こどもリンク

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こどもリンク

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』のこどもリンク
デビューゼルダの伝説 時のオカリナ
(1998年11月21日/N64)
スマブラ
への出演
スマブラDXスマブラXスマブラSP

こどもリンク(Young Link)は、『ゼルダの伝説』シリーズに登場するキャラクターで、青年のリンクと区別するために『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でつけられた名称。ここでは、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』及び『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のリンクのことを指す。


概要

『ゼルダの伝説』シリーズにおいて少年のリンクと青年のリンクで名称の区別は無いが、『スマブラ』シリーズでは先に青年リンクが参戦したため、それと区別するために“こどもリンク”という名称がつけられた。第1作『ゼルダの伝説』や『神々のトライフォース』では、リンクは「少年剣士」と設定されているように、そもそもリンクは子どもであることが正道であり、青年リンクのほうがどちらかというと外伝であるとされている[1]

『時のオカリナ』のリンクは、コキリの森でコキリ族として育った少年で、コキリ族なら誰もが連れているはずの妖精を連れていなかった。毎日のように見る悪夢にうなされるある日の朝、森の守り神、デクの樹サマの使者として現れた妖精ナビィに導かれ、デクの樹サマにハイラルを救う運命にあることを聞かされ旅立つ。

ハイラルを救い元の時代に戻ったリンクの冒険を描いた後日談『ムジュラの仮面』では、旅の終わりで別れた妖精ナビィを探すために旅をしていたが、その途中、不気味な仮面をつけたスタルキッドに愛馬エポナと時のオカリナを奪われ、追いかけるうち異世界タルミナへと迷い込む。三日で滅ぶこの世界を救うため、時を操り三日間を何度も繰り返し奔走することとなる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ2作目の『スマブラDX』に隠しキャラクターとして初登場。発売後の2002年1月22日に公式サイトで参戦が発表された。『スマブラX』と『スマブラfor』には参戦していないが、トゥーンリンクに性能のコンセプトが継承されており、『スマブラfor』ではカスタマイズ必殺ワザで「炎の弓矢」が使えた。本人は『スマブラX』でシールとして出演した。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。

他のリンクとは違い、装備しているのは『時のオカリナ』序盤で入手できるコキリの剣[2]とデクの盾である。

声は、『時のオカリナ』で少年期のリンクを担当した瀧本富士子による原作で収録された音声が使用されている。

『スマブラDX』では青年リンクモデル替えキャラクターとして参戦した。パワーとリーチに優れるが運動性能に難がある青年リンクとは逆のリンクを作るというのが調整コンセプトであり[1]、パワーとリーチに欠けるが、優れた運動能力を持つ。『スマブラSP』でもこのコンセプトはそのままに、追加された最後の切りふだやアピール・登場演出などは過去作のリンクのものが継承されている。

アートワーク

ゲーム中の解説

[DXフィギュア名鑑] こどもリンク
リンクのこどもの時の姿。リンクが青年の姿で出る作品はあまり多くなく、むしろこどもの姿のほうが本当のリンクと言える。「時のオカリナ」では、マスターソードを使うには無理がある身の丈だったが、時の神殿の力により7年の時を超え、立派な青年になって正当な所持者となる。
  • ゼルダの伝説 時のオカリナ (N64)
  • ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 (N64)
[DXフィギュア名鑑] こどもリンク(SMASH)
リンクよりもふっとびやすく、コキリの剣使用時の攻撃力はやはり低め。しかし装備の軽さにより、リンク最大の弱点であるフットワークが軽やかになっている。小ささとあいまって、リンクと異なる個性がある。やや上級者向け。”ブーメラン”は、リンクよりも誘導性が高まっている。
  • B:炎の弓矢
  • 横+B:ブーメラン
[DXフィギュア名鑑] こどもリンク(SMASH)
身軽なため、三角飛びも使える。三角飛びは、空中でカベにぶつかった時に反対方向にスティックをはじくと使える。”ターゲットをこわせ!!”で思うぞんぶん練習できる。”回転斬り”は、地上でも連続ヒットするようになった。”爆弾”も、目立たないが連続ヒットしている。
  • 上B:回転斬り
  • 下+B:爆弾

使用ワザの名称一覧

  • 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
  • 『スマブラDX』のつかみのワザ名は「フックショット」で、『スマブラX』からは全ファイター「つかみ」で統一。
スマブラDX スマブラSP
弱攻撃 なぎ払い → 返し → 突き or 幻影突き なぎ払い → 返し → 突き or 幻影突き[3] → 幻影フィニッシュ
ダッシュ攻撃 たたき割り
横強攻撃 からたけ割り
上強攻撃 半月斬り
下強攻撃 草なぎ
横スマッシュ攻撃 スマッシュ斬り → 二段スマッシュ斬り
上スマッシュ攻撃 三段斬り
下スマッシュ攻撃 前後足もと斬り
通常空中攻撃 リンクキック
前空中攻撃 回転なぎ払い
後空中攻撃 二段蹴り
上空中攻撃 上突き
下空中攻撃 下突き
つかみ攻撃 つかみ柄殴り つかみ柄なぐり[4]
前投げ 蹴り飛ばし
後投げ 後方蹴り飛ばし
上投げ 投げ捨て斬り
下投げ ヒジ打ち
通常必殺ワザ 炎の弓矢
横必殺ワザ ブーメラン
上必殺ワザ 回転斬り
下必殺ワザ 爆弾
最後の切りふだ トライフォースラッシュ

動作などの元ネタ

ワザ

  • つかみ / 空中ワイヤー:フックショット
    • 『ムジュラの仮面』に登場するアイテム。
    • 『スマブラ』では『時のオカリナ』のデザインだが、原作では青年リンクでしか使うことができない。
  • 通常必殺ワザ:炎の弓矢
    • 『ムジュラの仮面』に登場するアイテム。「炎の矢」を「勇者の弓」で撃つ。
    • 氷を溶かしたり、燭台に火をつけることができる。 使用には魔力が必要。
    • 弓は『スマブラ』では『時のオカリナ』に登場する「妖精の弓」のデザインだが、原作では青年リンクでしか使うことができない。
  • 横必殺ワザ:ブーメラン
    • 初代『ゼルダの伝説』から登場するアイテム。当たった敵の動きを止める。弱い敵なら倒すことも可能。敵の落としたアイテムも取れる。
    • こちらも『スマブラ』では『時のオカリナ』のデザイン。ちなみに同作においては青年リンクでは装備できないアイテムとなっている。
  • 最後の切りふだ:トライフォースラッシュ SP
    • トライフォースを出現させて相手を拘束したり、最終段で両手を使った剣撃を見舞う一連の動作は、『ゼルダ無双』における子供リンクに近い。

その他

  • 下アピール:ロンロン牛乳を飲む
    • ロンロン牛乳は、ロンロン牧場などにいる牛の前でエポナの歌を聴かせると手に入れることができる回復アイテム。
    • 『スマブラDX』でアピールが終わるまで(飲み干すまで)に、中で最も時間を要するのは、原作ではロンロン牛乳は1回の使用では全体の1/2までしか消費することができない、ボリュームのある飲料だからか。ちなみに、『スマブラDX』ではこれが最も動作が長いアピール。
  • 横アピール:妖精を放つ SP
    • 出てくる妖精は『スマブラX』『for』のリンクの横アピールと同様、体から青白い光を放っているためナビィだと思われる。
    • 手の甲を上にして妖精を放つポーズは、『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』両作にある妖精と共に描かれたアートワークでも同じポーズを取っている[5]
  • 待機モーション:足を地に叩いて靴を整える / 周りを見渡す / 勝利演出:ベルトを整える
    • 『時のオカリナ』及び『ムジュラの仮面』の待機モーションと同じ。ちなみに『時のオカリナ』の青年リンクの時でも同じ仕草を取る。
  • 登場演出 SP
    • 『時のオカリナ』より、ダンジョンクリア後にダンジョン外へワープするときの演出。
    • 『スマブラ64』でのリンクの登場演出を受け継いでいる。
  • コキリの剣
    • 『時のオカリナ』から登場。コキリの森の宝物であり、こどもリンクが装備できる唯一の剣。見た目通りリーチが短く、攻撃力も青年リンクが装備できるマスターソードの半分しかない。
    • 『ムジュラの仮面』にも登場するが、デザインは変更されている。そちらでは鍛冶屋で剣を鍛えることができる。
  • デクの盾
    • 『時のオカリナ』に登場。コキリのお店などで入手できる子供専用の盾。原作では火が付くと燃えてなくなってしまう。

主な登場作品

脚注

  1. 1.0 1.1 速報スマブラ拳!! : こどもリンク
  2. 『ムジュラの仮面』にも登場するが、デザインが異なる。
  3. 『スマブラSP』で攻撃方法が変わったが、公式攻略本では『スマブラDX』と同じ表記。恐らく「幻影斬り」の誤植と思われる。
  4. ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
  5. 『時のオカリナ』のリンクとナビィ , 『ムジュラの仮面』のリンクとチャット
  6. 6.0 6.1 Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online + 追加パック』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。

外部リンク


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