「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」の版間の差分
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2018年11月2日 (金) 02:15時点における版
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(英題: Super Smash Bros. Ultimate)は、2018年12月7日にNintendo Switchで発売を予定している、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの6作目(『スマブラfor』は3DSが4作目、Wii Uが5作目)。公式の略称は『スマブラSP』。海外での略称は『SSBU』。発売は任天堂。開発はソラ、バンダイナムコスタジオ。
本作では、これまでの『スマブラ』に登場した65体のファイターが「全員参戦」、ステージ・アイテム・サウンドも「スマブラ史上最大規模」を謳っており、名立たるシリーズが一堂に会する、ゲーム業界では最大のコラボ作品になり得るとされており[1]、まさにスペシャルの名にふさわしい物量となっている。
ファイター
これまで登場した65体のファイターが全て参戦することに加えて、新規ファイター11体が登場し、計76体のファイターが参戦した。さらに、追加ファイターの制作が発表されている。
本作では公式によりファイターにスマブラへの参戦順から成る番号が割り振られている。参戦した作品が同じファイター間の番号の優先順位は明らかではないが、次のものと一致している。
- 1番から12番までに割り当てられている、『スマブラ64』から参戦したファイターは、基本ファイターはキャラクターセレクトの並び順で、隠しファイターはルイージを始めとし、残りは解放条件の優先度順と一致している。
- 13番から26番までに割り当てられている、『スマブラDX』から参戦した基本ファイターは、E3 2001で紹介されたムービー(これは諸事情により製品版のオープニングムービーとは異なる)での登場順、隠しファイターは『スマブラDX』で出現させるための対戦回数が少ない順と一致している。
- 27番から44番までに割り当てられている、『スマブラX』から参戦したファイターは、「E3 2006ムービー」での登場順及びスマブラ拳!!での紹介順と一致している。
- 45番から63番までに割り当てられている、『スマブラfor』から参戦したファイターは、参戦が発表された順番と一致している。
ファイターの内、他のファイターを基に作られたものは「ダッシュファイター」とし、番号は元となったファイターの番号に「'」を付記したものとなっている。以下の一覧では、参戦が発表された順番で記載する。
本作で初参戦したサードパーティーからのゲスト出演は、シモンとリヒターの2体。
歴代参戦ファイター(65体) | |||||||||||||||
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01 マリオ |
02 ドンキーコング |
03 リンク |
04 サムス |
05 ヨッシー |
06 カービィ |
07 フォックス |
08 ピカチュウ | ||||||||
09 ルイージ |
10 ネス |
11 キャプテン・ファルコン |
12 プリン |
13 ピーチ |
14 クッパ |
15 アイスクライマー |
16 シーク | ||||||||
17 ゼルダ |
18 ドクターマリオ |
19 ピチュー |
20 ファルコ |
21 マルス |
22 こどもリンク |
23 ガノンドロフ |
24 ミュウツー | ||||||||
25 ロイ |
26 Mr.ゲーム&ウォッチ |
27 メタナイト |
28 ピット |
29 ゼロスーツサムス |
30 ワリオ |
31 スネーク |
32 アイク | ||||||||
33-35 ポケモントレーナー (ゼニガメ - フシギソウ - リザードン) |
36 ディディーコング |
37 リュカ |
38 ソニック |
39 デデデ | |||||||||||
40 ピクミン&オリマー |
41 ルカリオ |
42 ロボット |
43 トゥーンリンク |
44 ウルフ |
45 むらびと |
46 ロックマン |
47 Wii Fit トレーナー | ||||||||
48 ロゼッタ&チコ |
49 リトル・マック |
50 ゲッコウガ |
51-53 Miiファイター (格闘タイプ - 剣術タイプ - 射撃タイプ) |
54 パルテナ |
55 パックマン | ||||||||||
21' ルキナ |
56 ルフレ |
57 シュルク |
28' ブラックピット |
58 クッパJr. |
59 ダックハント |
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60 リュウ |
61 クラウド |
62 カムイ |
63 ベヨネッタ |
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新規参戦ファイター(11体) | |||||||||||||||
64 インクリング |
13' デイジー |
65 リドリー |
66 シモン |
66' リヒター |
25' クロム |
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04' ダークサムス |
67 キングクルール |
68 しずえ |
60' ケン |
69 ガオガエン |
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追加ファイター(1体) | |||||||||||||||
70' パックンフラワー |
スマブラforからの変更点
詳細は「スマブラforからの変更点」を参照
公式サイト
詳細は「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALの公式サイト」を参照
開発の経緯
本作は、『スマブラfor』の追加コンテンツを制作していた2015年12月に最初の企画書が完成し、その後にスタッフを集めて制作が開始された。桜井政博は当初、ゲームシステムを別のものにするか、前作までの延長線上にするかを検討したが、ファイターの全員参戦を実現させるため、後者の案を選ぶことにした[2]。全員参戦の実現には、『スマブラDX』を除き、制作体制を一から構築する必要があった過去作とは違い、前作と同じバンダイナムコスタジオが開発を請け負ったことも背景にある[3]。
様々なコンテンツの応援、宣伝になる側面を持ち、コラボ企画として他コンテンツに与える影響が大きい『スマブラ』は、次回作が出る可能性は常にあり得る。しかし、非常に多くの工程を要し、さらにキャラクターの版元から了承を得る必要もあるファイターの制作は困難であり、全てのファイターが参戦するのは本作が最後になるであろう[4]とされている。その点は将来新たな『スマブラ』が制作される場合に懸念されることを認識[5]しながらも、全員参戦を実現できる最大の機会は今でしかない[6]と、今回の企画に至った。
年表
- 2018/11/1
-
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.11.1』にて新規ファイター「ケン」「ガオガエン」、追加ファイター「パックンフラワー」の参戦などが発表される。
- あらかじめダウンロードが開始される。
- 2018/9/14
-
- 『Nintendo Direct 2018.9.14』にて新規ファイター「しずえ」の参戦が発表される。
- 2018/8/8
- 2018/7/13
-
- 日本において本作の予約受付が始まる。
- 2018/6/13
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- 『Nintendo Direct: E3 2018』にて、本作の正式タイトルや発売日など、多くの続報が公開される。
- 新規ファイターとして「インクリング」「デイジー」「リドリー」の参戦が発表される。
- 公式サイトがリニューアルされ、参戦ファイターの閲覧やサウンドの試聴などが可能になる。ただし、この時点では「ステージ」「アイテム」のページはまだ見ることができない。
- 2018/3/9
ギャラリー
- スマブラSP パノラマ.png
ファイター全員集合のメインビジュアル(2018年6月13日公開版)。
備考
- 本作が発表される前の2017年11月12日、任天堂は『大乱闘スマッシュブラザーズ』を含むいくつかのロゴの商標を提出した[7]。2018年4月18日には、『スマブラ』のシンボルのほか、『スターフォックス』や『F-ZERO』などシリーズに所縁のあるタイトルを含む商標が提出された[8]。
脚注
- ↑ Nintendo Direct: E3 2018 - YouTube
- ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.557
“まず最初に、ゲームシステムをガラリと別の物にするか、いままでの延長線上にするかを考えましたが、結果的には後者を選んでいます。でないと、ファイター数は3分の1程度になっていたでしょうね。” - ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.558
“ハル研究所で作っていた初代『スマブラ』→『スマブラDX』以外の過去シリーズは、会社やチームの構築などをイチから始めていました。つまりその準備時間もかかってしまうという。でも今回は引き継ぎなので、アドバンテージがありました。これも、“全員登場”に踏み込めた理由のひとつです。” - ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.558
“「いままでのファイターが全員出る」というのはさすがに最後だと思います。未来はどんな可能性もあるから言い切れませんが、こればかりはないのではないかと。ゲーム制作のコストは上がる一方です。多くの期間、人材、コストがかかります。単なる移植に見えても、その裏ではとんでもない工数がつぎ込まれています。さらに『スマブラ』の場合、ただ作ればよいだけではなく、各版元の監修を受け、了承を得る必要があります。本作のコンセプトと版元の要求が異なる場合、どんなに時間やコストがかかろうともうまくまとめる必要があります。事実、全ファイターの許諾はギリギリで、実現が危ういところもありました。” - ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.559
““全員参戦”はその時点で大きな反響を持って迎え入れられるのだけど、今後のシリーズの可能性をつぶすパンドラの箱なのかもしれません。” - ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.558
“理想と現実の差は大きいですが、現実で物を作る我々が、夢のようなことをするには条件や勝機が必要です。(中略)思い切り手を伸ばせば、夢の“全員参戦”が叶えられるかもしれない。これを実現可能性があるとしたら“いま”だけだ!! ……と考え、今回の企画に至っています。” - ↑ Japanese Nintendo ー Nintendo Switch, 3DS, Wii U and Mobile.
- ↑ 商標速報botさんのツイート
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