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− | + | 点で描かれたボールと、それを打ち返すための縦線で描かれた2つのパドルで構成されており、カメラがステージ全域に固定されて古典的卓球ゲームが繰り広げられる。ボールはファイターや地形などに当たっても跳ね返り、片方のパドルが打ち返せず画面端の左右を通過すると、得点表示が出る。 | |
− | ボール、そして上下に動き回るパドルに攻撃判定があるほか、パドルは常にファイターの飛び道具も[[反射]] | + | |
+ | ボール、そして上下に動き回るパドルに攻撃判定があるほか、パドルは常にファイターの飛び道具も[[反射]]する。なお、『スマブラfor』ではボールは[[反射]]しても攻撃権が移らない。 | ||
『スマブラSP』では、パドルに攻撃することで撃墜できるようになった。 | 『スマブラSP』では、パドルに攻撃することで撃墜できるようになった。 | ||
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廉価版として9,800円で発売された『テレビゲーム6』も存在する。製造コストはほぼ同じだが、これは1万円切りで安いテレビゲーム6で客の目を引かせ、15,000円でより遊べるカラーテレビゲーム15の方を買ってもらう赤字覚悟の販売戦略のため。 | 廉価版として9,800円で発売された『テレビゲーム6』も存在する。製造コストはほぼ同じだが、これは1万円切りで安いテレビゲーム6で客の目を引かせ、15,000円でより遊べるカラーテレビゲーム15の方を買ってもらう赤字覚悟の販売戦略のため。 | ||
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== 備考 == | == 備考 == | ||
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*『スマブラSP』で[[アシストフィギュア]]として登場するキャラクターの中では唯一、[[スピリット]]が存在しない。 | *『スマブラSP』で[[アシストフィギュア]]として登場するキャラクターの中では唯一、[[スピリット]]が存在しない。 | ||
*[[光線銃シリーズ]]と遠い縁がある。マグナボックス社Odysseyの別売コントローラーである光線銃セットの製造を、当時日本で光線銃シリーズをヒットさせていた任天堂に発注していたことが縁となり、カラーテレビゲーム15はOdysseyのライセンス製品として発売された。 | *[[光線銃シリーズ]]と遠い縁がある。マグナボックス社Odysseyの別売コントローラーである光線銃セットの製造を、当時日本で光線銃シリーズをヒットさせていた任天堂に発注していたことが縁となり、カラーテレビゲーム15はOdysseyのライセンス製品として発売された。 |
2022年9月4日 (日) 20:20時点における最新版
カラーテレビゲーム15 | |
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出典 | カラーテレビゲームシリーズ |
デビュー | カラーテレビゲーム15 (1977年7月) |
スマブラ への出演 | スマブラforスマブラSP |
カラーテレビゲーム15(カラーテレビゲームフィフティーン、Color TV-Game 15)は、任天堂のテレビゲーム機。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
アシストフィギュア
『スマブラfor』と『スマブラSP』で、"テレビゲーム15"の名称でアシストフィギュアとして登場している。
点で描かれたボールと、それを打ち返すための縦線で描かれた2つのパドルで構成されており、カメラがステージ全域に固定されて古典的卓球ゲームが繰り広げられる。ボールはファイターや地形などに当たっても跳ね返り、片方のパドルが打ち返せず画面端の左右を通過すると、得点表示が出る。
ボール、そして上下に動き回るパドルに攻撃判定があるほか、パドルは常にファイターの飛び道具も反射する。なお、『スマブラfor』ではボールは反射しても攻撃権が移らない。
『スマブラSP』では、パドルに攻撃することで撃墜できるようになった。
データ
3U
- HP: - (撃墜不可)
- ダメージ: ボール: 14% / パドル: なし
- ガード: ○
SP
- HP: 15
- ダメージ: ボール: 14% / パドル: なし
- ガード: ○
フィギュア
『スマブラfor』にフィギュアが収録されている。
- [3Uフィギュア名鑑] テレビゲーム15
- ファミコンよりさらに前の、1977年発売の家庭用テレビゲーム。タイプや難易度別で、15種類のテニスやホッケー等を題材としたゲームが遊べる。『スマブラ』ではステージの左右にパドルが出現し、テニスBを繰り広げる。弾は相手に当たると、ダメージを与えて反射。パドルに触れてもダメージを受けてふっとぶ。
- (カラーテレビゲーム15) (1977/07)
ギャラリー
原作
ファミリーコンピュータより前の1977年に発売された任天堂初のテレビゲーム機。名前のとおり、15のゲームを内蔵している。
廉価版として9,800円で発売された『テレビゲーム6』も存在する。製造コストはほぼ同じだが、これは1万円切りで安いテレビゲーム6で客の目を引かせ、15,000円でより遊べるカラーテレビゲーム15の方を買ってもらう赤字覚悟の販売戦略のため。
「テニスA」「テニスB」「ホッケーA」「ホッケーB」「バレーA」「バレーB」「ピンポン」「射撃ゲーム」が収録されており、シングル/ダブルスの選択(射撃ゲームを除く)も合わせて、合計15種のゲームが遊べる。『スマブラ』でプレイしているゲームは「テニスB」。
「射撃ゲーム」以外は、1972年にアメリカのアタリ社より発売され世界で初めてヒットしたアーケードゲーム『PONG』を模倣したゲームとなっている[1]。任天堂のテレビゲーム業界参入は後発であったが、同じ模倣ゲームを販売する他社製品より安価で買えることが好評を博し、本機の開発で培った人脈は後のファミコン開発に活かされることになる。
備考
- 『スマブラ』に登場する要素の中で最も誕生が古い。なお、テレビゲーム15が登場する以前は、『スマブラDX』でフィギュアとして初登場したシェリフが最古参だった。
- 『スマブラSP』でアシストフィギュアとして登場するキャラクターの中では唯一、スピリットが存在しない。
- 光線銃シリーズと遠い縁がある。マグナボックス社Odysseyの別売コントローラーである光線銃セットの製造を、当時日本で光線銃シリーズをヒットさせていた任天堂に発注していたことが縁となり、カラーテレビゲーム15はOdysseyのライセンス製品として発売された。
脚注
- ↑ ちなみに『PONG』も同年マグナボックス社より発売された世界初の家庭用ゲーム機Odysseyの「テーブルテニス」の類似ゲームとして開発された経緯がある。
外部リンク