KOFスタジアム
KOFスタジアム | |
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出典 | 餓狼伝説シリーズ THE KING OF FIGHTERSシリーズ |
収録された シリーズ | スマブラSP |
種類 | 追加コンテンツ |
箱・タル のデザイン | 木製 |
外部サイト の紹介記事 | キング・オブ・ザ・ファイターズ - 格ゲー.com 格ゲー用語事典 The King of Fighters (tournament) - SNK Wiki |
KOFスタジアム(キング・オブ・ファイターズスタジアム、King of Fighters Stadium)は、『スマブラSP』の有料追加コンテンツ第4弾として、2019年11月6日に配信が開始されたステージ。
概要
格闘ゲームにおける対戦ステージを直截的に表現したステージ。平坦で地続きでありながら段差やすり抜け床を一切持たない、という点はギミックOFF時のオルディン大橋に似ている。
ただしこのステージには左右の画面端に見えない壁が存在しており、ホームランコンテストのように一定以上のふっとび速度でファイターがぶつかることで壁を貫通してリングアウト=撃墜になるという専用ルールと言えるギミックがある[1]。
蓄積ダメージが高い・画面外に近いほど撃墜しやすくなるのは通常の対戦と同じだが、牽制程度の小ワザがほとんど撃墜につながらなくなるため、相手ダメージが低い時からの早期撃墜が見込める状況は相当に限られる。その代わりに、壁にバウンドすることを利用した追撃、いわゆる壁コンボが狙いやすくなっていたりもする珍しい点も[2]。
見えない壁はファイターのみ遮蔽するが、カベジャンプ・カベ張りつきは出来ない。アイテム・飛び道具が触れると画面外判定になってすぐ消滅[3]し、センサー爆弾などを貼り付けることもできない。ヘルパーキャラのみ通過してそのまま画面外に出られる。
KOが発生すると、リング内に設置された花火と奥側のスタジアムに設置されたカラースモークが上がり、スタジアム中央のネオン看板が光る演出が入るほか、背景のキャラクターがリアクションを取る。
背景に登場するキャラクター
背景には20人のKOF出場選手がギャラリーとして登場する。一度の対戦で3~4人登場するほか、特定の楽曲で対応するキャラクターが必ず登場するようになっている。なお、参加人数が5人以上の場合はギャラリーが登場しない。
戦場化・終点化
背景キャラクターや背景のKO演出は戦場化・終点化の状態でも登場する。
音楽
曲の一覧などは「音楽 (SP)#餓狼伝説」を参照
以下の楽曲が選択されると、その曲のテーマに合わせたキャラクターが必ず登場する。 タン・フー・ルー、ロック・ハワード、山崎竜二には対応曲が存在しない。
楽曲 | 登場するキャラクター |
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パスタ:餓狼伝説2 | アンディ・ボガード |
タイ南部の伝えたい新しい詩:餓狼伝説2 | ジョー・ヒガシ |
ソウルに行こう!:餓狼伝説2 | キム・カッファン |
ロンドンマーチ:餓狼伝説2 | ビリー・カーン |
ギースにしょうゆ:餓狼伝説SPECIAL ギースにしょうゆ -KOF XIV ver.- |
ギース・ハワード |
ね!:KOF '94 | ブルー・マリー キング ユリ・サカザキ |
DESERT REQUIEM ~Operation02UM~:KOF 2002 UM W.W.III -KOF XIV ver.- IKARI -KOF XIV ver.- |
ラルフ・ジョーンズ クラーク・スティル |
ESAKA!!:KOF 2002 UM Esaka Continues...:KOF XIII Yappari ESAKA:KOF XIV |
草薙京 大門五郎 |
嵐のサキソフォン2:KOF '96 | 八神庵 |
New Order -KOF XIV ver.- | 草薙京 八神庵 |
Tame a Bad Boy:KOF XIII | キム・カッファン チャン・コーハン チョイ・ボンゲ |
森の世界:アテナ サイコ・ソルジャーのテーマ サイコ・ソルジャーのテーマ 海外版 |
麻宮アテナ |
ART OF FIGHT:龍虎の拳 龍虎の拳 Ver.230000000.0:餓狼伝説SPECIAL |
リョウ・サカザキ ユリ・サカザキ |
原作
「キング・オブ・ファイターズ」は、『餓狼伝説』『龍虎の拳2』や『THE KING OF FIGHTERS』に登場する格闘大会。『THE KING OF FIGHTERS』シリーズは、『餓狼伝説』における「キング・オブ・ファイターズ」が題材の大元となっている。『龍虎の拳2』は『餓狼伝説』と同じ舞台、かつ過去の話というつながりがシリーズ通して存在する。
『餓狼伝説』では黒幕のギース・ハワードが主催するサウスタウン裏社会の格闘大会で、仇討ちのために彼への足取りを探していたテリー・ボガードとアンディ・ボガードの兄弟が大会に出場する、という筋書き。ギースの死後も、主人公に関心を引かせるために別の人物が同名の格闘大会を開催する、ということが何回か繰り返されている。
『THE KING OF FIGHTERS』では、謎の人物からの招待状を受けた格闘家が3人チームを組んで集う世界規模の大会で、年によっては中継放送もされるほど、表世界にも進出している。ちなみに大会名は初期の作品だと『餓狼伝説』と同じ「キング・オブ・ファイターズ」だが、『KOF 2000』頃から作品タイトルと同じ冠詞が付いた「ザ・キング・オブ・ファイターズ」となっており、表記ゆれがある。
ステージの外観は『KOF』シリーズの統合解釈によって作成された『スマブラ』オリジナルに近いが、歴代『KOF』シリーズに恒例的に登場したスタジアムステージの要素が部分的に確認できる。芝生の上に敷かれたリングステージは『KOF XIV』、リング中央に大会ロゴや背景に巨大スクリーンが設置されているのは『KOF '96』の外観に似ており、『KOF XII』の物はスクリーンの上に大会の看板が設置されているという共通点もある。
見えない壁は、『リアルバウト餓狼伝説』でステージ端の障害物が破壊されると、外側に転落してリングアウト負けするようになるというシステムに因んでいる[5]。
備考
- スタジアム内にある看板の中には、以下のようなイースターエッグがある。
- FATAL FURY:『餓狼伝説』の英題。3パターンあり、うち一つはテリーなどが帽子にかぶっている物と同デザインのロゴ、もう一つはテリーの後ろ姿のシルエットがある。
- REAL BOUT、REAL BOUT SPECIAL:『リアルバウト餓狼伝説』『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』から名前が取られている。
- AlphA、AREX:初期の『THE KING OF FIGHTERS』シリーズの一部ステージに登場する広告のブランドロゴ。配色は、『KOF '97』のモナコステージの物と同じ。
- Future Is Now:SNKのキャッチフレーズ。背景のロゴは「SNK」ならぬ「SSB」(SSBは海外におけるスマブラの略称)。
- NEO CHALLENGER:ネオジオとNEW CHALLENGERを掛けた言葉遊び。ロゴもネオジオ風。
- ステージの右端にカメラを向けると、「Welcome to Super Smash Bros. Ultimate」と書かれた横断幕を見ることができる。この横断幕に描かれている『KOF』のロゴは、『KOF '96』における大会ロゴがモチーフになっている。ちなみに、『KOF '96』の新・怒チームステージにも、これに似た横断幕が掲げられている。
- フィールドに引かれたラインやゴールポストが設置されていることから、元はアメリカンフットボールのスタジアムだったことを伺わせる。
脚注
餓狼伝説シリーズ | |
ファイター | テリー:SP |
ステージ | KOFスタジアム |
音楽 | 餓狼伝説シリーズの音楽の一覧 |
スピリット | 餓狼伝説シリーズのスピリットの一覧/対戦データ |
関連シリーズ | SNKのゲームシリーズ一覧 |