて神は魔王に負け、世界はエスタード島ただ一つを残してすべて魔王の手により石版の中に封印されてしまったのだ。
かくして真相に気づいたアルスたちは閉ざされた世界を石版から開放する旅に出る。そして諸悪の元凶である魔王オルゴデミーラとの時代を超えた戦いに身を投じるのであった。
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
詳細は「【主人公(DQ8)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
デフォルトネームはエイト。
ドラゴンクエストIX 星空の守り人
詳細は「【主人公(DQ9)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
デフォルトネームはナイン。『DQ4』以来となる性別の変更に加え、外見のカスタマイズができる。
ドラゴンクエストX オンライン
詳細は「【主人公】 - DQ10大辞典を作ろうぜ!!第二版 Wiki*」および「【エックス】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
性別と外見、さらに種族も変えられる。タイトルムービーやプロモーションビデオに登場するデフォルト設定の主人公は、エックスの名で知られている。
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
詳細は「【主人公(DQ11)】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*」を参照
デフォルトネームはイレブン。ロトゼタシアにあるイシの村で育った16歳の少年。
赤子のまま川に流されているところをイシの村のテオが見つけペルラと共に親代わりとなる。成人の儀式で上った神の岩で、幼馴染であるエマのピンチを助ける。その時に左手の甲の紋章が輝き、ペルラより“勇者の子孫”であることが告げられる。勇者の使命を確かめるべくデルカダール城へと向うことになる。ところが、デルカダール城の人々から歓迎されるかと思いきや、世界を脅かす“悪魔の子”として投獄されてしまう。しかし、投獄中に盗賊カミュと出会い共に脱獄を果たすも、デルカダール王国から追われる身となってしまう。果たして勇者の使命とは何なのか、めぐり合う仲間と共に目的を探すことになる。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
ファイター
詳細は「勇者 (SP)」を参照
『DQ11』『DQ3』『DQ4』『DQ8』の主人公が勇者の名でファイターとして初参戦。2019年6月12日に放送された『Nintendo Direct | E3 2019』の冒頭で発表されたムービー『伝説の勇者』で、追加コンテンツとして参戦することが発表された。その後、2019年7月30日に公開された紹介動画『勇者のつかいかた』で配信時期が発表され、翌31日に配信が開始された。
デフォルトカラーとなる勇者は『DQ11』で、他の勇者は色変えで選ぶことができる。いずれも、勇者のみが装備できる最強装備、あるいは最終装備を装備している。
声は、
『DQ11』勇者はゲーム作品では初めて主人公にボイスが充てられた『DQ11S』で担当する斎賀みつきが務める。他、『DQ3』勇者を檜山修之、『DQ4』勇者を草尾毅、『DQ8』勇者を梶裕貴が務める。
当初、勇者の声は原作の雰囲気を尊重して何もしゃべらない予定だったが、『DQ11S』が音声を起用するため、『スマブラ』でも声が付けられることとなった[1]。ゲーム作品において、『DQ11S』以外の勇者に声が付けられたのはこれが初となる。
剣と呪文を合わせた勇者らしいワザを使い、原作シリーズのキャラクターデザイナー・鳥山明のデザインに似合った元気なアクションで繰り出す[2]。ランダムで現れる呪文や特技を「コマンド選択」で出す下必殺ワザや「かいしんのいちげき」といった、『ドラクエ』の戦闘システムを再現した要素が織り込まれている。ただし、必殺ワザはMPを消費するため、原作同様にMPが足りないと使えない。
アートワーク
-
『スマブラSP』
勇者(DQ11) -
『スマブラSP』
勇者(DQ3) -
『スマブラSP』
勇者(DQ4) -
『スマブラSP』
勇者(DQ8)
勇者の最後の切りふだとして
ファイター以外の7人の歴代主人公も、勇者の最後の切りふだ「ギガスラッシュ」で登場する。
Miiファイターコスチューム
詳細は「Miiファイターコスチューム (SP)」を参照
Mii 剣術タイプ用のロトのかぶととよろい(帽子と服)が追加コンテンツで販売されている。
使用ワザの名称一覧
弱攻撃 | (未公表) |
ダッシュ攻撃 | (未公表) |
横強攻撃 | (未公表) |
上強攻撃 | (未公表) |
下強攻撃 | (未公表) |
横スマッシュ攻撃 | (未公表) |
上スマッシュ攻撃 | (未公表) |
下スマッシュ攻撃 | (未公表) |
ニュートラル空中攻撃 | (未公表) |
前空中攻撃 | (未公表) |
後空中攻撃 | (未公表) |
上空中攻撃 | (未公表) |
下空中攻撃 | (未公表) |
つかみ攻撃 | (未公表) |
前投げ | (未公表) |
後投げ | (未公表) |
上投げ | (未公表) |
下投げ | (未公表) |
通常必殺ワザ | メラ / メラミ / メラゾーマ |
横必殺ワザ | デイン / ライデイン / ギガデイン |
上必殺ワザ | バギ / バギマ / バギクロス |
下必殺ワザ | コマンド選択 |
最後の切りふだ | ギガスラッシュ |
動作などの元ネタ
ワザ
動作と仕様にまつわることのみ記載。概要についてはドラゴンクエスト大辞典の各項目を参照。
- MPゲージ
- 原作ではMPを回復する手段は限られており、宿に泊まることが主な手段となる。MPを回復するアイテムは希少品。呪文・特技もあるがこちらも少ない。
- 各種スマッシュ攻撃と下必殺ワザの一つ「まじん斬り」の「かいしんのいちげき」
- 「かいしんのいちげき」の効果音は、各勇者の原作での効果音を使用している。
- スマッシュホールド
- ホールド開始時に味方の通常攻撃開始時の効果音が小さく鳴っている。
- 通常必殺ワザ:メラ / メラミ / メラゾーマ
- 横必殺ワザ:デイン / ライデイン / ギガデイン
- 上必殺ワザ:バギ / バギマ / バギクロス
- 下必殺ワザ:コマンド選択
- MPが足りない状態での必殺ワザ失敗・コマンド選択時間切れ時の効果音
- 攻撃がミスした時の効果音と同じ。
- 最後の切りふだ:ギガスラッシュ
その他
- 上アピール
- オーラのエフェクトの色は『DQ8』などの「ためる」と同じ。
- 下アピール / 勝利演出・右
- 登場するのは、『ドラクエ』シリーズを代表するモンスターの1体"スライム"。
- 剣と盾
主な登場作品
- ドラゴンクエスト (1986/FC) (2017/PS4・3DS)
- ドラゴンクエストII 悪霊の神々 (1987/FC) (2017/PS4・3DS)
- ドラゴンクエストIII そして伝説へ… (1988/FC) (2017/PS4・3DS)
- ドラゴンクエストIV 導かれし者たち (1990/FC) (2007/NDS)
- ドラゴンクエストV 天空の花嫁 (1992/SFC) (2008/NDS)
- ドラゴンクエストVI 幻の大地 (1995/SFC) (2010/NDS)
- ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち (2000/PS) (2013/3DS)
- ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 (2004/PS2) (2015/3DS)
- ドラゴンクエストIX 星空の守り人 (2009/NDS)
- ドラゴンクエストX オンライン (2012~配信中)
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて (2017/PS4・3DS)
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S (2019/Switch)
備考
- 『DQ11』勇者は、全てのファイターの中で最も原作のデビュー作品の発売日が新しい(『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の発売日は2017年7月29日)。
- 開発者曰く、勇者同士が戦い合うのは、今までの『ドラゴンクエスト』シリーズでは御法度だったが、特別に許可してもらったとのこと[1]。
- 『DQ8』勇者がファイターとして参戦したのは、海外での人気が高かったため[1]。
- 『ゼルダの伝説シリーズ』には、本シリーズのパロディで「ユウシャロト ココニネムル」と書かれた墓石が登場する。さらに『ファイナルファンタジーシリーズ』にはそのパロディで「リンク ここにねむる」と書かれた墓石が登場し、その後も『ケルナグール』や『天蓋魔境II』など、多くのゲームで「勇者の墓」のパロディが登場しある種の流行となった。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.582
- ↑ 【スマブラSP】勇者のつかいかた
- ↑ 市村 龍太郎 Twitter
関連項目
- スマブラSPの参戦ムービー・プロット集 - 勇者の参戦ムービーのプロット書き起こしや元ネタなどを解説。
外部リンク
ファイター | |
64 | マリオ - ドンキーコング - リンク - サムス - ヨッシー - カービィ - フォックス - ピカチュウ - ルイージ - ネス - キャプテン・ファルコン - プリン |
DX | クッパ - ピーチ - アイスクライマー - シーク - ゼルダ - マルス - ピチュー - ガノンドロフ - ドクターマリオ - ファルコ - ミュウツー - ロイ - こどもリンク - Mr.ゲーム&ウォッチ |
X | ピット - ワリオ - ゼロスーツサムス - アイク - ポケモントレーナー (ゼニガメ - フシギソウ - リザードン) - ディディーコング - メタナイト - スネーク - リュカ - ソニック - デデデ - ピクミン&オリマー/アルフ - ルカリオ - ロボット - トゥーンリンク - ウルフ |
3U | むらびと - ロックマン - Wii Fit トレーナー - ロゼッタ&チコ - リトル・マック - ゲッコウガ - Miiファイター - パルテナ - パックマン - ルキナ - ルフレ - シュルク - ブラックピット - クッパJr./クッパ7人衆 - ダックハント - リュウ - クラウド - カムイ - ベヨネッタ |
SP | インクリング - デイジー - リドリー - シモン - リヒター - クロム - ダークサムス - キングクルール - しずえ - ケン - ガオガエン - パックンフラワー - ジョーカー - 勇者 - バンジョー&カズーイ - テリー - ベレト/ベレス - ミェンミェン - スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン - セフィロス - ホムラ/ヒカリ - カズヤ - ソラ |
ドラゴンクエストシリーズ | |
ファイター | 勇者:SP |
ステージ | 天空の祭壇 |
その他の出演 | スライム |
Miiコスチューム | ぶとうか - ベロニカ |
音楽 | ドラゴンクエストシリーズの音楽の一覧 |
スピリット | ドラゴンクエストシリーズのスピリットの一覧/対戦データ |