インターネット (3DS/Wii U)
ここでは、『スマブラfor』におけるオンラインプレイのモード・機能について記載する。
ニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uのオンラインプレイ機能は、2024年4月9日午前9時をもってサービス終了した[1]。オンラインプレイの利用にはニンテンドーネットワークIDの登録が必要だった。なお、Miiverseを利用した一部機能はそれ以前にサービスを終了していた。
フレンドと
相互にフレンド登録を行ったプレイヤーの間で対戦するモード。ルールは自由に決めることができ、はじめは部屋を立てたプレイヤーが設定し、次の試合からはその前の試合で最下位だったプレイヤーが設定できる。
だれかと
「だれかと」に接続しているプレイヤーの間でランダムでマッチングが行われ対戦するモード。ゲームモードは「エンジョイ部屋」と「ガチ部屋」の二種類がある。ルールは、ガチ部屋の1on1のみストック数2で5分間のストック制、それ以外はすべて2分間のタイム制で対戦することになる。どちらもカスタマイズキャラとMiiファイターは使用できない。Wii U版では、"エンジェランド"や"神殿"のような一部の広大なステージの出現率は低く設定されている。
マッチングは完全なランダムではなく、なんとなく腕前に応じたマッチングがなされる[2]。詳細は不明。
匿名だった前作『スマブラX』とは異なり、本作では自分のMiiの名前が表示される。対戦後はフレンド申請をしたり、Miiverseのプロフィールページにアクセスすることもできる。更にマッチングしたくない相手はブロックをすることで二度とマッチングしないようにできる。
途中で対戦を抜けることができるが、そうすると次にインターネットに接続してから10分間は“フレンドと”以外でのインターネット対戦ができなくなる。
アピールは1戦につき2回+撃墜数分しかできないように制限されている。
エンジョイ部屋
- ステージは終点・Miiverseステージを除く全てのステージからランダムで選ばれる。
- アイテムは全てが出現する。
- 対戦の種類は大乱闘とチーム戦が用意されてあり、どちらか好きなほうを選べる。
- 戦績は勝利数のみ記録される。これとは別に、大観戦のデータ用に勝率が記録されているが、大観戦で自分の試合が流れない限りは確認することはできない。
- 自滅点は-1。
ガチ部屋
- ステージは終点および、Miiverseステージを除いた各ステージの終点化のみ。
- アイテムが出現しない。
- 大乱闘、チーム戦に加えて1vs1が可能。
- 戦績は勝利数、敗北数ともに記録されるほか、切断数も刻まれる。
- ハプニングによる意図のない自滅の可能性が少ないためか、自滅点も-2と厳しい。
迷惑行為と通報
以下のような迷惑行為等を行ったプレイヤーを通報することができる。通報をされ迷惑行為と判断されたプレイヤーには、一時的に対戦に繋げられなくなるペナルティがとられている。繋げられなくなる時間は、回数を重ねるごとに長くなる。最大でどれだけ長くなるかは不明だが、過去には不具合と思われる現象で百年近い時間のペナルティ確認されている。
通報方法は、3DS版ならリザルトで相手の名前をタッチ、Wii Uならリザルトで相手を選択してYボタン。
公式に説明されたペナルティ対象は以下の通りとされている[3]。
- 放置プレイ
- 極端なひとり狙い
- 自滅を繰り返す
- 意図的か否かに関わらない頻繁な回線切断
- 改造、チート
- むやみやたらな通報
隔離
俗に隔離と呼ばれる状態になると、“だれかと”では同様に隔離状態になっているプレイヤーとしかマッチングしなくなり、更に“大会”、“トーナメント”が利用できなくなる。一つのアカウントが隔離されるとそのWii Uに登録されている全てのアカウントも隔離される。しばらく日にちが経つと隔離状態は解除される。
隔離状態になる条件は不明。通報された回数が関係しているとの噂があるが、公式には発表されてない。
イベント
コンクエスト
詳細は「コンクエスト」を参照
一定の期間、特定の勢力に属するファイターの「だれかと」における全世界で戦った結果を総合し、勝敗を争うイベント。
大会
Ver.1.1.0から追加されたWii U版のみのモード。色んなルールで大会を開くことができる。参加にはMiiverseを使えるようにしておく必要がある。#隔離状態になっていた場合、「この大会に参加出来ませんでした」と表示され、参加できない。
2017年11月8日のMiiverseのサービス終了に伴う形で本機能もサービス終了し、ゲームモードにも表示されなくなった。
- 大会に参加する
- リストから参加したい大会を選んで「参加する」を選ぶとエントリー完了。Xボタンを押すとルールの詳細を確認でき、Yボタンで主催者のプロフィールが確認できる。一度に参加できる大会は4つまで。
- 大会参加をやめたくなったら、参加している大会の上でYボタン。しかし、一度棄権すると、再度同じ大会に参加エントリーは出来ない。
- 参加中は、その大会専用コミュニティに入れる(参加していない大会のコミュニティには入れない)。またその画面で「この大会をMiiverseで宣伝する」を選ぶと、「大会参加コミュニティ」に宣伝できる。
- 大会を探して参加する
- 左上の「探す」を選んでから
- 検索:全大会の中から、絞り込んで検索できる。なお、色々と他に条件を設定して絞り込み事が出来る。
- 大会コードを入力:Miiverseなどで大会コードを見つけた場合、ここにその番号を入れると、すぐに参加できる。
- 大会参加コミュニティ:大会参加コミュニティの投稿から、投稿主が主催している大会に参加できる。
- フレンドリスト:登録しているフレンドが主催している大会に参加できる。主催しているフレンドは黄色で表示。
- 大会を作成する
- 左の「作成する」を選ぶ。同時に作成できる大会は2つまで。以下は大会のルールなどの設定項目。
- 大会名:最大16字まで入力。
- 開始・終了日時:大会を始める時間・開催日数の設定。開始日時はその時から1週間以内、開催期間は1年までであれば、好きに設定できる。
- 参加制限:大会に参加できる人を限定する。「なし」以外を選ぶと登録後に大会名の横に錠のマークがつく。
- なし:誰でも参加できる。
- 同じ国のみ:大会作成者と同じ国に住んでいる人しか参加できない。
- フレンドのみ:大会作成者とフレンド登録している人だけ参加できる。
- パスワード:大会作成者が設定したパスワードを知っている人だけが参加できる。パスワードは英数字10文字まで。
- 定員:参加できる人数。参加している人数がここで設定した人数に達すると、それ以上他の人が参加出来なくなる。2~100人まで設定可能。
- 大会形式:大会の順位の決め方。
- ポイント制:順位によって振り分けられるポイント獲得数を競う。
- 勝ち数制:1位を取った回数を競う。
- 終了条件:大会を終了させる条件。
- なし:終了日時まで大会が続く。
- ○勝:誰かがここで設定した勝利数を獲得した時点で終了。1~20勝まで設定可能。
- 対戦数の制限:対戦できる回数。
- 制限しない:いつでも何回でも戦うことができる。
- 1日に:1日に対戦できる回数の上限を設定する。最大50戦まで設定可能。
- 全期間に:開催期間中に対戦できる回数の上限を設定する。最大1000戦まで設定可能。
- サドンデス:ゲームセット時に1位が複数いた場合の勝敗の判定。
- あり:サドンデスで勝敗を決める。
- なし:与えたダメージが大きい方が勝利する。
- 制限時間・対戦ルール・ふっとび率・ステージ選択・自滅点・ステージスイッチ・アイテムスイッチ
- 大乱闘のものと同じ。なお、設定できる制限時間は1分~10分、ストックは1~10まで。
- スペシャル乱闘 体力:体力に関するスペシャル乱闘を導入できる。
- 設定なし:スペシャル乱闘にしない。
- 300%:蓄積ダメージが300%から開始する。
- 体力制:体力制乱闘になる。
- Miiファイター:Miiファイターの参加の可不可。
- カスタマイズ:「キャラ作り」で作ったファイターの参加の可不可。
トーナメント
様々なルールのトーナメントが指定された時間に開催され、自由に参加することができる。途中参加はできないので、参加申し込みは開催前にしておく必要がある。参加してから大会開始までの待ち時間はサンドバッグくんとオンライン練習ステージで二人きりになる。他のゲームモードをプレイすることはできない。開始前の待機中に参加のキャンセルをすることができるが、開始1分前からだと#だれかとの対戦中に退室た場合と同様に一時的にインターネットの一部のモードが利用できなくなる。トーナメントの対戦中に退室した場合も同様。
待機時間を嫌い、開始時間ぎりぎりになってから参加するプレイヤーが多いため、開始5分前までは全く人が参加していないトーナメントが、1分前になると突如として満員になるということが多い。満員にならなかった場合は集まった人だけでトーナメントを行う。あまりにも参加人数が少ないと中止になる。終了したトーナメントはおよそ30分後を開催時間とし再度募集が開始される。
途中で敗退した場合はトーナメント終了前に退室してもペナルティは無い。また、「観戦モード」で他の試合のリプレイを見ることができる。これはリアルタイムで観戦するのではなく、対戦終了後にリプレイを受け取ってそれを観るものである。これは優勝者もトーナメント終了後に観ることができる。
サドンデスは無く、1位が複数いた場合は「より活躍したほう」が勝つ。どういう判定なのかは不明。与えたダメージだけでは決まらないのは判明している。
トーナメントには次のものがある。ストック制のタイム設定は全て3分になっている。
- ガチ1on1トーナメント小(1ストック制)
- ガチ1on1トーナメント中(2ストック制)
- ガチトーナメント中(2ストック制)
- 戦場のみ/ガチ1on1トーナメント小
- 戦場のみ/ガチ1on1トーナメント中(2ストック制)
- 戦場のみ/ガチトーナメント中(2ストック制)
- 戦場のみ/エンジョイトーナメント中
- エンジョイトーナメント中(タイム制)
- Miiあり/カスタマイズあり/ガチ1on1トーナメント小(2ストック制)
- Miiあり/カスタマイズあり/エンジョイトーナメント中(タイム制)
- 必殺ワザカスタマイズ/ガチ1on1トーナメント小(2ストック制)
2016年9月30日にサービス終了[4]。大会モードのサービス終了でこのモードに入れなくなるまで、開催予定欄が空欄の状態となっていた。
大観戦
世界中の対戦のリプレイを観戦できるモード。試合の勝敗にゴールドを賭けることもできる。
勝者の予想は、各プレイヤーの勝率と最近の戦績(矢印で表示)が目安になる。勝率が低いプレイヤーであるほど賭けられるゴールドの倍率が増える。倍率1.0倍で100G、最大の10.0倍では1,000Gまで賭けられる。
また、装備アイテムなどのごほうびがもらえるボーナスチャンスが発生し、予想的中でゴールドと共に獲得できる。
予想が的中すると、増えたゴールドを賭けて次の試合の勝者を予想する連勝チャレンジを2回まで行うことができる。4人対戦時では2位的中でもゴールドを獲得できる。ただし、ボーナスチャンスと連勝チャレンジは失敗となる。
20分間操作が無いとメニューに戻る。
世界の状況
世界のどこでどれくらいスマブラがプレイされているかがわかる。光の輝きが強い地域ほどスマブラがよくプレイされている。画面下部では特定のゲームモードをクリアした総数やスコアの合計などの情報が表示される。 また、次に始まる大観戦の情報とプレイヤーの地域も表示される。ここから大観戦に移行することもできる。
以下は画面下部で流れる情報の一覧。
- 世界中で昨日賭けられたゴールド
- 世界中で昨日行われたインターネット対戦回数
- 世界中で今まで賭けられたゴールド
- 世界中での蓄積ダメージ合計
- 世界中での総対戦回数
- 世界中での総プレイ時間
- 世界中での最後の切りふだ 使用回数合計
- 世界中での撃墜数合計
- 世界中でのローカル対戦回数
- 世界中でのインターネット対戦回数
- 世界中でのアイテム 取得数合計
- 世界中での“スマッシュボンバー”スコア合計
- 世界中での“組み手”の撃墜数合計
- 世界中での“ワールドスマッシュ”総プレイ回数
- 世界中での“ホームランコンテスト”飛距離合計
- 世界中での“フィギュアラッシュ”スコア合計
- 世界中での“シンプル”総クリア回数
- 世界中での“オールスター”総クリア回数
- 世界中での“オーダー:マスターサイド”総クリア回数
- 世界中での“オーダー:クレイジーサイド”総クリア回数
リプレイチャンネル
大観戦とは異なり自分の指定した条件によりインターネットの試合のリプレイを見ることができる。
条件は、好きなファイター(ランダムを選択することも可能)、エンジョイかガチ、試合形式(大乱闘、チーム、1on1)から指定可能。すべてランダムを選ぶことも可能である。また、リプレイが終了すると5秒のハーフタイムが入る。
ただし、ここでは地域やそのファイターの勝敗は指定できず、さらにそのリプレイを保存したり、プレイヤーの情報を見たりすることはできない。
共有
3DS版ではVer.1.0.5、Wii U版ではVer.1.0.6から追加された機能。
写真、リプレイ、Miiファイター、Wii U版はそれらに加えてステージ作りで作ったステージを投稿することができる。他人が投稿したものを受け取ることも可能。フレンドのプレイヤーのみと共有することもできる。
『スマブラWii U』の写真とステージ作りで作ったステージの投稿は、2017年11月8日のMiiverseのサービス終了に伴いできなくなった。
投稿はインターネットからだけでなく、各々のモードからも(例えば写真はアルバムモードからも)できる。
サーバーに投稿したデータは30日後に削除される。不適切なデータと判断された場合は30日を待たずに削除される。