セフィロス (SP)

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曖昧さ回避 この項目では、『スマブラSP』のファイターとしてのセフィロスについて説明しています。このキャラクターの原作での活躍、アクションの元ネタなどについては「セフィロス」をご覧ください。
セフィロス

出典ファイナルファンタジーシリーズ
種類追加コンテンツ
参戦ナンバー78

セフィロス(Sephiroth)は、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に登場するファイター。参戦ナンバーは78。

2020年12月11日(日本時間)にオンラインイベントとして開催された『The Game Awards 2020』で公開されたムービー『片翼の天使』で、追加コンテンツ第8弾として参戦することが発表された。その1週間後の12月18日に放送された紹介動画『セフィロスのつかいかた』にて配信時期が発表され、期間限定モード「セフィロスチャレンジ」のクリアでセフィロスが使用可能になる先行配信が即日開始、本配信は12月23日に開始された。


ファイター性能

長刀「正宗」による圧倒的リーチと強力な攻撃魔法、そして自身が不利になると強化状態になる「片翼」を有する、立ち回りの圧倒的なプレッシャーが特徴的なファイター。

正宗を使った通常ワザは長い刀身により相手の接近を許さず、複数人に当てることが可能。他の剣士系ファイターにない特徴として、ワザによってスイートスポットが2種類に分かれており、斬撃は中間よりやや遠目、刺突は先端が最も威力が高い。

攻撃魔法による通常必殺ワザは溜めた段階ごとに3種の飛び道具に変化し、射程距離を犠牲に威力が大きく増す。最大溜めの「ギガフレア」は39%もの大ダメージを前方広範囲に与える凄まじい大技で、崖際での復帰阻止や、シールドブレイクなどで無防備な状態になった相手を文字通り早期撃墜に至らしめる威力を持つ。
もう一つの攻撃魔法である横必殺ワザは、ヒットすると時間経過で収束・爆発する球を付着させる物で、ガードを強要させてシールドブレイクやシールド漏れなどといった手詰まり状態に追い込んだり、他のワザでふっとばした後に勝手に追い打ちしてくれる悪賢い使い方ができる。
またカウンターワザである下必殺ワザは、ダメージ反射倍率が高いうえに攻撃を受けなくても反撃を取る、強力かつ低リスクな対抗手段であり、相手を警戒させられる。

さらにこれらの攻撃ワザはすべて、蓄積ダメージが一定以上溜まると発動する「片翼」によって強化される。片翼はワザのダメージ増加やスマッシュ攻撃のヘビーアーマー付与の他にも、移動スピード増加や空中ジャンプ1回追加といった恩恵も受け、復帰面でも大きな強化が得られる。スコア・ストック差で不利になると片翼が発動しやすくなので、逆転のチャンスが生まれる。

このようにセフィロスは他のパワーファイターを凌駕するワザの数々を持ち、重量級ファイターすらも手早く撃墜を狙うことが出来る。しかしそれは「攻撃を当てた時に得られるリターン」という視点から見た話であり、その代償である欠点とそのリスクは非常に重大なものである。

まず、通常ワザはが大きい上に持続が短い物が殆どで、攻撃範囲も一部のワザを除き細い物が多めなので、攻撃を当てる事自体が難しくなっている。さらにスイートスポットで当てるには適度に間合いを取る必要もあるため、必然的に相手の動きを読んで繊細に位置取りをする必要がある。
必殺ワザで出す飛び道具も同様に隙が大きいことに加え、元が強力なのもあって反射されるとこちらが致命傷を負うことになる。
下必殺ワザも背後からの攻撃を防御できず、反撃は飛び道具扱い、かつ一部の大技を防御すると反撃が出ないという欠点が存在する。

そしてこの種のパワーファイターとしては異常なまでに重量が軽いという、これらの短所から直結する弱点まで存在するため、常にリスクを背負った状態であることを考えながら立ち回らなければいけない。

総括すると、重い一撃でプレッシャーを与え続ける重量級的なワザを多く揃えつつも極端に打たれ弱い、リスク・リターンが極大化した型破りな性能になっている。
熟達した相手の集う戦場を真の意味で支配するには、ワザの強さに溺れず、敵の動きを予測した冷静な立ち回りと、命中率が安定する程度の操作精度が求められる。

長所と短所

  • 長所
    • 大太刀はシモンリヒターの鎖鞭すら上回る最長クラスの打撃リーチで、相手の牽制や、場外にふっとんだり後退する相手への追撃で非常に有利。さらにこれらの攻撃は重量級に迫る威力を持つものばかり。
    • 強力な攻撃性能を誇る飛び道具通常必殺ワザ「フレア / メガフレア / ギガフレア」と横必殺ワザ「シャドウフレア」)を持つ。
      • 通常必殺ワザは3段階の溜めで威力が大幅に上昇。特にギガフレアは最後の切りふだクラスの凶悪な威力を誇る。
      • 横必殺ワザはヒット後に時間差で自動追撃が発生するため、相手の立ち回りを狂わせる事ができる。
    • ダメージ反射倍率が高いカウンターワザ下必殺ワザ「閃光」)を持つ。威力が高すぎる攻撃はカウンターできない制限があるが、低ダメージの攻撃でも高威力の反撃が見込める。また、攻撃を受けなくても反撃をするのでリスクが小さい。
    • 蓄積ダメージが一定以上溜まると「片翼」が発動し、元から高いワザ攻撃力や、移動性能が強化される。特に空中ジャンプが1回追加されることにより、復帰力も上昇する。
      • なお、片翼は得点/ストック差で不利なほど早めに発生するため、早期撃墜をされてしまっても挽回の余地を持ちうる。


  • 短所
    • 全体的にワザの前後が大きい割に、持続が短く範囲が細長いワザが多いため、すばしっこく動き回る相手に攻撃を当てることが難しい。
      • 加えて最大威力を発揮する距離が限られており懐に入られると威力を軽減されやすいため、マルスと同様、適切な間合いを保つために繊細な位置取りが求められる。
      • 飛び道具系のワザも同様にあまり牽制向きでない。吸収ワザを持つ相手は横必殺ワザの自動追撃を逆用してくる可能性がある他、通常必殺ワザは反射によるカウンターが特に致命的になりやすい。
    • 重量が非常に軽い上に、身長も高くコンボ耐性が低い…と、総合的な防御パラメータは最下位クラス。
      しかも気軽に振れるワザが非常に少ないため立ち回りに重量級特有のノウハウを高度に要求する。それをしくじれば、片翼の恩恵を受けるどころか何もできないまま撃墜されることすらある。
      • よって差し合いが重視される1on1では、相手だけでなく自分にもシビアな立ち回りを強いられる。着地狩りは比較的有利な方だが、攻めを継続する事自体が難しく、リスクと向き合った状態になりやすい。
    • カウンターワザの「閃光」は背後からの攻撃には反応できない。また、反撃は飛び道具扱いのため反射ワザ(特に反射判定が付随する打撃ワザ)には一方的にやられてしまう。
    • つかみのリーチが短いうえ、投げの威力が弱く連係もしにくい。剣士系のファイターは投げが弱いという共通の短所があるが、それらと比較しても性能は悪い。
    • 通常状態の復帰力があまり高くない。上必殺ワザ「一閃 / 八刀一閃」は縦横自由に動けるが移動距離は長くなく、溜めて出すと非常に大きな隙を晒してしまう。

片翼

セフィロスは蓄積ダメージが一定以上になると片翼が出現し、以下の性能が強化される。出現条件である蓄積ダメージのしきい値は、ストック・スコアの得点差や相手の蓄積ダメージによって変動し、自身が不利状況だとしきい値が低下、有利状況だと上昇する。得点差がイーブンの時では、80%が基準値となる。

また、片翼は自身が撃墜されると消失する他、相手を撃墜したり一定値以上のダメージを与えることでも消失する。消失条件も出現条件と同様に試合の状況によって変動し、片翼が出現した時の得点差によって決まる。一度片翼が消失すると、そのストック中は片翼が再出現しなくなる。

  • 片翼の効果
パラメータ 増加倍率
歩行速度 1.15倍
ステップ速度 1.2倍
走行速度 1.25倍
空中横移動速度(最大速度) 1.2倍
落下速度 1.05倍
重力 1.03倍

運動技能

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ジャンプ回数 2 / 3(片翼時)
カベジャンプ ×
カベ張りつき ×
しゃがみ歩き ×
各種運動性能の詳細についてはカテゴリ:パラメータの各ページを参照のこと。
他にもアクションから各種ページにてより詳しくご覧いただけます。

更新履歴

Ver.11.0.0
  • 非公開その他上必殺ワザ
    • 【一閃】ベクトルが 後方基準で73° から 前方基準で107° に変更された。
      • 立ちふっとび時の強制反転に影響を与えるが、基本的には変化なし。
    • 【八刀一閃】連ヒット時の敵引き寄せX位置が 12.0 から 5.0 に変更された。
      • 相手を引き寄せる位置がセフィロスの近くに変更されたため、一部状況で相手が高速でふっとぶ現象が発生しにくくなった。
  • 強化下必殺ワザ
    • 【当身, 〆】判定サイズが 9.0 から 11.0 に拡大した。
    • 【カウンター, 〆】判定サイズが 16.0 ~ 22.0 から 18.0 ~ 24.0 に拡大した。
      • カウンター成功時の判定サイズは、カウンターした攻撃判定のダメージ量によって変化する。
Ver.12.0.0

変更点確認されず。

Ver.13.0.0

変更点確認されず。

Ver.13.0.1

変更点確認されず。

ワザ

アピール

  • 上アピール
    「来るがいい」と手招きして挑発。
  • 横アピール
    逆手持ちで刀を高く構える。剣道で用いられる構えの一つ「霞の構え」が基になっている。
  • 下アピール
    体を前に傾かせ、笑い声と黒いオーラを発する。
上アピール 横アピール 下アピール


待機モーション

  • 逆手持ちで刀を構える。
  • 体を斜めに向く。


登場演出

黒いオーラを放ちながら地に降り立つ。

勝利演出

セフィロスの勝利演出は他のファイターと異なり、燃え上がる炎の中が背景となる。また、ファンファーレ後は対戦結果BGMが流れず、炎の環境音が流れ続ける特殊なループになっている。
また全ての勝利演出はクラウドが相手にいる場合、「思い出にはならないさ」と台詞を発することがある。

  • 勝利ファンファーレ:『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』「再臨:片翼の天使 ~Advent: One-Winged Angel~」のアウトロ
    • ポーズ:十字ボタン←
      妖しい笑い声と共に背後から顔を目を向ける。その後、炎の中へと歩き姿を消す。
    • ポーズ:十字ボタン↑
      正面を睨みながら、「何度でも導いてやろう」。
    • ポーズ:十字ボタン→
      「その痛みで私を思い出せ」と刀を振りながら背を向けると共に、片翼が発現する。
    • チーム乱闘での勝利について
      所属チームが勝利し、かつセフィロスの個人スコアが1位だった場合の勝利演出は、個人戦と同じく味方のファイターは映らない。味方のスコアが上回った場合は、背を向けたまま佇む専用のポーズを取る。
勝利演出・左 勝利演出・上 勝利演出・右 味方勝利時

リザルト画面の拍手


カラーバリエーション

通常/黒
通常/紫 『FFVII』本編のクラウドや一般的なソルジャー・クラス1stの制服を意識した配色。
通常/緑 配色に緑と黄色が含まれている点が共通しているため、リバース・セフィロスを意識しているのかもしれない。
通常/茶 ソルジャー・クラス2ndの制服を意識した配色。
通常/灰 色の明度を上げると白くなるため、宝条などセフィロスのルーツに関する神羅カンパニーの科学者が着けている白衣、もしくは、セフィロスと関わりの深い『FFVII AC』のシャドウクリーパーバハムート震、『FFVII リメイク』のフィーラーといった灰色のクリーチャーを意識しているのかもしれない。
通常/紺 『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』でのソルジャー・クラス3rdの制服を意識した配色。
半裸/黒 『FFVII』最終決戦時の姿。デザインは1Pカラーと同様『FFVII AC』に準拠している。PSP版『ディシディア ファイナルファンタジー』ではフォームチェンジ(コスチューム変更)でこの姿になるアナザーフォーム「ベリオルクローズ」が存在する。
半裸/赤紫 ズボンの色は、アーケード・PS4版『ディシディア ファイナルファンタジー』における2Pカラーのロングコートに近い。また、赤系統色の衣装に黒いベルト、金の金具という配色が共通しているため、『FFVII リメイク』のエアリスのジャケットを意識しているのかもしれない。

コンボ

コンボ

基本コンボ

  • 始動ワザ:空N
    • 【低%】空N → 横強
    • 【低%】空N → (SJ) → 空N → 空N
    • 【低~中%】空N → 空前 or 空後
  • 始動ワザ:空前
    • 【低%】空前(根本) → 弱 or 掴み
  • 始動ワザ:空上
    • 【40~50%】空上 → 上強
  • 始動ワザ:後ろ投げ
    • 【低%】後ろ投げ → 空後
      • 相手がセフィロスの向いている方向にベクトル変更した場合、70%ほどでの始動でも確定し、位置次第では撃墜も狙える。
  • 始動ワザ:上投げ
    • 【低%】上投げ → 空N
      • ヒット後は更に空Nや空上で追撃を狙える。
  • 始動ワザ:下投げ
    • 【低%】下投げ → 空前 or 空後 or 横B
      • 相手が内側にベクトル変更した場合確定帯が広くなり、崖際ではステップキャンセル反転J後空中攻撃で撃墜を狙えることもある。

シャドウフレア(横B)応用撃墜コンボ

シャドウフレアを相手に付着させた状態で狙える撃墜コンボ。爆発のタイミングをしっかり把握する必要がある。

  • 始動ワザ:空N
    • 【低%】空N → (SJ) → 空N → (大J)空前 → (シャドウフレア爆発) → (空J)空前 or 上B(溜め)
      • 片翼」発動中は空前〆でも撃墜を狙える。
  • 始動ワザ:後ろ投げ
    • 【低%】後ろ投げ → (シャドウフレア爆発) → 上B(溜め)
    • 【30~70%】後ろ投げ → (シャドウフレア爆発) → 空後
  • 始動ワザ:上投げ
    • 【0~10%】上投げ → 空N → 空N → (シャドウフレア爆発) → 上B(溜め)
    • 【低%】上投げ → 空N → (シャドウフレア爆発) → 上B(溜め)
  • 始動ワザ:下投げ
    • 【15~30%】下投げ → 空前 → (シャドウフレア爆発) → 空後
    • 【40~50%】下投げ → (シャドウフレア爆発) → 空後

連係

台利用連係

"戦場"や"ポケモンスタジアム2"などの台を利用した連係。

  • 始動ワザ:空N
    • 【中%】空N → 空上(先端、台に着地) → 上強
      • 片翼」発動中は撃墜も狙える。
  • 始動ワザ:後ろ投げ
    • 【低%】後ろ投げ → (台でダウン) → 横B(ダウン連) → 弱(ダウン連) or 上強 or 空N
  • 始動ワザ:上B
    • 【低%】上B(溜めなし) → (台でダウン) → 横B(ダウン連) → 弱(ダウン連) or 上強 or 空N

1人用ゲームモード攻略

勝ちあがり乱闘

支配する者達
ROUND 1
ボス戦 遺跡平原 咆哮/リオレウス
ROUND 2
ボス戦 基地 ボスバトル(スマブラX)
ROUND 3
ボス戦 謎の空間 vs.マルク
ROUND 4
ボス戦 ドラキュラ城 Nothing to Lose
Black Night
ROUND 5
ボス戦 ガノン城 厄災ガノン戦・第二形態
ROUND 6
ボス戦 終点 ギガクッパ
BONUS GAME
BOSS &
ボス戦 北の大空洞 (終点化) 片翼の天使
元ネタ・備考
  • セフィロスがラスボスであることになぞらえて、「勝ちあがり乱闘」のボス敵が全て出現するボスラッシュとなっている。
  • 「勝ちあがり乱闘」において、ギガクッパ戦が連戦になっていないのはこのルートのみ(他にギガクッパが出現するルートはいずれもクッパからの連戦)。
  • "終点"以外のステージでマスターハンド&クレイジーハンドと戦うルートのひとつ。
  • 唯一、"終点"を最終ラウンド以外でしか使用しないルート。

組み手

公式スクリーンショット

脚注

外部リンク


ファイター (SP)
01-12 マリオ - ドンキーコング - リンク - サムスダークサムス - ヨッシー - カービィ - フォックス - ピカチュウ - ルイージ - ネス - キャプテン・ファルコン - プリン
13-26 ピーチデイジー - クッパ - アイスクライマー - シーク - ゼルダ - ドクターマリオ - ピチュー - ファルコ - マルスルキナ - こどもリンク - ガノンドロフ - ミュウツー - ロイクロム - Mr.ゲーム&ウォッチ
27-44 メタナイト - ピットブラックピット - ゼロスーツサムス - ワリオ - スネーク - アイク - ポケモントレーナー (ゼニガメフシギソウリザードン) - ディディーコング - リュカ - ソニック - デデデ - ピクミン&オリマー - ルカリオ - ロボット - トゥーンリンク - ウルフ
45-63 むらびと - ロックマン - Wii Fit トレーナー - ロゼッタ&チコ - リトル・マック - ゲッコウガ - Miiファイター (格闘剣術射撃) - パルテナ - パックマン - ルフレ - シュルク - クッパJr. - ダックハント - リュウケン - クラウド - カムイ - ベヨネッタ
64-69 インクリング - リドリー - シモンリヒター - キングクルール - しずえ - ガオガエン
70-82
(DLC)
パックンフラワー - ジョーカー - 勇者 - バンジョー&カズーイ - テリー - ベレト/ベレス - ミェンミェン - スティーブ/アレックス - セフィロス - ホムラ/ヒカリ - カズヤ - ソラ
ファイナルファンタジーシリーズ
ファイター クラウド:for/SP - セフィロス:SP
ステージ ミッドガル - 北の大空洞
その他の出演 エアリス - チョコボ - ティファ - バレット
音楽 ファイナルファンタジーシリーズの音楽の一覧
スピリット ファイナルファンタジーシリーズのスピリットの一覧/対戦データ